認定フェムテックエキスパートになりました!が、『フェムテック』を知らないあなたへ・・・
フェムテックを知って1年ちょっと。
アマゾンでいろんな本をポチッとしまくり、ネットで検索しまくり、そしてセミナーを受けたりドクターに直接質問したり、なんなら自分で婦人科へ受診しに行ってみたり・・・
いろんなことをやってきて、先日、認定フェムテックエキスパートになりました!
こんにちは、フェムテック専門通販【チェックコスメ】店長の大山です。今日は少し基本的なお話に戻ってみようと思います。
フェムテックとは?
フェムテック(Femtech)とは、『フェムテック』はイギリスの起業家であるイダ・ティンガラード (Ida Tin) が自身が開発した女性の生殖健康アプリ「Clue」のプロモーションで、2016年に初めて使用したとされています。
「Female(女性)」と「Technology(テクノロジー)」を掛け合わせた造語で、そもそもは、女性の健康や生理周期に関連するテクノロジーを指します。日本ではそこから女性特有の健康課題をテクノロジーで解決するという考え方、ムーブメント、フェムケアなどへ広がっています。
この分野は、近年急速に発展していて、女性たちの健康や生活の質を向上するための画期的なサービスや製品が生み出されています。日本は世界より少し遅れて2020年がフェムテック元年と言われています。2021年には大手企業のフェムテック産業への参入が相次ぎました。
2022年には不妊治療の保険適用がスタートし、『女性の更年期障害が日常生活に与える影響についての調査研究』も開始し、人生100年時代の健康寿命をどのように伸ばして活用していくか、国としても様々な取り組みが始まりました。
フェムテック業界の今
現在のフェムテック業界は、大きく分けて以下の3つのカテゴリーに分類されます。
1:女性の健康管理サービス
スマートフォンアプリやウェブサイトを活用したものが多く、自分自身の健康管理ができるようになりました。生理周期を管理するアプリは、生理予測や妊娠の可能性の予測、生理痛の緩和方法の提供など、様々な機能があります。また、乳がん検査の自己チェック用アプリや、子宮筋腫の診断支援ツールなど、医療分野でも注目されています。
2:女性のライフスタイル支援サービス
不妊治療や避妊に関連する製品やサービス、女性用の健康食品や栄養補助食品、美容関連の商品やサービスなどがあります。女性が抱える悩みに対して、より良い解決策を提供することができるようになっています。
例えば、不妊治療には、人工授精や体外受精、卵子凍結など、様々な方法がありますが、最適な方法を選択するためには、自分自身の生殖能力について正確な情報を持つことが大切です。また、女性用の健康食品や栄養補助食品は、女性の体調や生理周期に合わせた栄養摂取ができるようになっており、美容関連の商品やサービスは、女性たちがより美しく輝くためのサポートを提供しています。
3:女性のセクシャルウェルネス製品
セクシャルヘルスケア製品、セクシャルエデュケーション製品、セクシャルテック製品などがあります。女性たちが性に関する問題に対処することを可能にし、性に関するタブーを打ち破る役割を果たしています。
例えば、性交痛の緩和や、性的トラウマの克服、セルフケア製品の開発などがあります。また、女性用のコンドームや避妊具などもフェムテックの一環として注目されています。
上記のような分野でそれぞれフェムテック業界は、今後もさらに成長が期待されています。私たち女性がより自分自身の健康やライフスタイルについて知り、自己管理ができるようになることで、より健康的で充実した生活が送れるようになることが期待されています。
また、健康やセクシャルウェルネスに関する問題に対して、より適切な解決策を提供することで、社会全体がより健康的で豊かなものになることが期待されます。
日本全体のヘルスリテラシーを向上させたい!
2020年の調査では、PMSなど月経に関連した症状による日本の労働損失は1年間で約4,911億円と算出されました。ただこの中で、ヘルスリテラシーの高い人は自分自身で対処できる割り合いが高かったり、仕事のパフォーマンスが高かったりします。
その「ヘルスリテラシー」とは、健康に関する情報を理解し、適切な医療や健康行動を選択するために必要な能力のことで、具体的には、健康に関する情報を正しく理解し、自分自身や家族の健康に関する問題を判断し、医師や看護師とコミュニケーションを取り、適切な医療行動を選択することができることを意味します。
最近ではインターネットやSNSの普及により、健康に関する情報がたくさん出回っていますが、その情報の質や信頼性に問題がある場合があります。ヘルスリテラシーが高い人々は、その中で正しい情報を選択し、適切な健康行動をとることができますが、低い人は間違った情報を信じてしまうことがあります。
ヘルスリテラシーの向上は、個人の健康増進だけでなく、医療の効率化や医療費の削減にも貢献することが期待され、社会全体が健康に関する正しい知識を持つことで、健康格差の是正につながるとされています。
ヘルスリテラシーを向上させるには、
教育・啓発活動の強化
健康情報を広く一般に向けて提供することで、より多くの人々が正しい知識を身につけることができる
コミュニケーションの改善
医師が専門用語を使わずにわかりやすく説明することや、患者が自分の症状や健康に関する疑問を遠慮なく話すことができるようにすること
デジタルヘルスツールの利用
アプリやウェブサイトを利用して、自分自身や家族の健康に関する情報を収集したり、健康管理を行ったりオンライン診療を受けたりする
健康情報の信頼性の確保
医療機関の公式サイトや信頼できる情報提供機関からの情報収集
といった4つのことが重要です。私は、一人でも多くの方のヘルスリテラシーを向上させたいと思い、認定フェムテックエキスパートの資格を取得しました。
認定フェムテックエキスパートって何の資格?
3月に私が受験したこの認定フェムテックエキスパートは、日本フェムテック協会の講座を受け、試験に合格した人が取得できる資格です。
日本フェムテック協会とは、フェムテック(女性向けのテクノロジー)に関連する企業、研究者、医療機関、投資家、個人などのネットワークを形成する非営利団体。2018年に設立され、女性の健康に関する課題を解決するために、フェムテックを活用することを目的としています。
この春からは毎週30分、毎回テーマに沿ったゲストが登場し、フェムテック・フェムテラシーについての“情報収集ができる場・情報発信や共有ができる場”を目指したランチタイムウェビナーが始まりました。生で見れないときには録画もあるので、私は全て欠かさず見て勉強させてもらっています。
資格があるからどうとかではなく(誰でも勉強すれば取れるので)、認定された資格を肩書きに活動させてもらうので、しっかり継続して学び、知識を吸収し、そしてこれからも正しい情報発信やお悩み相談を続けていきたいと思っています。
さいごに
今日のお話、いかがでしたでしょうか?
資格を取ったのを機に、久しぶりにフェムテックの基本と私、大山の思いをお伝えさせていただきました。
そして、この4月から無料のフェムテックオンラインセミナーを始めました。当面のセミナーのご案内はこちらでご確認いただけます。お気軽にご参加ください。あなたも一緒にヘルスリテラシーの向上を目指しましょう!
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