物語の"敵"について
こんばんは。柳です。
今期のアニメもそろそろ終わりで切なくなってきましたね。
わたてんが終わってしまったら何を励みに生きればいいのだ…ッ
はい。今回はそんな2019年冬期アニメを観ていて全体的に感じたもの、物語に欠かせない"敵"について少しお話しさせていただきます。
・私が今期みているアニメの敵
からくりサーカス 才賀貞義
ジョジョの奇妙な冒険 プロシュートアニキ
SAO アリシゼーション アドミニストレーター
荒野のコトブキ飛行隊 イサオ
ブギーポップ 統和機構
逆転裁判 美柳ちなみ
とある魔術の禁書目録 フィアンマ
かぐや様は告らせたい 藤原書記
同一作品でいろいろ出ています。
本当にいろいろな敵がいました。
・いい敵と思われる要素① 予感
いくら設定的に強くても、物語的にポッと出てきたキャラはあまりすごい敵とは認識できないのかなと思いました。
例えばSAOのキリトとユージオが丹下桜と会話した後出てきて初めて戦った敵キャラ
炎のエフェクトとかとてもかっこよかったのですが、こいつはどれだけ強いんだろうの疑念を持ったままの戦闘になったためあまり勝ったところですごいなぁと思うことはなかったです(あくまで個人の見解です)
逆にジョジョはその辺がうまいなーと
あっ次に来るのはこいつらか、とか
なんかヤバそう主人公たち勝てるのかな、とか
自然に思わせてくれるのでいい敵として映るのかなと思います。
物語の盛り上がりのための手段としてこれはあるのかなという私なりの見解です。
必ずしも敵で作る必要はないけれど、この要素に敵が使われた場合そのキャラは映えるんだと思います。
・いい敵と思われる要素② 信念
敵の行動に過去や信念があるといい敵だなって思います。
主人公と敵対している理由。主人公が良しとしている部分と敵が良しとしている部分の違い。
そしてそれにどうしてそう考えるようになったかが加わればより説得力のある行動になって人間味が出てくるのかと思います。
それが禁書目録のように「世界はこうあるべきだ」というでかい思想対立とか
ジョジョのように「誰が生き残るべきか」という小さい対立とか色々あります。
この辺が見ててわかりやすいと一層物語に引き込まれるので、そういう作品はすごいなと思います。
・いい敵と思われる要素③ 強さ
設定の強さではなく、物語の展開による強さの演出です。
見ていて「これはどうしようもないだろう」と思うくらいの強さ。
視聴者の抱く「どうせ主人公が勝つんでしょ」という考えをどう崩すか。
「いや、こんなん勝てないでしょ。展開が読めない」ってくらい圧倒的な敵は名敵が多い気がします。
例えばジョジョ4部の川尻早人とか。
(ジョジョばっかやんってしかたないでしょ!うまいんだから!)
主人公が一回負けるとかの演出はとてもわかりやすいです。
ただし"なぜ見逃したのか"の説明に説得力は必要ですが…
・まとめ
魅力的な敵に必要なものは
予感 : 期待
信念 : 納得
強さ : 絶望
全部必要というわけではないしどれか一つでもいいというわけでもない。要素的にまだ見えてない部分は絶対あると思う。
とりあえず今感じているものを備忘録として。
脈絡もなく思いつきで書き連ねてしまいましたが、要約するとジョジョはすごく敵を描くのがうまいと思いました、ということです。
今期終わりっ
来期もたのしい期になりますように!