小5の娘が2025年灘中入試問題を解いてみた!いまどこまで解ける?どんな効果がある?【SAPIX α1 中学受験の記録】
という
娘の希望もあり、2025年の灘中の入試問題を実際に解いてみました。
娘のサピックスα1クラスでは、授業中に算数の先生がよく難関中の問題を出してくれるそうです。
みんな競い合うように解くのですが、特に灘中の問題が出された時、クラスの正答率がかなり低いらしい。
そんなこともあり、算数が得意で負けず嫌いな娘は、灘中の算数が解けるようになりたい!とよく言っています。
ちなみに、娘のSAPIX 5年生 新学年組分けテスト<新6年生>までの最近5回分の平均偏差値はこちら。4科目と算数の平均偏差値が 70超えとなっています。
12月マンスリーより上がりました。
過去問に取り組む本当の意味
わが家の娘は「もうすぐ1ねんせい」からサピックスに通塾。
以降5年間、最上位クラスで楽しみながら勉強を続けています。
少し早めに中学受験を意識し始めたこともあり
中学受験界隈を長いこと眺めていると、
それぞれの塾や有識者の方々による「過去問」の捉え方について、色々思うところが出てきます。
わが家も最初は、信頼する塾から言われた通りにすればいいのだろうと考えていました。
しかし、
… それって本当?
過去問は、塾から指示が出るまで本棚に宝物のように鎮座させておけばよいのかな?
だんだん疑問に思えてきました。
小5の現時点で、娘の在籍するサピックスのα1クラスでは
先生からの果たし状として、容赦なく難関校の過去問を出してくるようです。
また、これは私が昨年夏Xに投稿したポスト。
娘が算数を得意になった考察(程よい先取り)と、5年夏に成績が爆上がりしたきっかけになった、算数の良問演習を増やした話なのですが…
ここに登場する情報通のママ友さん。
ある日のこと、
「うちは今、過去問解いてる。今後の勉強方針を決めたいし」
なんとも気軽な感じで話してくれたことが、自分の疑問を大きくするきっかけになりました。
実際のところはどうなんだろう?と、本も読んでみました。
たとえば熊野孝哉先生の算数の戦術本などでは、
最難関校を目指す場合、5年後期に古い過去問を数年分解いてみること
を推奨しています。
というのが主な目的です。
また、最難関校の一つである渋谷教育学園幕張中学校の先生も、学校説明会やXのポストなどで
というようなお話を繰り返しされていますね。
この学校からの大切なメッセージを、SSが始まる9月から読み解けばよいということなのか。
サピックスの復習に少し余裕があったら、もう少し早くから解き始めてはいけないのか。
色々読んだり調べたりしていたら、最近出版されたばかりの本の中でこんな一節に出会いました。
娘は灘中を受けることはできませんが、灘中を○○中(志望校)に置き換えれば全く同じことがいえるのではないでしょうか。
過去問をただ「こなす」だけではなく、
その問題を学ぶ「意義」を
まだ時間に余裕のある小5の「今」考えてみたい。
志望校に合格するための資質を身につけていきたい。
このように考えるようになりました。
小5の娘が入試問題(最新の過去問)に取り組む意味
先日、コベツバ森ラジオのパーソナリティ・村中先生の「5年生の学び」という回の中で
・サピックス 5年生で習う内容をしっかり理解して消化できていれば、早め(早くて2月頃)に志望校対策に取り組める
反対に
・5年生で習う内容の理解が不十分な場合は復習に追われ、場合によっては4年生の範囲まで戻って学び直す必要があり、そうなると志望校対策がなかなか進まない
といったお話を伺い、中学受験では5年生が最重要学年と言われている意味を実感しました。
幸いにして、現在5年生の娘は
・サピックスで最上位α1クラスに在籍して好成績をキープ中。
・サピックスのテキスト(特に算数)では、授業~復習の流れでわからない問題はない
という状態でここまで来ています。
得意の算数の成績は、サピックス偏差値で70超えとなっています。
もうすぐ小5カリキュラムも終わろうとしており、小6カリキュラムが始まるまで、少し時間に余裕があります。
5年の総復習を進めるかたわら
2025年の中学受験が本格的に始まり、受験可能性のある
浦和明の星女子中の入試問題にチャレンジしてみたところ…
・これから始まる新6年生での学習について、大きな希望が見えてきました。
志望校に合格するには、1年後・2026年の今まさに行われる入試問題で合格点が取れればいいわけですが…
ということがわかりました。
コベツバさんも、入試問題への挑戦をすすめていますね!
入試問題は最新の過去問。
受験本番直前に力試しで使うから、大事にとっておこう!という方も多いと思います。
しかし、恐らくその時期に塾の復習をしながら過去問をじっくり解く余裕はないでしょう。
たとえば、サピックスでは秋からSS特訓が始まり、通塾日も1日増えます。
そこに、受験校の過去問演習が加わるわけです。
もちろん、その時期に過去問を「こなす」ことは可能かと思いますが、
「学校からのメッセージを読み取って受験本番に大いにいかす」ところまで持っていけるかどうか。
過去問演習を6年秋から始めたのでは
「○○中の過去問を○○分で解いて○○点とれました… 」
と一喜一憂することになりかねないのではないでしょうか。
その問題が出題された意義までじっくりと考える時間があるのか、
考えた上でしっかりと対策をすることができるのか、
少し疑問に思うのです。
むしろ
まだ多少なりとも余裕のある今の時期に
わが子の学力を上げるのに役立ちそうな学校の入試問題を
制限時間内に解いてみる
ことが、
非常に大きな経験になると思います。
「入試問題を今解いてみたら○○が出来て、○○が出来なかった。
その差を埋めるために、これから○○をがんばっていこう!」
実際に入試問題を解いてみることで
・現時点での課題が明らかになり、モチベーションアップにもつながります。
・塾の授業やテキストへの向き合い方も確実に変わります。
娘もそう話していました。
こういったことに今・自分で気づけたということは、
これから受験本番までの1年に向けて、かなり大きいのではないでしょうか。
灘中の入試結果
さて、娘の
「灘中の問題をとけるようになりたい!」
という話に戻ります。
灘中の入試結果を見て驚きました。
娘は受けられないので、これまでよく見たことがなかったのですが
合格者平均点が非常に高かったのです。
これは算数の結果ですが、算数1日目は7割を超えている年が多く、8割超えの年すらあります。
2025年度は、算数2日目の合格者平均点が 79.9 %、約8割と非常に高くなっていました。
算数合計(灘中は算数と国語が2日間実施されます)でも、
2022年度以外は、7割から7割5分というように合格者平均点が非常に高くなっています。
最難関の中学なので、受験生のレベルが非常に高いということもあると思いますが、
あの難問揃いの入試問題で合格者平均点が7割超になるということは
正しく勉強を進めていけば、灘中の入試問題も解けるようになる
ことを示しています。
そこで、わが家では
サピックスの復習をしながら、入試問題にどんどんチャレンジしていくことにしました。
闇雲に難問を解くということには意味がありません。
わが子の力になりそうな学校の問題を選んで解いてみることが大切だと思うので、様々な偏差値帯から選びます。
いくつか解いて見えてきたこと・気づいたことを、
これから始まる新6年生の学習にしっかりいかしていきたいと思っています。
この先の有料部分では、
娘が5年生の1月時点で2025年灘中の入試問題(算数)を解いた結果を、
解答用紙の画像を載せながら記録・分析していきます。
今後の学習状況を見ながら、他の年度の過去問の結果も追加予定です。
5年生1月の時点でどれくらい得点できるのか、この先どのような成長を見せるのか。
ワクワクしますね!
気になる方がいらしたら、ぜひご覧になってみてください。
ちなみに、初めて灘中の算数問題をガチ解きした娘の感想を少しだけ。
という感じでした。
それぞれの問題をどのような気持ちで解き進めていったのでしょうか。
これまで、サピックスのテストでは……
ここから先は
¥ 590
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が参加している募集
よろしければ応援お願いします。励みになります!