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【国際結婚の書類】ロシア人との場合

今日は、モスクワのザックスで結婚式を行うために集めた書類について、4年ほど前に実際に私がした手続きについて書きます。4年も前なので、変わっている部分もあるかもしれないので、参考までにどうぞ。
私の場合はモスクワだったので、ロシア連邦の他の都市とはまた違うかもしれません。必ず、ロシア連邦の住む予定の都市のザックスで必要書類を確認してください。
また、東京に住んでいたからスムーズにいったこともあり、これが、実家の住所地からだとしたら、ぞっとするくらいこの手続きが大変だったと想像できます。あくまでも東京に住んでいたという前提でお読みください。

集めた書類は、次のものです。

・アポスティーユ付きの戸籍謄本とその翻訳(公証済み)
・アポスティーユ付きの住民票とその翻訳(公証済み)
・アポスティーユ付きの婚姻要件具備証明書とその翻訳(公証済み)
・パスポートと翻訳(公証済み)

戸籍謄本取り寄せ

私は本籍地と居住地が違うため、戸籍謄本を本籍地の役所より郵送で取り寄せました。
・申請書
・本人確認の書類のコピー
・定額小為替450円
・返信用封筒(切手を貼ったもの)を同封。
 

急ぎで欲しかったので、速達で出し、返信用封筒にも速達分の切手を貼って出しました。
定額小為替を郵便局で買えるのは、平日の4時までです。

住民票

居住地の役所で発行してもらいました。

法務局で婚姻用件具備証明書の申請

東京の法務局は平日の8時30分から5時15分まで。
・戸籍謄本
・パスポート
・印鑑

「結婚していなくて独身です」という証明書の婚姻用件具備証明書の申請をします。
相手の名前をカタカナで書かないといけないため、日本語にない音がある場合は、表記に注意が必要です。
この証明書の受け取りは、翌日以降になるので、2回出向くことになります。

法務局、そして、外務省

結婚要件具備証明書を受け取りに、再び法務局へ行き、そのまま、外務省へも行きました。(東京に住んでいたから出来たことであり、別の都市であると、別日に外務省へ行くことになると思います。)

外務省では、アポスティーユをお願いしに行きました。
・パスポート
・婚姻要件具備証明書
・戸籍
・住民票

外務省の入り口には、警備員がいて、「パスポートを見せてください」とセキュリティが厳しいです。何の用事で来たかも聞かれ、場所を案内されました。

アポスティーユは、戸籍と住民票と結婚要件具備申請書をお願いしました。

外務省も翌日以降の受け取りです。

ロシア大使館

必要書類
・アポスティーユ付きの戸籍謄本とその翻訳
・アポスティーユ付きの住民票とその翻訳
・アポスティーユ付きの婚姻要件具備証明書とその翻訳
・パスポートのコピーとその翻訳

領事館の人がUSBに翻訳データを入れて持ってくると早くできると教えてくれました。USBのファイル名は、ロシア語か英語で。
翻訳は、翻訳会社でやってもらってもいいし、自分で訳してもいいです。

ロシア大使館の困るところは、向こうが電話をかけてくる場合に非通知の着信になること。
留守電に「戸籍謄本の書類に問題があります。電話をしてください。」と録音が残っていて、大使館へ電話をかけても出ないこと。

そのため、直接領事館へ行くことにしましたが、開館時間内のはずなのに、門が閉まっているという事態にあいました。年休をとってきているため、その場であきらめなかった私は隣の大使館のインターフォンを押しました。

少し待つように言われて、待っていると二等書記官という人が出てきて、話をきいてくれ、「仕事をさせます。」と言って、領事館の入り口に来てくれました。さっきまで閉まっていた門が開き、中にも入れてくれました。

ロシア領事館は日本の中のソビエトだと思いました。

後日、指定された日に取りに行き、お金を払ったら、書類を受け取ることができました。

まとめ

法務局へ行ってから、2週間くらいですべての書類集めが完了しました。もっと時間がかかるかと思って、早めに動いたので、書類が必要な日まで2か月もあるという状態での仕上がりとなりました。

この書類集めでめげている場合は、ロシア人と国際結婚を辞めたほうがいいです。住むためのビザをとるための移民局通いはこれ以上です。それを覚悟のうえで国際結婚をした方がいいと思います。

また、私はちょうど10年パスポートが切れるタイミングだったので、新しいパスポートを作りましたが、残りが少しになっている場合も、ロシア連邦へ渡る前にパスポートを作り直しておいた方が、少し楽だと思います。


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