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Sun Ra / Space Is The Place

Alex Barckの記事で名前だけ触れたサン・ラの曲をご紹介。ジャズピアニストというより、もはや表現者。アーティストではなく、この人自身が、アートです。ジャズを基本に、様々なジャンルのブラック・ミュージックを経由し、アフリカンビートにたどり着いた上、最終的に宇宙につながり、本人は宇宙になりました。深夜に濃いめのお酒とタバコを吸いながらヘッドホンでこの曲を聴くと、少しだけ宇宙が垣間見えます。20分以上のカオス。宇宙って身近にあったんだ!って気づきます。というか、宇宙に気づかれます。

こういった音楽は、疲れて気力がなくなってくると、ものすごく聴きたくなります。ザ・ポップグループなどのパンクとダブを合わせたカオス感も好きですが、アフリカンルーツミュージックのリズム&ノイズは、さらに人間という生き物が血や肉で作られていることを感じさせてくれる”生”を感じますね。都会のノイズがいかに人工的なものか分かります。ダブのレジェンド、リー・スクラッチ・ペリーもそうなんですが、音楽追求しすぎると宇宙やノイズに何かを見出していくんですかね。ドリカムもアルバム”The Swinging Star”のジャケットで宇宙船に乗ってましたし。昔、星の数ほど中古レコ屋で見かけましたね。大ヒットしたCDの行く末も、また宇宙なのです。

ということで、連休前に野生に戻れるカオスな音楽をお楽しみください。
私はこの曲を聴きながら文章を書いていましたので、いま野生値マックスです。これから宇宙ヒグマを5頭ほど狩りに行ってこようと思います。
もちろん、ステゴロでなぁ!