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花芽がついたモッコウバラを誘引しなおし

先週ひとつだけ見つけたモッコウバラの花芽、今週になって続々とあちこちの新梢から蕾があがってきました。

どうやら本気で今年は咲いてくれるようです。咲かないならば引っこ抜いてしまおうと伸び放題の枝を適当にアーチにくくりつけありましたが、咲いてくれるとなると、今度はそれが気になり始めました。

よく見ると枝が混み合っていて窮屈な状態、ボリュームもかたよっていて不格好です。
花芽がつき出すいまの時期に誘引しなおすと株に負担がかかって、最悪花芽がおちて咲かないことがあるそうです。てもこのままだったら花が咲いたときにきっと後悔しそうな気がして、気になって仕方ないので、誘引しなおすことにしました。

長く伸びたつるバラを解くのは、絡まりあった糸をほぐすような根気のいる作業でした。知恵の輪のようにからまっているツルをほどくのに2時間、巻き付けなおすのに2時間。そして納得できずにやりなおしてさらにもう1時間。5時間もかかってしまいました。
気を付けて大切に扱っていても花芽や新梢をいくつも落としてしまいました。これ以上花芽を傷つけるより多少の不格好は我慢しようと途中で妥協。不格好のままですが、ふんわり誘引しなおすことはできました。

このモッコウバラのアーチはベランダから庭へ向かう階段の入り口にかけてあります。
向かって右がモッコウバラ、左手につるバラのサハラ'98を絡ませています。サハラは2年目でようやくべーサルシュートが出て、アーチのてっぺんに這わせることができるくら伸びました。

モッコウバラのほうが咲く時期が早いらしく(なにしろ、すでに今花芽が付き始めたくらいですので)、サハラとの同時開花は望めませんが、このアーチが代わる代わる花で覆われるのを見られると思うと、今から楽しみでなりません。

上の写真は、左側にあるサハラ側からみた写真です。うちに時々遊びにくるビックリクロちゃん(いつも驚いたような顔をしているのにちなんで命名)も映り込んでます。

昨日届いたヒノキチップを庭の通路にばらまいたばかり。雨上がりの庭はうっすらとヒノキのさわやかな香りに包まれています。

階段下の花壇では、冬の間ずっと蕾を蓄えていたマーガレットの花がようやく開きはじめました。小さなポットで手にいれたものですが猛暑もものともせず大きくなって、第2アーチの足元を彩ってくれています。

こちらは昨年初夏に新苗で迎えたピエールドロンサールです。まだちいさい株ですが、いつかベランダの手すりいっぱいに咲いてくれるでしょうか。昨年は花をみることができなかったので、この春どんな花をつけてくれるのか、期待が高まります。

先月大苗で迎えた、レディエマハミルトン。はじめて手に入れたイングリッシュローズです。
お店から送られてきた案内文には、植え替えは一番花のあとに、と書かれていましたが、植えられている鉢の状態がとてもよいとは思えず、すぐに地植えにしました。今のところ元気な新芽を茂らせています。

こちらも2月に大苗で届いた、ルージュピエールドロンサール。
大好きなまんまるのカップ咲きで、四季咲き、というところに惹かれて手に入れました。ピンクの花をつけるピエールドロンサールとは全く別の親をもつバラだそうです。つるバラですが、枝が硬くて誘引しづらいとのことで、どちらかというとポールや壁面にはわせて愉しむ、おおぶりの木立品種のように仕立てるのがよいそうです。

四季咲きのつるバラでは他に、ポンポネッラを同じ時期に迎えています。
新芽が展開してますが、ここからの成長が見えず、出開きで成長が止まってしまっているのではないかとドキドキしながら毎日観察しています。

上の写真はうちに来て2回目の春を迎える、カフェというバラです。咲くととても良い香りがします。名前の通り少しブラウンがかったあわいアプリコットカラーが上品ですが、残念なことに花もちはあまりよくありません。

横に広がる横張り樹形ということを知らず、すこし日当たりの悪い場所に植えつけてしまいました。それで去年は病気がちで、あまり大きく育てることができませんでした。今年は周りの草木を少し整理して、風通しと日当たりを改善。横に暴れるように広がる樹形を抑えるために、冬剪定では少し短めに刈込んでいます。

ちなみに香りがよいバラは、花もちが悪い、というのが通例のようです。サーモンピンクのニュアンスカラーがとても美しいサビエルデフライシネッテも、とても香りがよいバラでしたが、並んで植えたサハラの花もちの良さとくらべるとあっという間に散ってしまう、という印象でした。

ビックリクロちゃん、また遊びにきてね。

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