見出し画像

モスクワの日の展示 2日目トヴェルスカヤ通り

2022年は、モスクワ875周年。
ロシア連邦では、0と5のつく年に盛大にお祝いをする。
そのため、9月の第2土日の10日と11日に「モスクワの日」のイベントが行われた。
夕方4時過ぎは、朝と違って、人が大勢いた。

もう一度、プロコフィエフの銅像の写真を撮る。

無料のガイドツアーも行われていて、大盛況。

サンボの体験コーナーもある。

サンボの体験コーナーの隣には、柔道の体験コーナーもある。

指導者の指導を受けて、体験する子供たち。

体育に力を入れると感じた。

柔道に興味をもつ子が多くて、嬉しい。

女の子も参加している。

後ろの建物は、数日前にゴルバチョフ元大統領の葬儀が行われた建物。

サンボは、柔道よりも大きい子供たちが体験しているように見えた。

ロボットのアピールコーナー。女の子が絵を描いている。

東京フレンドパークでおなじみだったあのゲームもロボットと対戦中。

制裁により、様々な企業が撤退する中、自国産で何とかなるように、こういう技術教育も力を入れると感じた。

こちらも説明を受けながら、ロボットを作る体験コーナー。

ロボットが積み木を積み上げている。

こういうイベントを通して、子供たちが体験することによって、興味関心をもってもらって、専門にすすむ場合もあると思った。子供たちにとっては、遊んでいるようで、実は、将来の職業につながるような体験があちこちで見られ、労働教育にも力を入れると感じた。

スポーツアピールのコーナーでは、人が大勢いて、横から見た。

この踊っている人たちの服を見ると、1980年のモスクワオリンピックのシンボルが描かれている。

巨大なブロックも子供たちに大人気。

そして、自動車。

日本車も撤退しているから、自国生産できるようにこれから対策していくと思う。

洋服の展示もある。重工業だけでなく、軽工場も自国産に力を入れるということだと思う。

技術者の体験コーナーもある。

説明を訊いて、子供たちが体験している。

パンクを直しているのかな?

中高生くらいの子も体験している。

こういうのが好きな子、得意な子もいるわけで、ここでも労働教育に力を入れると思った。

そして、圧巻は、労働者をテーマにしたダンス。

小道具は、ドラム缶とデッキブラシ。

スタニスラフスキーシステムを学んでいる学生たちの演技は素晴らしい。

デッキブラシ回し。

ヒップホップダンスを踊る人たち。もう、スタニスラフスキーシステムが定着しているロシアならではの演劇で、惹きつけられる。

女の子たちのダンスも。

柔軟性もものすごい。

ドラム缶で、音を作って、フィナーレ。

こういう演劇、美育も重視すると感じた。


あちこちのステージでもコンサートが行われている。

またまた、子供たちは遊んでいるようで、いずれは労働教育につながるような体験コーナーがあった。

子供たちにとっては、おもしろいと思う。

こういうのがきっかけで、こういう仕事に興味をもつ子もいると思う。

モスクワ川にかかる橋の模型。

モスクワっ子にアンケートをした結果、堂々の1位に輝いたクリミア橋の模型。

第2位は、ザリャーディエ公園にある橋。2018年のサッカーのワールドカップの時は、この橋の先で、ピアニストのデニス・マツーエフさんが、ピアノを弾いた。

第3位は、結婚式場になっている、この赤い橋。

地下鉄のホームの模型もある。

モスクワを作った、ユーリー・ドルゴルーキーの銅像。

地下鉄車両の中も大人気だった。

歩いていたら、聞き覚えのある音楽が聴こえてきた。

これは、リムスキー・コルサコフのオペラ「金鶏」に違いないと思って見に行ったら、まさに「金鶏」だった。

スタニスラフスキー・システムの演劇なので、抜群の演技力。ここでも、美育(演劇、音楽、文学)に力を入れると思った。


初日は大混雑で写真を撮るのが難しかったが、2日目の夕方6時過ぎだと人も少なくなっていた。

道路に線路もあり、子供たちはアイスクリームを食べながら座っている。

こちらも、初日と比べて人が少なく、写真を撮りやすかった。

先ほど見た「金鶏」の役者が歩いていたので、声をかけて、写真を撮らせてもらった。

初日は人が大勢いたクリミア橋の模型も2日目の夕方6時過ぎはすいていた。

近くでは、バレエを踊っている。こちらも美育につながる。

そして、体操も。

船の周りは誰もいなくて、写真を撮ることができた。

レチノイ・ヴァグザール(川の駅)の模型も、1日目よりも空いていた。

反対側に行き、モスクワ書店をバックに撮ってみた。

船も動いている。

再び、地下鉄車両。

地下鉄の「M」マーク。


自転車をこぐ体験コーナー。前の画面には、モスクワの街が映し出され、市内のある場所からある場所まで自転車をこいでみるというもので、実際に走る場合と同じようになっていて、漕ぎ終わった子が、ぐったりして自転車から降りてきた。

パンデミック後から閉店したお店は増えていたが、制裁の影響で、さらに、閉店したお店が増えていた。

こちらも空き店舗になっている。

こちらも。

「やきとりや」という日本食レストラン?(行ったことがないので、本当に日本食レストランかは知らない)は営業中ですが、隣のお店は閉まっている。


モスクワオリンピックの服を着ていた人たちが、新体操などの体験指導をしている。

モスクワオリンピックのマークの服。

あちこちにあってコンサートステージの横には、画面でも見られるようになっている。

2日目の夕方6時を過ぎても、大盛況だった。

なんだか分からないけれども、スポーツカーの展示もあった。

何とか写真を撮り終えたら、

何やらイベントが始まった。

まさかの前列を陣取った私だが、さっぱり分からず、それなのに、前列にいるのは悪いと思い、早々に退散した。たぶん、レーサーが来ていたのだと思う。

スノボーの体験コーナーもあった。

はじめは、女の人の手を持って練習していたが、

コツがつかめたら、一人でやっていた。

モスクワに山がないから、まずはこういうバーチャルで体験して、その後現地に行くのだと思った。

映画の宣伝も兼ねて、衣装を着て、写真撮影をするコーナーもあった。

私が着てもイメージが崩れるだけなので、私は見るだけで帰ってきた。

地下鉄の入り口も「モスクワの日」の飾りになっていた。

2日間のモスクワの日のイベントを見て、ソビエトの教育に戻ると思った。
出生率を上げたモスクワは、今後、子供たちの教育に力を入れるとイベントを見て思った。
・美育(文学、演劇、音楽、美術)
・自然科学教育
・労働教育
・体育
これらに力を入れると思った。
イベントに行き、政府の考えが分かったので、逆に、私が今後どういう行動をとればいいかがはっきりして、すっきりした。

この9月10日、11日といえば、すでに、宇克蘭からの攻撃が激化していた。私は、ヤフーニュースやコメントを見て、Twitter上でのやりとりなどをコメントに書く人もいて、少し気づいていたが、多くのロシア人には、このニュースはあまり知らされていなかったと思う。そして、モスクワの日のお祝い騒ぎの後、不穏な動きが始まった。

まず、翌週の17日から4日間、区役所というか市役所みたいなところのシステムがダウンした。
これを知った時に、サーバー攻撃でもあったかなと思った。
17日だけでなく、数日にわたって、システムがダウンしているので、ニュースになると思ったが、ニュースにならなかった。
たまたま私は、用事があったので、システムのダウンに気づいたが、そうでない多くの人は全く知らなかったと思う。
今思えば、この時、部分的動員令に向けて、何かしていたのかなと思う。(推測です。)

その後、部分的動員令が発令され、4州の国民投票が行われ、一気に雰囲気が変わった。我が家族は、どうするか決めているので、誰も動揺せず、いつも通り過ごしている。

【モスクワの日の関連記事】


【12月21日の関連記事】


最後までお読みいただきありがとうございます。 有料記事は、全文を読むことができるように設定しているものもあります。 無料記事に対するサポートもありがたいです。