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モスクワの除雪作業

モスクワのすごいところ、いいことの1つとして挙げることができるのは、除雪作業です。

市の除雪作業のシステムは整っていて、細かい歩道まで徹底して除雪作業が行われます。そのため、雪かきが好きな私ですが、モスクワでは、一度も雪かきをしたことがありません。

2017年から2022年まで私が見かけた除雪作業の風景を写真で紹介します。

除雪車の行進

2018年3月に目撃した除雪車の行進です。6台の除雪車が並んで、道路の除雪をしています。

この迫力はすごいですよ。

除雪車が近づいてくると、こんな感じの行進です。

前の除雪車と重ならないように、いい感じでずれて行進します。

2022年12月に見かけた除雪車の行進です。

12月の積雪としては、1941年以来の大雪となったモスクワです。迫力ある除雪車の行進です。

去年の12月も1947年以来の大雪でしたが、今年もなかなか多いです。右に写っているオレンジの服を着た人たちも除雪作業をする人たちです。

気温が高くて雨になった日もあり、降水量としては、かなり多くなっています。

雪が積もると

2018年2月には、近所の遊歩道にこのようなものを作った人がいました。雪まつりとかではなく、雪遊びでこんな芸術作品を作れるのもロシア人のアーティスト率の高さが分かります。ある人は、「石を投げれば、アーテイストに当たる」と言ったくらい、芸術家が多いです。

定番の雪だるまです。日本では2つですが、ロシア連邦では、3つが定番です。

雪をかき集める作業車

2018年2月のときは、このような機械が登場し、除雪作業を懸命にしていました。

2021年1月の除雪作業

雪がなかったり、暖冬だったり、雪が少なかったりした年もありましたが、2021年1月は結構積もりました。

駐車場や、車と車の間などは、手作業での雪かきです。日中も氷点下なので、カチカチに凍った雪の塊を鉄で砕いての作業となります。

氷点下の中、長時間の作業が行われます。

2021年2月の除雪作業

夜8時半でも作業をしています。

日中も氷点下なので、かいた雪を隅っこに置いておいても、融けません。

そのため、ダンプカーに雪を入れます。ダンプカーは、雪を融かす工場へ雪を運ばないとなりません。

大雪の時は、早朝から深夜までこの作業が続きます。

雪が降ったばかりの時は除雪作業と積雪で慢性的な渋滞がさらにひどくなります。そのため、雪が降った時は、地下鉄など公共交通機関を使った方がいいです。事故も起こりやすくなり、さらに、渋滞が悪化することがあります。

1車線ずつ2車線ある道路ですが、1車線分しか道路が見えないくらい雪が積もっています。

晴れていても気温は氷点下です。むしろ、晴れている方が冷え込んでいます。

別の日

かいた雪を回収する機械が来ました。

カニの手のように、雪をかき集めて、ベルトコンベアでダンプカーへと運んでいます。

道路の端っこにある雪を、道路の真ん中に出す機械です。この後の雪をかき集める作業をしやすくします。

こうやって、どんどん除雪作業をします。



ダンプカーも雪がいっぱいになると、次のダンプカーにチェンジします。もう1台ダンプカーがやってきました。

新しいダンプカーに変わりました。

凍った雪道を冬用のタイヤの自転車に乗って配達に行く人もいます。

こちらにも、配達の自転車が通っています。

2021年12月の除雪作業

朝5時半でも、除雪作業は始まっています。この時は、1947年以来の大雪でした。

歩道の部分を除雪する車です。

夜が明けて(と言っても9時くらいに明るくなります)、オレンジ色の服を着た人たちが除雪作業をしています。

この時は、道路の除雪はかなり進んでいて除雪車は暇そうですが、車と車の間からかきだされた雪を除雪しています。

5時半には真っ白だったのに、9時過ぎには、歩道は完全に除雪が終わっています。

2022年1月の除雪作業

白くて見にくいですが、歩道を白い除雪車が作業しています。

こちらも歩道を除雪中です。

こちらも、歩道の除雪中です。

2022年12月の除雪作業

屋根の雪下ろしもします。これは、市の仕事ではなく、病院の職員がやっています。

下に人がいて、出入りする人がいる場合は作業を中断します。

命綱をつけて作業をする人もいますが、この人たちは命綱をつけていません。

歩道の除雪車が来ましたが、1941年以来の大雪だけあって、雪が多いです。

病院の敷地も歩道の除雪車にお願いしていました。

そんな中でも、配達の人たちは、自転車でせっせと仕事をしています。

今回も雪をかき集める機械が登場しました。

雪が多すぎて、同じ場所からなかなか進みません。

ダンプカーの運転手の間合いのとり方がうまいです。

ダンプカーの運転手の間合いのとり方うまくて、まだ雪がないところにちょうど落ちるようになっています。

2022年12月は本当に雪が多くて、すでに雪でいっぱいの大きいダンプカーが通過するし、間もなくいっぱいになるダンプカーの後ろには次のダンプカーが控えています。

部分的動員令の影響で、人手が足りていないから除雪ができていないと言っている人がいましたが、そうではなく、今年は、例年を上回る雪だったのと、その前に変な時期に雨が降ったので、余計に除雪がしにくい状態となっています。

モスクワの除雪作業は、11万5千人以上が行ったというニュースもありました。

このダンプカーの運転手さんは、たぶん新人さんです。

2台もダンプカーが待機しています。

さらに、何やら初めて見る除雪の機械の車が登場しました。

この機械は初めて見ました。新潟などで人が操作するのを見たことがありますが、そのもっと大きいものだと思います。

反対の車線も作業が始まりました。

このダンプカーの運転手も間合いのとり方が上手です。

もう1台がすでに待機しています。

夜10時半でも除雪作業は続きます。

駐車場の辺りを見たら、手作業で雪かきをしている人たちがいます。

ダンプカーは、あっという間にいっぱいになりました。

雪を融かす工場へ運び、待機していたダンプカーが移動します。

どんどん雪をダンプカーへ入れていきます。これは、夜10時半過ぎの作業です。

そろそろ寝ようとした時も、まだ音がしていたから、外を見たら、まだ除雪作業をしていました。この時は、23時57分です。

さらに、駐車場の方を見ると、手作業で雪かきをする人たちもまだ作業をしています。懸命の除雪作業です。

先ほど、手でかいた雪をかき集める機械が回収していきます。この時、夜中の12時を過ぎていました。

これで、やっと作業が終わりました。
どういう勤務体制になっているのかは分かりませんが、雪が積もった時は、早朝から深夜まで作業をする人たちがいます。

その人たちのおかげで、モスクワ市民は快適な生活を送ることができます。本当に感謝です。


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チェブラーシカ
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