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コロナ禍の各コレクティブハウスから、それぞれの感染症対策〜【CH大泉学園】住民の生活の変化〜

新型コロナウィルスの流行が始まって丸一年。共用の玄関に手指の消毒液を置くようになりました。手洗い・うがい、マスクをする、など基本的な対策を各自で心がけています。

組合の活動の様子も少し変わりました。オンライン対応が苦手な方が多いので、定例会はコモンルームに集まって行いますが、なるべく距離を開けて換気。コモン風呂は以前からの通り、自分の住居にお風呂がない人や入りたい人が使っています。もちろん使い終わったら、湿気対策も兼ねて換気です!

みなとや(※)のメンバーのみなさんを中心に、新型コロナが流行してからここ最近の生活の変化について聞いてみました。最も大きな変化は、やはり「コモンでみんなでごはんを食べられなくなったこと(Y.Kさん、スタッフTさん)」。CHの良さを感じられるイべントができなくなり、寂しさを感じる機会がそれぞれで増えたように思います。1回目の緊急事態宣言の時にはミールを中止しましたが、K.Kさんをはじめ対策をしながら作ってくださる方がいて、現在、ミールは以前のとおり、ほぼ全員が月1回の当番を担っています。ただ、コモンルームに集まって食べるのには不安もあるので、最近は各自の部屋に持ち帰って食べることが多いです。

好きなところに出かけたり、友達と飲みに行くことができなくなり、ストレスを感じることもありますが、「近所でいいなと思う景色や楽しみをみつけられるようになった(Y.Kさん)」という前向きな意見も聞けました。「三密」にならないガーデニング活動を、グループのみなさんが積極的に行ってくだっているおかげで「ハウスの前の花を見るのが楽しみ(スタッフAさん)」という居住者も多いかもしれません。

一方で、外出の機会が減り「太ってしまったので、ちょっとだけどダイエット中です」なんて声も。(周りからは太っているように見えなくても、自分では気になるものですよね)「メンバーの体調に以前よりさらに敏感になった(スタッフTさん)」というように、健康に対する意識もそれぞれ変化したのではないでしょうか。以前から、インフルエンザの時期など体調が悪くなったら情報共有のメールを出すゆるいルールがありましたが、新型コロナの流行にともない、改めてそのルールを確認しあいました。

以前のような関わり方や集まり方はいまだに難しいですが、廊下で偶然会ってあいさつをするような、何気ない関わりが日常にあることが、一人暮らしの自分にとっては(きっと他の居住者にとっても)心強いことだなと実感した一年でした。こんな状況だからこそのつながりの持ち方もあるように、今は思います。引き続き工夫をしなかがら、コレクティブの暮らしを作っていきたいですね。(居住者N&T)

※みなとや:コレクティブハウス大泉学園内にあるグループホームの名称、現在4名のメンバーが居住中。コモンスペースの他に集まれる交流室があり、食事の準備をしたりテレビを見ながら雑談などもできる。毎日通うスタッフ(社会福祉法人つくりっこの家の職員)も組合員としてミールや定例会等居住者の一員として参加。

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