夢 ( 第五夜 )
見知らぬ住宅街を散歩している。
適当に、何となく歩いている。
気付くと住宅街の中の小さな広場に出た。
見ると、大きな楠木が1本...その下に...
とても大きな蛇がとぐろを巻いている。
【鈍い金色の蛇】
大人の男性の太ももくらいの太さの大きな蛇。
とにかく珍しい物を見つけた!と
はしゃいで携帯を取り出し撮影する事に。
携帯のカメラを向けると、蛇はゆっくりと頭を動かしこちらを見た。
こんな感じで撮りたかったのに...
鎌首をもたげる事なく、こっちにぬるんと這い寄ってきた。
わたしは慌てて
「え?こっち来ちゃダメ!とぐろ巻いて!」
と携帯のカメラを構えたまま、蛇に叫びながら移動する。
素敵に撮りたいのにぃぃぃ
何とか良い構図におさまらないかと、大きな楠木の周りを蛇と鬼ごっこをしながら移動していく。
構図が決まらぬ内に
蛇に追いつかれた。
そして、携帯を持つ左腕を
「カプッ」
と噛まれた所で、目が覚めた。
不思議と怖さとか噛まれた時の痛みは全くなかった。
むしろ、木の下から出てきた蛇はお日様の光を浴びてキラキラしてとても綺麗で感動して、テンション爆上がりだった。
撮れなかったのが残念で仕方がない。
この夢を見た翌日だったか、数日後だったかは忘れてしまったけれども…
競争率高めの抽選販売に当選した。
あと、少しだが臨時収入があった。
あの時の蛇にまた夢で逢えるといいなぁ。
次は絶対写真撮る!!