見出し画像

KALTA Presents 80's Fusion Cover Night at Blues Alley Japan Aug. 26, 2024

日が経ってしまったのと、何より当日楽し過ぎて終始ヘラヘラしていたのとで「楽しかった」以外あまり書くことが思いつかないのですが。
1stセット1曲目はTom Scottの曲から。
kbのセットにはRhodesの実機が。これだけでたまらん感じですね。
宮崎さんのEWIはやはり澱みなく溢れるフレーズ。
2曲目、Pat Methenyの有名なというか馴染み深い作品。
北川さんのギターが凄く、正確なピッキングとイントネーションでメセニー風味を醸しつつも楽曲に寄り添う個性が素晴らしいです。
KALTAさんのドラムセット、今日は比較的小さめのライヴハウスでのJazzセットとは異なり、重くヴォリュームのある音色。真正面から聴いたこともあってかなかなか久しぶりの迫力でした。
3曲目、Joe Sampleのこれも有名曲ですね。硬質なリズム感の曲ですが、新澤さんのepがメロディアスで素敵です。
4曲目はリトナー作品でオリジナルは歌ものですが、「歌ものならこの人」とKALTAさんの絶賛する宮崎さんのsaxがエモーショナルに、しかし情感に流れない演奏で素晴らしい。
セットラストはSteps Aheadのちょっと不穏なというか珍しくあからさまにポリティカルな雰囲気の曲ですが、ここでも宮崎さんのEWIが爆発的にもの凄い演奏です。
2ndセットはSpyro Gyraの作品から。いかにもSpyro Gyra、という曲ですね。艶々のsaxが素敵です。熊谷さんのベース、寺院の大釣鐘のような輪郭のはっきりした、ブーミーにならない重低音が気持ち良いです。
2曲目はRItenour/Grusinの作品です。GRPの持っていた独特の景色のある曲ですね。7/8拍子のラテンです。
3曲目はYelllow Jacketsの曲。シャッフル系の曲です。asとgで演奏されるテーマが迫力です。kbソロはちょっとアラビア音階風で。
有名なアルバム(Casino Lights)収録作品ですが、サブスクには載っていないようですね。
4曲目はDavid SanbornとBob Jamesとの共作名義のアルバム(Double Vision)にも収録の作品(曲そのものはMarcus Miller)ですが、何というか、いかにも、納得といった作品ですね。
宮崎さんのasがどうしても見事。熊谷さんの重いslapがかっこいいです。
セットラストはDave Grusinの作品。ダスティン・ホフマンの主演映画”Tootsie”のサウンドトラックですが、物語の情景が見えるような、静かながら壮大な曲想の作品ですね。
後半の盛り上がりが見事でした。
アンコールはKALTAさんのFusion系ライブではよく演奏される作品ですね。これぞフュージョン、みたいな曲です。
熊谷さんは小さなキーボードでシンセベースも演奏。
文句なしに盛り上がったラストでした。

「フュージョン最高!」
ということで。素晴らしく楽しいライブでした。

Info.

date:Aug. 26, 2024

place:Blues Alley Japan

Personnel:

・大槻“KALTA”英宣 (ds)
・宮崎隆睦(as、EWI)
・新澤健一郎(kb)
・北川翔也(g)
・熊谷望(eb、synth-b)

Set List:

1st.
・New York Connection
・Have You Heard
・Rainbow Seeker
・Is It You
・Beirut
2nd.
・Cafe Amore
・Cats Of Rio
・Monmouth College Fight Song
・Maputo
・An Actor's Life
enc.
・Take Off

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?