SAOについてアニメしか追ってないモブが語る
こんばんは。やなぎです。
今期放映中のアリシゼーション。観てていいなと思う点がいろいろあったので少し整理してみようかと。
(基本的な設定の部分にはなりますがネタバレも少しあるのでご注意を)
・SAOとは?
ソードアートオンラインという川原礫さんの小説。主人公キリトがいろんなゲームの世界で頑張るお話。
私が知ったのはアニメで、その斬新でかつ分かりやすい面白さに1話ながらぎゅーんと心を掴まれました。
・圧倒的な第1話
主人公はゲームの世界にいます。
ゲームでの死は現実世界の死となります。
全てクリアするまで現実世界には戻ることができません。
さあ、ゲームではなくなったゲームの世界で君達はどう生きるのか
シンプルに言ってしまえば第1話はそれだけなのですが、その斬新でかつ分かりやすい絶望をフルスイングでぶつけてきます。
私たちが普段楽しんでいるゲーム、それがもし仮にゲームオーバーで本当に死ぬとしたらあなたはどうしますか?
という問題提起でもあるのではと私は思います。
そしてその問いかけは今までたくさんゲームを楽しんできた私のような人に突き刺さります。
自分だったらこうする、なんて思わせられたらもうキマリ。視聴者を作品の中に引きずり込んでいきます。
そこで臆病にリスクを冒さないもの。立ち上がるもの。
ゲームの世界でありながらまさに人間としての選択が垣間見える。
いつのまにか作品としての視点とゲームとしての視点が混同している。作品という嘘をゲームという嘘で隠し、同じ視点に立たせる。
だからこそその中の人間性がわかりやすくすっと頭に入ってくる。
(これはオンラインゲームをやった人ならわかる感覚かもしれない。プレイをしていて感じる人間性に温かさや共感のような)
そしてそんな状況の中で突き進む英雄(主人公)を描く事で私たち自身の目からも「すごい」と思わせるキャラクターを作ることに成功しているんだと思います。
(オンゲーのプレイヤーネーム人気No.1たる所以)
斬新な設定とゲームをやっている時の等身大のワクワク感。それらがギュッと詰まっているのがこの1話なんだと思います。
・いいと思う点その1 ワクワクするような設定の数々
こんなように「これは絶対面白いでしょ」のツボをしっかりついてくるのがこの作品の魅力なのかなと思っています。
「各階層にボスがいて100階にラスボスがいるぅ!?」とか
「こんな世界でもプレイヤー殺しがいる!?殺人じゃん」とか
「一番力を持ったギルド!」とか
大きな前提の上でいくらでもワクワクする設定がわんさか出てきます
大前提さえ受け入れさせればあとは何をやっても面白くなる。そんな力を持った設定に心が踊りました。
この後もキリトパイセンはいろいろなゲームに参加していくのですが、やはり初代のゲームが一番面白いと感じてしまうのはそこに等身大のリアルがあったからだと私は考えます。
(劇場版SAOも個人的には凄くいいと思っています。だって「アインクラッド」のラスボスって言葉だけでもご飯10杯はいける)
・いいと思う点その2 キャラクターの設定
たとえば主人公。強さの説明でただゲームがうまいという説明ではなく、このゲームのβテストをプレイしているなど世界観独自の強さの説明がなされているのが面白い
あとは現実で銃にトラウマがある子が銃のゲームで頑張るとか
最近いいなぁと思ったのはアリスというキャラクター
人格書き換えで生まれた新しい人格なんですけど、みんなが記憶を取り戻すことがいいことみたいに思うから、つまりだれもがいなくなるとこを望んでいて(読者含む)その切なさ、それでも自分の良しとする行動ができるアリスになかなかグッときました。
正直作者がこのあとこのキャラをどのように扱うかは分かりませんが、これも見る楽しみになるでしょう。
・いいと思う点その3 伊藤かな恵を声優として採用している
一時期と比べると最近アニメで声を聞く機会が減ってしまった伊藤かな恵さんをスーパーいつもいるポディションに置けているという素晴らしい選択。かわいい。
別に「パパ」と呼ばれて嬉しいわけではないが… いや呼ばれたい
よーしパパ、がんばっちゃうぞー
かわいい
・柳的まとめ
今や世界中にファンを持つSAO。みんながいいと思っているからという理由ではなく自分なりの解を考えてみました。
いろいろ脈絡なく書いてみると、やはり設定の部分で面白いと思うポイントがあるようです(私にとって)
設定の地盤が強固であればあるほど、自然とその物語は万人に受け入れられていくのかな?(この解釈は流石に極端か)
今回のアリシゼーションの設定がいつ化けるか楽しみにしながら毎週土曜日を楽しみにするとします。(かぐや様にも会えるしねっ)
このnoteで少しでも呼んでくれた人の作品に対する見方が広がったのであれば幸いです。
ご静読ありがとうございました。