死ぬまでに観たい2010年代映画100 3章: 2012年
《死ぬまでに観たい2010年代映画》第三章です。
2012年総括(筆者:高校3年生)デジタル化の波
日本では映画館のデジタル化が急速に進み、この年全映画館のうち約85%がデジタル・スクリーンとなりました。その影響は名画座、ミニシアターに波及した。前年の東日本大震災による興行収入の低下等、様々な要因も重なり2010年代前半は映画館の閉館が目立っていた。
↑浅草中映劇場の映写室。無数のフィルムが置かれており、まるで『ニュー・シネマ・パラダイス』のトトになったような気分でした。本劇場は2013年2月15日に閉館する。
特に2012年は著しいほどの閉館ラッシュとなっており、上野東急を筆頭に、新宿国際名画座、浅草シネマ、浅草世界館、シアターN渋谷、王子シネマが閉館した。翌年早々には浅草中映劇場が閉館したことにより、映画の街浅草から映画館が消える異常事態となった。これはピンク映画館上野オークラ劇場を除けば、台東区から映画館が消滅したことを意味し、映画館の存在しない街でしたまちコメディ映画祭in台東が行われるという歪な現象が発生してしまった(本祭は、TOHOシネマズ上野が稼働する前に終わってしまったので、映画館に恵まれなかった映画祭である)。
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