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なるべくお金を使わずに、刺繍糸の収納

刺繍糸の収納をどうしようかは、たくさん買う前からずっと考えていました。

ネットでも、みなさんどんな収納をしているのかなあ?といろいろ調べていました。

だいたい、プラスチックケースに収納している方が多いのと、みつあみにする方が多いということは分かりました。

とりわけすごいなあと思ったのが、こちらの収納方法です。

アトリエがあるなんて、素敵だけど、我が家はそんなスペースはないので、できませんが、写真を見ているだけでもワクワクしてきました。

刺繍糸の収納を日本に一時帰国する前から考えていたため、日本に帰国したら、ダイソーでプラスチックケースを買おうと思っていました。しかし、まだ、たくさんの糸を買っていなかったため、119色は、どのくらいの大きさのプラスチックケースに収まるのか、どれをいくつ買ったらいいのか、見当がつきませんでした。もしロシア連邦に戻ってから、プラスチックケースが足りなかったと思っても、日本郵便は、国際情勢が悪化する前の1月27日からロシア連邦への配達をすべてとりやめたため、プラスチックケースが届かず、中途半端になってしまう可能性があります。ちなみに、ロシア郵便は日本へ航空便で郵便を運んでくれます。
かといって、ロシア連邦でプラスチックケースを買うと、ダイソーのような値段では買えません。
レオナルド(趣味のお店)で売っていたのは、90色の糸が入るプラスチックケースで600ルーブル(1200円)を超えていました。しかも、90色までだと、119色の場合は、2つ買う必要があります。

そんな時に、雑貨店のブログを見つけて、ベレスタを手芸用品の入れ物にしている人がいるというのを知りました。

早速、お土産市場に行って、ベレスタを探しましたが、私が理想とする柄で、理想とする大きさ、値段のベレスタに出会うことはできませんでした。ロシア連邦でのお土産探しは、タイミングと運が大事なので、今は、そういう時期ではなかったようです。

しかし、民芸品のパレフに出会ってしまいました。素晴らしいパレフでしたが、私は、値段を一桁聞き間違えたため、その値段では、買うことは無理だと思いました。

ちなみに私が市場で出会ったパレフはこちらです。

市場で言われた値段よりもネットの値段の方が安いですが、それでも、一桁聞き間違っているため、高いです。

しかも、このサイトは、ベラルーシルーブルで出てくるのも気になり、本物なのか分からなくなったので、やはりパレフは、パレフ村に行って買うことにしました。

それでも、こんなパレフに刺繍糸を収納するというのも素敵だなあと夢見ています。

いかに安く収納できるかという視点で考えた収納方法がこちらです。

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いつだったか、義理の妹がプレゼントでくれたゼフィール(ものすごく甘いマシュマロのお菓子)の箱です。絵がきれいだからとっておきました。
こんまりさんの片付け理論では、箱を捨てるようにと本に書かれていますが、この箱は、もったいなくて捨てることができませんでした。

その箱の大きさが刺繍糸の収納にちょうどいいような気がしてきました。

次に考えることは、中の仕切り板をどうするかです。
紅茶100パック入りの箱を買うと中に入っている仕切り板を使うとちょうどいいと思い、その仕切り版に切り込みを入れて、井桁に組んでみました。

ちなみに、紅茶パックの仕切り版は、いつか何かに使えそうな気がして、10枚ほどたまっていました。

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これもこんまりさんの理論ではNGだと思いますが、ロシア連邦にいると、いつか使えるかもしれないと、物を大事にとっておきたくなります。なぜなら、いいものが手に入らないかもしれないと思うからです。こんまりさんの本は、ロシア語にも翻訳されて本屋さんで売られていますが、ソ連崩壊を経験したロシア人にあの理論は通用しない気がしています。

少し脱線しました。

本当は、1色ずつ台紙に巻きたいけれども、その台紙をどうするかはまだ考え中なので、ひとまずこのままです。

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空き箱と紅茶のパックに入っている台紙を使ったから、実質0ルーブルでできてしまいました。


それから、1週間。
台紙に巻く方法を思いつきました。

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だいぶ以前に2割引きで買ったA4サイズの画用紙。これを3枚使うことにしました。3枚でだいたい8ルーブル(16円)くらいです。

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次のように折り目をつけます。いろんなところで半分に折るだけだから、定規で測る必要はありません。

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その後、3、5cmのところに線を書きます。

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それを切った1枚がこれです。3、5×3、5の正方形です。

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巻き付ける刺繍糸を用意します。

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刺繍糸をほどきます。

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刺繍糸の番号が書いてある紙に刺繍糸を通します。こうしておけば、糸を使い終わるまで、番号をなくすことはないと思いました。

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そして、画用紙に巻き付けていきます。

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巻き付け終わりました。

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糸の始まりを挟めるように、数字の左の画用紙に切り込みを入れて、糸を挟んで完了です。

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それを箱に入れます。

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この作業を繰り返しますが、時々糸が絡まって時間がかかったりして、なかなかすすみません。やっと3分の1が終わりました。

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やっと半分が終わりました。

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途中、番号を糸から外したのに、まだ残っています。

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何じゃ、こりゃ?と思いました。3126と3216。たしかに、数字の並びが違うだけで、似ています。3126は、青で、3216は、茶色なので、3216が間違いで、その間違いに気づいて、3126の紙を上からつけたようです。

そんなびっくりもありましたが、やっと完成しました。

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正確な時間をはかっていませんが、糸を巻き付ける作業だけで、12時間くらいかかったと思います。

12時間もあれば、何か刺繍が随分すすみそうな気もしますが、刺繍糸の収納をやってよかったことがあります。

今回119色の糸を、図案に書いてある番号を見て買ってきました。だから、どんな色があるのかをじっくり見ていませんでした。

ゲーナとチェブラーシカの刺繍をしたときは、刺繍糸を実際に見て、緑はどの番号がいいかな?茶色はどの番号がいいかな?と自分で選んだので、どんな色なのかを知っていました。

しかし、今回は番号だけしか見ていないため、どんな色があるのかを細かく把握していませんでした。

糸を巻き付けることによって、3分から5分、その糸をじっくり見るので、こんなにきれいな色の糸なんだとか、緑でもさっきのと違って鮮やかだなあとかなどと思いながら、糸とじっくり向き合う時間が取れました。

これは、巻き付けてよかったことです。これから、クインジの刺繍をするんだという意気込みと糸に対する愛着がわいてきました。

また、巻き付ける作業中は、パソコンに保存してある音楽やロシア語の音声などをランダムで流しながらしました。その後、集中力が高まった気がします。他のことをするにもいろいろ集中してできるようになりました。

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チェブラーシカ
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