デジタル化の前に必要なこと
こんにちは。くろさらです。
2012年くらいからテクノロジーの進歩により様々な業界でデジタル化の動きが加熱してきており、キャズムで言うアーリーアダプターが積極的に試験および導入を実践してきました。
2014年くらいからは技術導入の遅い業界にも浸透し始めアーリーマジョリティーでも比較的資金力が大きい企業も導入に移り、2018年は世の中ではデジタル化の流れが当たり前になったと思われがちです。
しかし、日本に存在する中小企業をはじめとした多くの会社は、デジタル化導入といってもリソースもなく、何をどうやって移行させるかの方法などの情報も取得しずらい環境にあり、紙ベースでの業務や古い体制を続けざるおえない状況なのかなと日々感じております。
そこで、今回はあまり知られていないデジタル化する必要性とデジタル化する前の準備について説明して行きます。
■デジタル化する必要性
世の中のトレンドとしてデジタル化が叫ばれており、なんとなくデジタル化した方が良いと思っていませんか?
経営幹部が新聞やニュースを見て働き方改革の一環としてデジタル化を要求してきたから仕方なくやらなければならないと思っていませんか?
実際に社員1万人規模の会社でデジタル化を企画導入した私の経験上、デジタル化する上でのメリットは私は1つしかないと思っています。
それは
自社が収集しているあらゆるデータを活用可能にできる
です。
これを見て「あれ?」と思った方も多いのではないかと思います。
デジタル化と言えば現場などの作業を”効率化”することじゃないの?と思った方もいるかと思います。
実は効率化はさほど大きなメリットではないことが多いと思います。
多く見受けられるのは創業から数十年、現場ではあの手この手でツールなどに頼らない効率化は実践しており既存の運営では隙も無いくらい効率化されているパターンです。
上記パターンではデジタル化しても始めの3年程度は新しいデジタル化の業務フローを覚えたりしなくてはならず、業務はむしろ遅くなるリスクも高いことが多いです。
これはよくあるデジタル化導入を試験したけど、結局やめたパターンの王道だと思います。
このように効率化の側面は今の業務フローとのトレードオフになっていることが多く、そのためデジタル化は想像以上に専門的な知識と経験が必要になるケースが多く、実はただのIT屋ではうまくコンサルティングできない壁になってしまっています。
※現状無料で相談乗ってますので興味があればご連絡ください〜
■デジタル化する前の準備
デジタル化をする上でのポイントとして、デジタル化前にきちんと準備をしておくことが重要と言えます。
2つの準備を事前にするとスムーズにデジタル化移行しやすくなります。
①既存の業務フローを整理し無駄を省く
②段階的にデジタル化するスケジュールを立てる
既存の業務フローに多くの無駄がある場合、その無駄な業務ごとデジタル化する羽目になり、デジタル化コストがより多くかかってしまうだけでなく、せっかく効率化できるかもしれない業務も、無駄なことをデジタルで処理することになり意味のない無駄金になってしまうリスクがあります。
また一度に業務全体のデジタル化を測ると、新しい業務スタイルに追いつけない人が多く出てきてしまい、そのフォローにリソースが割かれてしまいます。
段階的にデジタル化することで、都度無駄な業務を見返すきっかけにもなり、適度な変化の速度で、デジタル化移行のデメリットである移行時の業務対応も極力少なくすることができるのです。
くろさらはデジタル化移行のコンサルティングやその後、デジタル化したデータをどうしていくかなどのコンサルティングを得意としております。
またそういった質問や議論なども好きですのでどうぞ気になりましたらコメントなどいただけると嬉しいです。
※現状、無料で相談などをうけていますので、興味があればこ連絡いただければと思います。
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