10月3日は、エセーニンの誕生日
10月3日は、詩人エセーニンの誕生日です。
1895年に生まれたので、2020年の今年は、生誕125周年です。
モスクワ市内でも、展覧会が行われたり、本屋さんでエセーニンの本が割引セールになっていたりしています。
エセーニンの博物館は、モスクワ市内に3つあります。
実際に住んでいた家が博物館になっています。日本人が来るのが珍しいようで、質問攻めにあい、写真も撮らせてくれと言われました。
第3週(月曜日始まりで15日がある1週間)の木曜日は、無料で見学できます。その他にも、新年休暇(2日~8日)、ナイト美術館の日(5月の第3金曜日の夜)、モスクワの日(9月の第1土日)、11月4日の民族統一の日は、無料で見学できます。
エセーニンの研究センターみたいなところもあります。
ここも上の博物館と同じように無料で見られる日があります。ものすごくエセーニンに詳しくないのであれば、無料で見るくらいでちょうどです。
息子さんはサッカーの統計学者になったため、その展示もありました。
3つ目は、本当にエセーニンが好きで研究している人にしかおすすめできません。
ここも1つ目と2つ目と同じように無料で見られる日がありますが、ここへたどり着くまでが大変です。
ここは、モスクワ市内北部にあり、地下鉄は途中でなくなります。地下鉄がなくなってから、バスで行くことになります。
中心部から1時間くらいかけてやっとたどり着く場所ですが、展示もそれほどありません。
博物館になっていませんが、1919年から1921年までエセーニンが働いていた本屋さんのプレートがあります。
ここは、モスクワ音楽院の隣の建物なので、観光中に偶然見つけることもできると思います。
プーシキンスカヤ駅から、アルバーツカヤ駅に向かって、並木道を歩いていくと、エセーニンの銅像もあります。
また、エセーニンの顔が書かれている、学校のノートも売られています。どこでも売られているものではないので、お店で偶然見つけたらラッキーです。
ノートの裏表紙には、エセーニンのことが簡単に紹介されています。
私が好きな作曲家のスヴィリードフは、詩をたくさん読んでいて、その詩に曲をつけています。
もちろん、エセーニンの詩にも作曲しました。
これは、スヴィリードフ生誕100周年の2015年のコンサートの映像です。
スヴィリードフと交流があったフェドセーエフさんの指揮で、オーケストラと合唱とソロの曲です。
もう一つスヴィリードフがエセーニンの詩に曲をつけたものがあります。
ホロストフスキーさんの歌で、伴奏は、ミハイル・アルカーディエフさん。もちろん、この2人も作曲家のスヴィリードフさんと交流がありました。
昨年、ミハイル・アルカーディエフさんに直接お会いして、スヴィリードフのピアノ曲のレッスンを受けるなら、この人だと思いました。
この曲集は全体的にロシア正教の鐘の音を意識して伴奏を作っていると思いますが、28分11秒からの最後の曲のピアノ伴奏は、ロシア正教の鐘の音を再現しています。
最後までお読みいただきありがとうございます。 有料記事は、全文を読むことができるように設定しているものもあります。 無料記事に対するサポートもありがたいです。