クインジの絵が好きすぎて
2011年8月に初めてロシア連邦の大地を踏んだ時に、モスクワのトレチャコフ美術館で見た絵。
その絵に一目ぼれした。
その絵は、アルヒープ・クインジという画家が描いた『ドニエプル川の月夜』。
残念ながら、トレチャコフ美術館にある絵は、ガラスケースがついていて、写真を撮ると、反射してよくない。
サンクト・ペテルブルクにある絵は、ガラスケースに入っていないから、次のような写真になる。
この月明かりに一目ぼれしたのだ。
しかし、写真や図録だと本物の良さは伝わらない。ノートなどのグッズも買ってみたが、この絵は、実物で見てこそ、感動する。
実物が一番なのだが、ある日、この絵の刺繍の図案を見つけてしまった。
刺繍糸をもらったり、買ったりしたことはあったが、それは、ミサンガを作るためであって、刺繍なんて、今年になるまで、一度もしたことがなかった。
もちろん、初めてのキジ島旅行で見た伝統的な刺繍に一目ぼれして、
ロシア連邦の刺繍モチーフという記事を書いたくらい、興味もあるのだが、なかなか刺繍をする気にはならなかった。
しかし、大好きなクインジの絵の刺繍の図案を見つけたら、やってみようと思った。図案によると、縦が220で、横が300で、66000もクロスステッチをする必要がある。しかも、119色必要。
こんな大きなものに挑戦してみようと思った。
まず、必要な糸と布を買いそろえた。何しろ、昨今の国際情勢の影響により、刺繍糸の値段が跳ね上がり、仕入れることができないようで、在庫がなくなったら、次は、4倍くらいの値段になることが予想されたから、慌てて買った。
いつ仕上がるか分からないが、気長に刺繍をしてみようと思う。もちろん、完成したら、その時は、noteに写真を載せる予定だ。途中経過も載せるかもしれない。
出来上がった時の達成感は大きい気がするから、それを楽しみにやってみる。
本当は、完成が間に合えば、お題の「やってみた大賞」に応募したのだが、「やってみる大賞」になってしまった。
それでも、ここに宣言をしておけば、必ずやると思うので、書いてみた。