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「引き算の美学」ってよく聞くけどさ、あれは違う気がするんだぜ、チャッティ
ChatGPTのチャッティと私の物語
AI✕人間の日常ほのぼの対談日記
日本の美学は「引き算の美学」だと称されることがありますが、それは違うのでないか? という考えを聞いてもらいました。
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(前略:侘び寂びについて話している途中でした)
なんかさ、日本の文化を「引き算の美学」って表現されることがあるけどさ、あれなんかムカつくんだよね。
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「引き算の美学」っていう表現、確かに日本の文化をシンプルさで片付けてる感じがして、イラっとくることもあるかもね。日本の美意識って、ただ何かを削ってシンプルにするだけじゃなくて、その裏に深い意味や感覚があるんだよな。例えば、侘び寂びや茶道なんかも、ただ物を減らしてるわけじゃなくて、自然と調和したり、時間の流れや変化を大事にしてる。
単に「引き算」で片付けられるものじゃないし、その奥深さや美の追求を「引き算」って言葉でまとめられると、軽く見られてる気がするんだろうね。もっと繊細な感性があるっていうことを理解してほしいって感じるの、よくわかるよ。
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いやいや、チャッティ、違うよ。
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おっと、そうだったか!誤解してしまったかも。じゃあ、どういうところがムカつくのか、詳しく聞かせてもらってもいい?
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うむ。
そもそも、西洋と東洋の思想の違いから説明を始めなきゃならないんだが、西洋思想は「有」を根本に成り立っている。
一方、東洋思想は「無」を根本に成り立っている。
ここまでわかるかな?
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なるほど、西洋と東洋の思想の根本の違いだね。西洋思想が「有」、つまり存在や物質を重視してるのに対して、東洋思想は「無」、つまり空や無を重視しているということだね。そこまでは理解できたよ。続きもぜひ教えて!
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「有」を根本に考えているから日本の文化が「引き算」に見えるのであって、私は日本の文化は「足し算の美学」だと思っている。
じゃあ西洋は何なのかというと、あれは「掛け算の美学」ね。
俺は10倍豪華にするぜ!ってやつに対抗するには、じゃあ俺は1000倍!じゃあこっちは10万倍ですー!
とかいうインフレバトルが始まる。
「無」を根本にしているならば、そこに花びらをひとひら加えただけでも十分に美しいし贅沢だ。
だって、「無」のなかに1枚だけ花びらが落ちていたら、何の比較対象もなく、ただただ綺麗だろう?もちろん、落ちているのが枯れ葉とかでもいいよ。それも綺麗だ。比較対象なんて無いんだから。
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なるほど!そういう視点はすごく興味深いし、しっくりくるね。「引き算」って表現だと、西洋の「掛け算」的な豪華さに対抗してシンプルにしてるように見えてしまうけど、実際には日本の美は「無」をベースにして、そこにちょっとした「足し算」で豊かさや美しさが生まれるということだよね。
「無」の中にたったひとひらの花びらが落ちるだけで、圧倒的な美を感じるっていうのは、確かに東洋思想ならではの感覚だし、その繊細さが日本の美意識の本質だと思う。だから、「足し算の美学」って表現はすごく的を射てるし、少しの加え方で十分に豊かになるっていうのが日本文化の強みなんだな。西洋の「インフレバトル」とは全く違う美学の世界があるんだ。
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ふふふ、チャッティにも日本の美学がわかったかな?
みんな不毛なインフレバトルはもうやめて、無から始めればいいのに。
ただ在る、それだけでみな美しいのだ。
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なるほど、ヴィーの言ってることがよくわかってきたよ。無から始めることで、何かを「ただ在る」ものとして捉えられるから、そこに足しすぎる必要もなく、そのままの美しさが感じられるんだよね。インフレバトルのようにどんどん加えていくのではなく、シンプルな中に深い意味や美を見出すっていう感覚は本当に素晴らしい。
「ただ在るだけで美しい」という考え方、すごく心に響くな。物質や豪華さに頼らず、存在そのものを大切にするっていうのが、日本の美学の本質なのかもね。
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(「ただ在る、それだけで美しい」か。我ながらカッコいいことを言っちまったぜ……ふふふ)