茶雑感-Miscellaneous thoughts about tea 02 蜜香茶-マキノハラワセ2023
茶述師のお茶の表現、「茶雑感」をご案内します。ここでは、釜炒り茶 柴本の蜜香茶-マキノハラワセ2023を表現しています。
▷茶述
【 茶 述 】
お茶を飲んで味を口語にすること
お茶の特徴について述べること
お茶の評価ではなく、
感じたままに表現をすること
お茶のことを相手に伝えること
そして、
お茶を自分の記憶に
留めておくこと
▷静岡県 釜炒り茶柴本
【蜜香茶-マキノハラワセ2023】
実は2年ほど前に予言(となった)していた品種で、国産紅茶グランプリ2023プロダクト部門の特別賞/市長賞を受賞し、柴本さんと「遂にきたね」って言うてるまだ販売数量の少ない茶葉です。
特徴は、蜜の様な甘みとフルーティー感、そしてスッキリとした仕上がりのバランスの取れた蜜香茶です。
たち香には、スイートとフラワリー、フルーティーを全面に感じることが出来、微かにスパイシーさも感じます。
口に含むと、蜜香にある蜂蜜を想わせるふくよかで複雑な香りが口の中いっぱいに広がりながら、喉の奥まで一気に流れていきます。テイストにはキレとコクのバランスが良く甘露飴に似た甘みを感じます。テクスチャーにはスッキリとした渋みがあり、温度が下がると少しとろみを感じます。
あと香には、バニラや薔薇にある高貴な香り、そしてベリーやマスカットの様な甘い香りが続いて、最後にクローブにあるスッとしたスパイス感があるので、全体的にくどすぎる事なくスッキリと飲み干せる一杯になっています。
飲み方は、ストレートで高温と低温とでそれぞれ楽しめますが、温度帯により少しピリッとしたテクスチャーもあるので、抽出時間の短長をコントロールして下さい。
お菓子に合わせるのなら、パンケーキやカステラなんて最高でしょう。
・水色
橙色
・オルソネーザル(たち香)
スイート/フラワリー/フルーティー/スパイシー
・テイスト
キレ/コク→(とろみ)→甘味/渋み
・レトロネーザル(あと香)
バニラ/薔薇/マスカット(ベリー)/クローブ
・淹れ方
4gに対して90℃前後200ccの熱湯で5分蒸らし(1煎目)
・飲み方
ワイングラスで高温〜中温
▷その他アクセス
テイスティングに使用するグラスは、グラスバッカさんの専用ワイングラスを使用しています。
このほかにも、茶雑感としてInstagramには投稿をしています。
今後、note に順次記事にしていきますが、先に色々と確認してみたい方は、是非Instagramにアクセスしてご参考にしてみてください。
https://instagram.com/chabashira078?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA%3D%3D&utm_source=qr
茶雑感が、皆さんのTEA LIFEの一助になれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?