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SAPIX1年生夏期講習から後期振り返り【サピックスα1 中学受験の記録】

最近、Xで未就学~低学年のお子様を持つ保護者の方からのフォローが増えてきました。ありがたいことです。

わが家の娘のSAPIX1年生夏期講習から~1年生後期の学習について振り返ってみます。

▼ 2019年サピックス入室から2020年7月度確認テストまでの流れはこちら。




小学1年生・夏期講習を振り返ります。


2020年・コロナウイルスの影響により、直前で日程が変更になってしまったSAPIXの夏期講習。

本来は日程選択制でしたが、選択の余地もなくなり習い事の調整に一苦労...  何とか参加することができました。

1年生の夏期講習は全4回。
サマーサピックスというテキストを使って授業が行われ(算数&国語)、
その後サイエンスワークショップが開催されます。

毎度のことですが、娘はこのサイエンスワークショップを楽しみにしていました。低学年の頃はずっとそう。

また

「新しいクラスでお友達が出来た!」

と喜んでいました。楽しく過ごせて何よりです。

国語

サマーサピックス国語

1回目 
物語文「ともだち ふやそ」
知識の問題(クロスワードやパズル) 濁点のある文字を含めたひらがなの読み書きの復習
漢字

2回目 
物語文 「くまのこうちょうせんせい」
知識の問題 カタカナで書く言葉を用いたパズルやクロスワード
漢字

3回目 
物語文 「カーリーおばさんと ふしぎな き」
知識の問題 「のばす音」や、「は」と「わ」の書き分けについて
漢字

4回目
物語文「子馬とカバ」
知識の問題 正しいかなづかいを覚えるために ~ かなづかいの正誤を問題にした迷路や間違い探し 
漢字


算数

サマーサピックス算数


1回目 「数の合成分解」と「場合の数」の融合問題
数の合成分解 3つの数に分解する問題
場合の数 条件に合う道順を探す問題
計算トレーニング

2回目 「平面図形」と「場合の数」に関する問題
正方形・長方形・直角三角形といった図形の識別について
場合の数 図形の組み合わせを考える問題
計算トレーニング

3回目「立体思考」と「つづく計算」について
立体思考 見取り図と投影図の関係を考える問題、折り紙と「調べる問題」の複合問題
つづく計算 同じ演算記号が2個入っている計算練習
計算トレーニング

4回目 計算に関する問題と「20までの数の分解」について
計算に関する問題 ゲームを題材として数の合成を考える問題、「けいさん ロボット」~ いろいろな組み合わせを考え、当てはまるものを見つけ出していく問題
20までの数の分解 20までの数について、10の集まりを意識した分解を学習
計算トレーニング

国語・算数ともに、低学年のうちから伸ばしていきたい力やテーマについて、じっくり掘り下げていくような問題がたくさん掲載されていました。


■ サイエンスワークショップ(りか とくべつじゅぎょう)

夏期講習では4つのテーマについて学びました。

サイエンスワークショップ


1回目 カレイドスコープ(かがみのせかいをみてみよう)
2回目 よじのぼるおさるさん
3回目 ふしぎなコマ
4回目 いじろべえ

娘はどのワークショップも楽しかったと話していましたが、特に2回目の「よじのぼるおさるさん」がお気に入りの様子でした。

テーマをより深めたものを夏休みの自由研究にしてもよさそうです。


コロナウイルスの影響で、サピックスでは春の休校中から毎授業ごとにポイント動画が配信されるようになりました。

最初は内心「かたい内容だな」と思いながら娘と一緒に動画を見ていたのですが、回を重ねるたびに内容もどんどん良くなってきているように感じます。

ちなみに…
この数年後、ベテランの先生から「ポイント動画は見ないように。内容がアレだから!」
と言われたことはナイショにしておきます  ← してない(笑)


1年生後期(前半)の学びを振り返る。

9月、いよいよSAPIXの後期学習がスタート。

娘は授業開始が待ち遠しかったようです。

SAPIXについては

「とにかく授業が楽しい♪」

と言い続けて6年目。
小学校の授業とはまた違った面白さがあるみたい。

サピックスのおかげで、低学年の頃から学ぶ楽しさをとことん味わってもらえたように思います。

今はもっともっと楽しい!

という、新小6の娘がまぶしい!

▼ 後期(前半)のテキスト


■ 国語

メインテキストは デイリーサピックス

表紙には、毎回思わず音読したくなるようなが掲載されています。
タイトルも面白い!

表紙の裏にはピグマにチャレンジ!ということで、SAPIXの通信教育ピグマキッズくらぶの問題が掲載されています。


メインの物語文はどんどん長くなっていきます。小1でもかなり長い!
問題、知識問題、復習問題などに続いて漢字の練習も入り、バリエーション豊かな内容になっていきます。


7回目
・物語文「たからものはひみつ」
・知識問題「動きを表す言葉(動詞)」
・漢字
☆どのような言葉が「動きを表す言葉(動詞)」なのか、少しずつ学ぼう。

8回目
・物語文「おむこさんの買い物」
・知識問題「ようすを表す言葉」形容詞を中心に
・漢字
☆様子を表す言葉は、文を作るうえでも正しい語感を養う上でも大切な学習。

9回目
・物語文「三まいのおふだ」
・知識問題「組み合わせ言葉」
・漢字
☆二つの言葉が組み合わさって出来る組み合わせ言葉は実際の入試でも同様の問題が出題されているので、今のうちからしっかり理解しておく。


丸つけされて持ち帰ったテキストを見た感じでは、
夏以降、記述問題の答え方について学ぶ時間が少しずつ増えているようです。

毎回、国語の時間には漢字テストも行われるようになりました。

点数によってもらえるシールの枚数が変わるため、ようやく漢字学習に気合いが入ってきたように思います。

シールを集めて最初にゲットしたのは、サピックスのタイマーでした。


■ 算数

算数の教材は、メインテキストのデイリーサピックスと、さんすう基礎力トレーニング

※さんすう基礎力トレーニングは、自宅学習で使用します。

デイリーサピックスのカラー表紙には、毎回パズル的な問題が。
そして、裏にはピグマにチャレンジ!という問題が掲載されています。

テキストの中身はメインの問題、復習問題と続き、
計算トレーニングで繰り返し計算の練習が出来るようになっています。


7回目「ゲームを題材にした問題」と「20までのたし算・ひき算の練習」
・ゲーム「ビンゴゲーム」と「じゃんけんゲーム」
☆設定・ルールに気をつけて、問題を考えていく。ゲームを題材にした問題では、ルールを確認することが大切。馴染みのあるゲームであっても、その問題だけの特別ルールに注意する必要がある。ゲームを題材にした問題は中学入試でもよく取り上げられる。その場で、問題にひそむ法則や規則性を発見する力を試すのに適した題材だから。様々な場合を試し、条件に合うものを見つけ出していくタイプの出題も多く見受けられる。丁寧に調べていく練習を今の時期から続けていこう。
・「20までのたし算・ひき算の練習」日常の生活において、10のまとまりをイメージしやすいお金を利用して、20までのたし算・ひき算を学習する。実物を利用することで、子どもが興味を持って学習できる単元。
・計算トレーニング

8回目「立体図形」「くり上がりのあるたし算」
・立体図形 見取り図と投影図の関係を考える。立体を前後左右上下と6方向から見た時、その見え方を平面図にしたものが投影図。投影図から立体をイメージできるようになるには訓練が必要。身の回りのものを実際に目で見て確かめながら、立体の見え方を理解していく。直方体・立方体の展開図についても学習。空き箱を切り開くなどの経験があれば、わかりやすい。切り開く⇔組み立てるといった作業を繰り返すことで、面の配置や接する辺の位置といったことがわかってくる。
・「くり上がりのあるたし算」くり上がりのある1けたのたし算を練習。くり上がりのあるたし算は、計算結果が「10といくつ」になるのかを考えることが大切。これまでに何度も取り上げてきた「10の合成・分解」がカギとなる。くり上がりの計算のしくみをしっかり理解して取り組もう。
・計算トレーニング

9回目「長さくらべ」「条件を整理する問題」
・長さくらべ 110-03の発展学習。方眼上での斜め線の長さを比べる。目測での長さの比較が難しい場合がある。糸などを使って実際に比べる経験を積むことで、長さの感覚をつかもう。折れ線の長さを比べる問題に取り組む。基準となる1単位の長さを決めて考えていく。基準とした長さ「いくつ分」というふうに、長さを数値化して比較する。こうした学習が、長さの普遍単位(m・cm)への理解につながる。
・条件を整理する問題どの場所に何があるのかを、与えられた条件から考える問題に取り組む。頭の中だけで考えるのではなく、どこまでわかったのか印をつけておくなど、工夫して調べることが重要。少しずつ身につけていこう。
・計算トレーニング


■ サイエンスワークショップ(りかとくべつじゅぎょう)

サイエンスワークショップは、11月度確認テストの後に開催されました。

今回のテーマは

~きれいな水をつくろう~ 

ということで、ろ過の実験を行いました。

汚れてもいい服装で... と書いてありましたが、特に汚れそうな感じではなかったらしい。

テキストに加えて、「ろ紙」と「ろうと」をお土産に持ち帰ってきました。

テキストのコラムは、「おうちに水がやって来るまで」。

コラムは親子で興味深く読んでいたことを思い出します。


1年生後期の授業の進め方、宿題など


娘の話をまとめると

毎回の授業の進め方は前期とほぼ変わらず

という感じ。

授業中にもらえるシールの枚数が、漢字テストの結果によって変わったりしていたようです。

満点を取ると +1枚、とか。

このシールがモチベーション維持の原動力になっていました。


テキストに書かれたメモによると、毎回出される宿題は

・授業の内容を家族にたくさんお話する
・未消化分の問題を解く
・テキストに出てきた漢字を覚える復習(漢字や計算など)

と、大体こんな感じです。

内容や問題が少しずつ高度になってきているので、前期よりも復習の重要性が増してきたように思います。

それでも通塾は週1回なので、復習にそれほど時間はかかりませんでした。ほとんどやってない気もします(笑)


小1・11月度確認テスト


この後に受けた全統小同様、テストではひとまず

「時間内に全問解き終えること」

を目標にしていました。

というのも、7月に受けた復習テストの国語で、記述問題をもう少しよく書こうと直していたために最後の大問を全て解き終えることができなかった... ということがありました。

復習テストはすでにテキストで学んで知っているお話が出ているので、全て目を通せないのはちょっと惜しいなぁ... という話になりました。

残りの問題が解けていたのと算数がほぼ満点だったこともあり、
トータルではそれなりに良い点数が出ていました。

それでも、約30分という短い時間のなかで最後まで目を通して、出来るところは解く!という癖は今からつけておこうねという話になりました。

テストの受け方は、高学年になってもずっと変わりません!

低学年のうちからテストの受け方をじっくり試していけるのは、低学年通塾のメリットの一つだと思います。

低学年からサピックスで学ぶメリットについて書きました


後日出た成績速報によると、娘は全体で30位以内の成績でした。

コースでは1位だったようで、表彰状を頂きました!


▼SAPIXで2枚目の表彰状。

SAPIX1年生10月度確認テスト表彰状


この表彰状、親が思っていた以上に娘は嬉しかったみたいです。

「もっとがんばるぞ~!」と話してくれる娘の姿に、成長を感じました。

このあと、娘は表彰状を沢山もらってくることになります。
小6はどうなるか、楽しみです!!


後期保護者会(動画配信)

保護者会は、今回も動画配信という形になりました。

・通塾に関する注意点
・今後の予定(テストなど)と、テストの活用法
・今後の学習の仕方について

がメインのお話でした。

今後の学習については
・1年生という学年の位置づけ
・秋から冬の過ごし方
・小学校の生活と塾の学習の調整などについて

詳しいお話がありました。

次は新学年(新2年生)保護者会で、翌年1月に開催。

新2年生の学習は2月からスタートするのですね...。

5年後の今、いよいよ受験学年が始まりました!

低学年と同様

「学ぶことが楽しい!」

という気持ちをどんどん膨らませて毎日の学びをより充実させていけるように、親の私達もしっかりサポートしていきたいと思います。


秋の全国統一小学生テストを受けてきました


全国統一小学生テストとは
全国統一小学生テストは、学習塾の四谷大塚が主催する日本全国の学習塾で一斉に行われる学力テスト。
全国15万人以上が受験するともいわれています。

受験料は、なんと無料!

それにも関わらず充実した成績表がもらえる、非常にお得なテストです。

成績表は、総合成績、教科別成績、全国・都道府県別・男女別の順位、偏差値順位別 都道府県別ランキング、教科別個人成績、問題別成績、講評、学習診断表などが掲載される充実の内容。

全国規模で自分の成績や順位を知ることができます。

受験番号は最初に受けたテストの番号がその後もずっと使われるため、連続で受験していけば今後長いスパンで自分の学力の推移を確認することができるようになっています。

▼今回の成績表


1年生は、国語と算数の2教科。

試験時間は各30分・150点満点で実施されます。

娘の感想

3回目の受験でしたが、相変わらず楽しくテストを受けられたようです。

今回は、サピックスのテストと同じように

「30分という短い時間の中で最後まで解き終えること」

を目標にしていたのですが、何とか時間内に全て答えられたようで安心しました。

また、「問題用紙にも何かしら答えを書いてこようね」と話していたのですがこちらも一応クリア。

国語の問題文には、自分なりに線を引いたりする工夫も見られました。

塾で学んでいることを生かせているようで、すごいなと思いました。

終わってすぐの感想では

「国語と算数両方難しく感じた!」

とのことでした。

ただ

「(現在通塾している9サピックスのテスト問題の方が、さらに難しいかな?」

とも話してくれました。

今回の成績


今回の成績です。

小1なので、国語と算数の2教科。

2教科合計では、277点(300点満点)、偏差値は 72.0、全国順位は 40番台(16,133人中)

科目別では

・算数 142点(150点満点)、偏差値 70.2、全国順位 10番台(16,133人中)
・国語 135点(150点満点)、偏差値 68.4、全国順位は 400番台(16,133人中)

という結果でした。

ケアレスミスを減らすことができれば、更に点が伸びていくような気がします。


前回と比較すると、偏差値は 72.0(前回 67.5)と上がりましたが、
全国順位は 40番台(前回 30番台)と少し下がりました。
受験者数は、16,133名(前回 9,246名)と、大幅に増加。

娘の位置をグラフで表すと、最上位のグループのようです。


わが娘ながら、本当に素晴らしい成績でした。

当時は、チャレンジタッチやそろタッチ、RISU算数など、毎日何かしら勉強を続けていました。日々の読書量もすごいです。

幼少期からの知育と、小学生になってからも毎日無理のない範囲で学習を継続していることが、このようなテスト結果につながっているように思います。

勉強って楽しい!という気持ちを全身で表現してくれる娘。

その気持ちを大切にしながら学び続けていって欲しいです。


おまけ・娘が小1当時よく読んでいた本

娘が小1の頃、毎日のように読んでいた本があります。
ピアノの練習の合間に本を開いていたこともあったようです。
算数・国語の力がぐんぐんついてくる良書
「10才までに~」シリーズは、どれも超おすすめです!

マンガでわかる! 10才までに遊んできたえる 算数脳ずけい270


マンガでわかる! 10才までに覚えたい言葉1000


▼ 低学年の頃からほんのちょっと意識してテキストを読んでみると、
すごい効果が出るかも!? 娘の勉強法・記憶法をまとめました。


サピックス算数の攻略法・決定版
小5カリキュラム終了時点で、娘の算数偏差値は70超え。
算数が得意になると、見える景色が変わります!


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ちぇぶパパ
ここまで見てくださるなんて心より感謝です!娘も喜びます!!SNSに書かずnoteだけに書くことも多いので、フォローしていただけますと嬉しいです!