渡辺由美子氏の提言←スターマー新首相

7/8の日経に掲載されたテーマ「授業料と大学の未来」での、認定NPO法人キッズドア理事長 渡辺由美子さんの提言に感銘を受けた。以下要旨。
1.東大など国公立大学の値上げの動きに反対だ。
2.低所得層家庭にとっての1~2万円は非常に重い。受験、教材費、生活費の負担も大変な上に、授業料値上げは、困窮世帯の子どもが高等教育から排除さてれしまう
3.若い世代は今、非常に苦しい。奨学金を借りてる人は、返済を終えるまで結婚や出産は考えられないという。子どにも同じ苦労が連鎖するのではないかと不安を感じている。
4.国立大学は無償化すべきだ。それが難しい場合、年収600万円までは無料、1,000万円までは現状の水準、1,000万円越は150万円など、世帯所得に応じて負担を求める仕組みが望ましい。格差が広がり、履いているげたの高さが異なる中、一律に負担を求めるのは乱暴な考え方だ。
5.三菱UFJ信託が1,000憶円の基金の運用益で、4,000人に年120万円給付型(=無償=返済不要)奨学金をつくる。もし、企業の内部留保や休眠貯金をふる活用し10兆円のファンド(=基金)ができれば、大学生43万人全員に120万円を配ることができる
以上。英国の新首相スターマー氏は、工具職人の父と看護師の母の間に生まれた。母は難病を患い、電話料金を払えないくらい貧しい家庭だった。一家で初めて大学に進み、今の地位まで上り詰めた。彼の信条は「私のような労働者階級の家庭が自分たちの生活を築けることを願っている」だそうだ。

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