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Lauryn Hill / Doo Wop (That Thing)

同世代の音楽好きには言わずもがななカリスマ。アメリカのR&Bシンガー、ローリン・ヒル。元フージーズ。90年代後半から安室奈美恵とか相当意識していたと思う。当時溢れていたアムラーのうち何人が、ローリン・ヒルに気づいていたかは謎だけど、ある意味あの時代の日本で流行ったコギャルファッションやスタイルの大元はこの人だと言っても良いと思います。しかも、ちゃんとしたアルバムは名盤『The Miseducation of Lauryn Hill』一枚しか出していないという伝説っぷり。いまだに歴代名盤ラインキングだと上位に入る名盤中の名盤です。とにかく歌がうまい。あと表現力。映画「ブロック・パーティー」をみてもわかりますが、かなり歌という表現に関して素直で真面目です。個人的には、見た目のヒップホップなスタイルや、ギャルスタイルとは違い、歌に純心なアーティストというイメージです。
ちなみに10年くらい前にお台場のZEPPに来日した時、ライブを見に行きましたが、もう普通に1時間以上の遅刻で・・・。やけに前座のDJさんのプレイが長いなと・・・途中でDJも舞台袖に引っ込んだりして。そしてようやく登場!と思ったら、大好きなバラード「Ex-Factor」が想像以上にテンポ早めにアレンジされてた・・。でもそこも彼女の感性なのでしょう。少しショックでしたが、ライブとしての「Ex-Factor」はそういう感じということで納得できました。うん、納得するしかない。だって本人の選択だもの。アーティストに聴き手の思いを反映してほしいってのは、結論間違ってると個人的には思います。アーティストって、それだからアーティストやってんだもん。
このクラスは、受注じゃないもんね。たぶん。

ということで、当時なぜガングロが流行ったかも含めてコギャル文化に思いを馳せてお楽しみください。