趣味「紅茶」-TEA NOTE 01-
2023年11月1日に「TEA NOTE 2」の発売を記念して、その原点となるエピソードと2021年初春に初めて作成し発売した、お茶の御朱印帳「初代TEA NOTE」についての記事になります。
▷ Chance
当日、コロナ禍真っ只中ということで、zoom飲み会という言葉が登場し、それを実際に仲の良い茶農家さんと実行してみて、酔ったノリで「これでお茶会開いて、生産者さんとお客さんを繋ぐ会にしたら面白いんじゃない?」ってことから、2020年6月7日(日)に初めてOnline Tea Partyという名で、ゲスト茶農家さんと消費者を繋ぐオンラインお茶会を主催した。
この時に、事前に参加者に送るゲスト茶農家さんの作る茶葉と一緒に、「TEA CARD」という茶農家さんの基本情報が載ったポストカードも送付していたのだけれど、会を重ねる毎にそれの作成が日々の仕事に追われて制作するのが難しくなってきた...というより、正直めんどくさくなってきてもいた。
「間に入る」というのは、案外気を使うのもので、元来それほど上手く周りを巻き込んで話せるタイプではない自分は...だからこそ、会話のネタになるとしてTEA CARDを用意して、それを活用して会の中で上手く回すというのを狙ったのですが、どうも上手くいってない気がしていた。
ゲスト茶農家さんと自分が楽しくお喋りするのを、参加者が観ているという感覚とでも言うのか、当時の自分としては、参加者による積極的な発言を望んでいたのが大きいかったのか、物足りなさを感じていたからだ。
「どうすれば、参加者さんたちが積極的に話す様になる?」
「自分の話術や司会力とでもいうのを鍛えたら良いのか?」
など考えながら、またある日のOnline Tea Partyの準備をしている時に閃いた。
▷ Induce
答えは簡単、参加者さんが話さなくちゃならない、ゲスト茶農家さんに聞き出さなきゃならない状況を作れば良い。
そもそも、「参加者さん達は何をどう聞けば良いのかが判らない」し「誰かが代わりに聞いてくれても良いと思ってる」のでは?
そこで考えた。聞かなきゃならない様にしよう。強制ではなく失礼を承知で言うと誘導(Iuduce)だ。そしてそうなるフォーマットは?それに必要な項目は何があるのか?実は参加者は何を知りたいと思っているのか?それらを聞いてどう記録すると良いのか?
それら思いつく項目を手帳に書き出し、ぼんやりとはしていたけど、こんな感じのって図にしてみた。草案というのやね。
1番最初は、「茶農家さんの名称がここ」、「商品名に内容量は、この辺りに入れて...」ってね。
▷ From draft to final draft
思い立って勢いで草案を作ったはいいものの、今度はこれを実際のカタチにする術が、実は当時の自分には無かった。
そこで、お茶仲間でOnline Tea Partyに参加してくれている女性に思い切って相談をしてみた。彼女はデザインの仕事が本業だからだ。
自分が生きてきた中でデザイナーさんと一緒に何かをするというのは経験がなく、よく解っていない部分が多かったのだけれど、彼女は聡明な方で、ほぼ毎回その会に参加してくれていたし、何よりお茶に精通しているという事もあって、自分の拙い説明と下手くそな草案の絵だけれど、直ぐに理解をしてくれ協力してくれることになった。
そして後日、出来上がった最初の案のフォーマットを見せてもらってびっくり!
ただ一言、「よくぞここまでカタチにしてくれて!」
絵や全体的な作りがとても可愛いく、女性ならではの丁寧な作りになっていて大満足しかなかった。
▷ Announcement
名前は、ベタやけど「TEA NOTE」
ひとことで言うなら、「お茶の御朱印帳」
・どうせ作るのなら、ノートタイプがいい
・手帳に挿んで一緒に何処にでも持っていける厚みとサイズ感
・イベント等で立ち聴きしながら書き込む事もあるので、紙はしっかりしたやつ
・ぱっと見てわかる感じ
・自分でオリジナルノートに出来る感じ
最初の案をベースに、上記の様(抜粋)な自分の我儘をぶち込んで調整を加えてもらい遂に完成した。
自分が閃いてから約半年ほど経っていた。
なんとかなるもんですね。
ほんと凄い。ただただ、カタチに出来る人って尊敬です。
正直、この様なノートというかシートは、お茶教室されている方なら生徒さん向けにティスティングシートを作られているし、ちょっとマメな人なら市販のノートを活用して個人的にされているので、何かに記録する事自体は珍しくもないのだけれど、商品としてここまで完成されたのは無いんじゃないかと自信満々になった。
そこでせっかくなので出来たものを、Online Tea Party参加者だけでなく、販売もしようということにした。
販売チャンネルは、自分の持つサイトとデザイナーさんの2チャンネルから。
告知宣伝を始めて、地元新聞にも取り上げて頂いて、幸運にもちょうど当時話題になった音声SNS「clubhouse」が始まった頃で、そこで告知すると注文が殺到した。
▷ Like the Apple one
ほんとうにありがたいことに、初めて作成したTEA NOTEは、数ヶ月であっと言う間に300部が完売した。
個人的な、しかも本や雑誌ではなくノートがってのはなかなか凄いんじゃないかと自負しているのだけれど、まだまだ出来ることはあるのではないかと思い、購入者にヒアリングを兼ねた「TEA NOTE茶会」なるものを開催して、実際の使用方法や活用法を伺ってみると、目から鱗のアイデアあり、リクエストがありとても有意義な内容になった。
あの偉大な発明家が遺した林檎のガジェットの様に、こちらはアナログではあるけれどアップデートをしながら、使ってくれるお茶好きさんの為のツールを提供し続けたいと思った。
そして満を期して、2023年11月1日に発表です。「TEA NOTE 2」
皆さんのTEA LIFEが少しでも豊かなものになりますように!
お得なセット販売もあります。
▷ Specification image
簡単ではありますが、TEA NOTEの特徴を画像にてご覧下さい。
皆さんから頂いたアイデアを基に初代から進化した項目もあります。
こちらを参考にしてもらって、同じ様なものを作って頂くのは当然構いませんが、ページ構成等同じになるとか、ほぼそのまんまになる様なら一言、「Based on TEA NOTE」って挿れてもらったり、紹介してもらえたら感謝感激雨霰で応援させて頂きます!
※名前は同じにしないでね〜
NOTE OF TEAとか違うのでお願い致します。
【TEA NOTE 2の紹介】
TEA NOTE 2には、ここには載せない購入者特典としての特別な付録が付きます。
このシートを使って更に進化したTEA LIFEを楽しむことが期待出来ます。
【仕様】
B6サイズ 62ページ
表紙は厚紙[マット加工]・中綴じ仕様
・自分で作る目次ページ
・マイティスティングページ
・マイマップページ
・マイ味わいチャートページ
・付録のティスティングチェックシート付き
【価格】
・1冊900円(送料込)
・3冊セット1,800円(送料込)
【発送開始】
2023年11月10日より、受付順