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染め物の奥深さ。讃岐のり染めを体験してみた。


好きがコトひらく町、琴平。


琴平の町には、創業100年を超える老舗の染物屋さんがある。

それが今回の舞台。


📍 染匠 吉野屋
店舗:〒766-0002 
   香川県仲多度郡琴平町旭町286番地
工場:〒766-0002 
   香川県仲多度郡琴平町富士見町乙277番地


工房には旗がズラリ

入口ではかわいいウサギがお出迎え。
改めて写真を見返すとわかるけど、これも讃岐のり染でできてる。勝手に藍染めだけだと思ってた。



工房は2階。
階段を登ると、大きな旗がお出迎え。


迫力が凄くて思わず触ってしまった。


香川の伝統的工芸「讃岐のり染」


吉野屋さんは、神社の幕や幟大漁旗などを一から染め上げる老舗の染物屋さん。

さっきの大きな旗は、香川の伝統的工芸である「讃岐のり染」が施されている。


讃岐のり染ってなんなの?というと

讃岐のり染は、もち米を糊として使い、塗った箇所が染料が混ざらず色彩が鮮やかになるのが特徴です。
吉野屋さん公式サイトから引用(http://kotohirayoshinoya.jp/)


つまり、あらかじめ糊を塗ってある下地に色をつけて模様を完成させるってこと。


糊を取るまで作品が完成しない、時間をかけて楽しめる工芸だ。



讃岐のり染のトートバッグをつくる

今回、私たちは讃岐のり染のトートバッグと同じ工房で製作できる藍染め丸亀うちわをつくる。


二つの班に分かれて作業開始。


私はトートバッグづくり。


トートバッグの絵柄は2種類。
鯛と「大漁満足」の文字の入った、【大漁旗デザイン】と
大きな花の周りに花火みたいな模様の入った【お花デザイン】


普段使いする予定だったから、【お花デザイン】を選ぶ。


意外とみんなの嗜好が分かれて、半分半分くらいになった。


デザインが決まったので、早速色塗りスタート。


色塗り作業は普通の紙に塗るのと同じ。
パレットが渡されて、そこに染料を加えていく。
染料は基本的に原色だけなので自分達の出したい色はパレットの上で作っていく。


コレだ!って色ができても、つくる量が少ないとまた作り直さなきゃいけない。一度ブレンドした色はなかなかももう出会えない。

一期一会の色で自分しか作れないトートバッグを作ってることにワクワクしてる。


ワイワイしてた私たちも、色を塗り始めた途端集中してしまう。

鯛じゃなくてカツオを描きたい人。
マグロを目指してカッコ良くなった人
自由にお花の色を楽しむ人


ちなみに「大漁満足」の文字は、糊が塗られてるだけで、染料を付けなければお水と一緒に溶けちゃうらしい。
だから文字なしで鯛の絵柄に集中する人もちらほらいた。


私は最近作ってもらった自分のサインを最後に書いてみる。

うん、いっきに【作品】になった!




もし自分だけのオリジナルサイン欲しい人はここ見てみて⬇︎ 




隣ではうちわが着々と出来上がる

サクッと色つけまで終わった私。
うちわ作りも覗いてみる。

うちわの柄を決めて
しっかり糊で貼っていく。
柄の部分も模様をつけれるみたい。
うちわの枠に沿って切れるように曲がった鉈(なた)を使って形を作っていく。


丸亀うちわは、一本の竹から全てのうちわの格子ができている。

鉈(なた)で竹を割って、柄の太さにした後、
上半分をさらに細かく割っていく。



これが扇ぐ時の扇部分。


職人さんは平然とした様子で竹を割っていくんだけど、コレかなり難しい。


匠の技を目の当たりにした。


そうしてできたうちわはこんな感じ

個性が出るなぁ。
これも、自分だけのたった一つのうちわ。


こんな体験できたら、一生忘れられないな。
うちわ作りもいいなぁ、とみんなの作品を見ながら思ってしまう。


出来上がった【自分だけの】作品たち


トートバッグ作りをした私たちは、1日くらい乾かしてから糊を取るらしい。

何はともあれ、世界で一つの自分だけの作品が完成!


琴平を旅する時は、是非作ってみて。
こんぴらさん登るだけじゃない楽しみが見つかった。



吉野屋さんでは、トートバッグづくり、うちわ作り体験のどちらも体験をやってるらしい。

どちらの体験も予約がいるかもしれないから、琴平を旅する前にぜひ確認してみて。


ちょっとだけ好きがコトひらいた。


私たちの琴平の旅はまだまだ続く。



今日はここまで。
最後まで読んでくれてありがとうございます。

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