1月5日は、プロコフィエフと山田耕筰がニューヨークで会った日
1919年1月5日に、プロコフィエフと山田耕筰がニューヨークで会った。
プロコフィエフは、木でできた本を持ち歩いていて、有名人に会うと、「太陽についてどう思うか?」と質問をして、書いてもらっていたようだ。
そして、プロコフィエフは、ロシア革命後、シベリア鉄道で極東に移動し、船で日本に渡り、その後、アメリカへ亡命している。
アメリカのニューヨークに滞在していた時に、山田耕筰に会い、「太陽についてどう思うか?」と訊き、木の本に書いてもらった。
プロコフィエフが、山田耕筰を有名人と認識していたことが嬉しい。
2013年12月にプロコフィエフの晩年の家博物館を訪れた時に、案内してくださった方がものすごく親切な方で、通常公開していない部屋にも案内してくださった。そして、この本を見せてくださった。
日本を経由してアメリカに渡っているから、日本に滞在中に誰かに書いてもらったかもしれないと思った。日本語は、英語などと文字が明らかに違うため、探しやすいと思い、この本を1ページずつ見ていった。そして、33ページ目で見つけた。日本滞在中に日本人に書いてもらったものはなかったが、ニューヨークで山田耕筰に書いてもらったようだ。
その後、2020年2月には、この本のレプリカが売られていることが分かり、迷わず購入した。
モスクワにあるプロコフィエフゆかりの地はこちらからどうぞ。
【1月5日の日めくりカレンダー】
最後までお読みいただきありがとうございます。 有料記事は、全文を読むことができるように設定しているものもあります。 無料記事に対するサポートもありがたいです。