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生成AIが引き起こすブラウザ革命:Google vs OpenAI
今でも生成AI含めたネットサービスをPCで使う中心的なアプリは「ブラウザー」です。
今そのブラウザー業界が揺れているので取り上げます。率直に言えば、生成AIの技術進化が震源地です。
つい先日、米国司法省がGoogleに対し、ウェブブラウザ「Chrome」の売却を求める方針を発表しました。
現在Chromeはネット検索市場の90%を占めており、Appleや主要スマホベンダーへの支払いでその利用を促している(標準搭載)のは有名な話です。
Googleは司法省に対して対抗姿勢を見せているため、長期的な争いになると思いますが、それと別にもう1つの脅威があります。
生成AIの観点で最大のライバルとなったOpenAIが、独自のブラウザ開発を進めているとの報道が11/21にありました。
あくまで1メディアの独自調査で、OpenAI側はまだそれに対してコメントはしていないのと、まだだいぶ先になるとの見通しも添えています。
OpenAIは既にSearchGPTという検索エンジンの代替を目指した機能は提供済みで、Chrome拡張機能を使えば検索結果が(Googleでなく)ChatGPTで表示する機能も提供開始しています。
1週間ほど上記機能を試しましたが、なかなか従来との操作体験とは異なるので慣れませんでした。
おそらくは、「検索」という行為自体がこれから変わり、より「パーソナルアシスタント」としての役割にブラウザ含めて変わっていくのだろうと思います。
検索も当初はなれなかったのを覚えてますので、この時代の節目に乗り遅れないように意識的に生成AIに慣れていきたいと思います。