ロシア正教のクリスマス
ロシア正教のクリスマスは、1月7日です。そのため、12月25日は何もしません。
しかし、ロシア正教のクリスマスは苦難の歴史がありました。
ロシア帝国時代は、しっかりとクリスマスをすることができました。
ところが、ソビエト時代になり、しばらくした1929年にクリスマスの祝日がなくなり、労働日になります。教会なども壊され、活動ができなくなりました。
ソビエト時代のカレンダーを見ると、1月7日は、本当に祝日になっていません。それは、ソビエト崩壊の1991年まで続きます。62年間ほど、クリスマスの祝日が消えていました。
さらに、西側の赤い服を着たサンタクロースもいません。そして、生まれたのが、青い服を着たジェッド・マローズ(極寒じいさん)です。
後にも先にも青い服のジェッド・マローズを見たのは、2012年1月にセルギエフ・パサードで見たきりです。ズボンではなく、長いコートを着ています。
この時は、一人でいましたが、スネグールチカという雪娘と一緒に行動します。
ソビエトが崩壊してから、まもなく30年になるので、最近は赤い服のジェッド・マローズを見かけることが多くなりました。
ソビエト時代の60年もの間、クリスマスは祝日ではなかったため、1月1日にジェッド・マローズが来ることになっていました。つまり、お正月とクリスマスが同時にきます。夫や義母が生まれた時代は、クリスマスは祝日ではなかったし、ロシア正教の活動もできない時期だったため、クリスマスに何をするのか良く分かっていない義母と夫です。
ロシア正教徒は教会へ行くし、クリスマスの食事を食べますが、60年もの間クリスマスがなかったため、そういうことが途切れたなあと感じています。
サンタクロースの国と言えば、フィンランド。
フィンランドと言えば、ロシア連邦と国境を接している。
ロシア連邦と言えば、ジェッド・マローズ。
ということで、2011年から、ロシア連邦とフィンランドの国境付近でサンタクロースとジェッド・マローズの会議が行われています。
こちらの写真は、下記の記事からお借りしました。
1月7日の日めくりカレンダーはこちらから。
最後までお読みいただきありがとうございます。 有料記事は、全文を読むことができるように設定しているものもあります。 無料記事に対するサポートもありがたいです。