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気候変動と登山

毎日死ぬほど暑い。
文字通り、死ぬほど。毎日命がけの暑さの中の生活だ。

30年ほど前の私が小学生時代の記憶と比較しても、
実際に叩き出される数字も、暑さが如実に違う。

下界ではもちろんのこと、標高が上がれば多少気温が下がるとはいえ
山の上だって下界の気温が基準になるのだから以前より高くなっている。

これほど下界で熱中症が危険だ、熱中症警戒アラートだ!と騒がれ
ほんの10年前とは全く違う警戒レベルと対策が必要とされると言われているのだから、山上だってこれまでとは違う意識が必要なんじゃないか。
最近そう思っている。

特に山の上では何かあったときの対応が限られる。
都合よく自動販売機もコンビニもないどころか、水そのものが簡単には手に入らない。
今までこれで行けた、と思った対策では不足するとなれば、湿度や気温などの気象条件によっては原則登山中止、というのも選択肢としてありなんじゃないかと思う。

原則、なので個々人の暑さ耐性と運動能力によって判断は変わるものだとは思うのだけど、最近は山でも暑すぎる。

たまたま今年が暑かった、ではなく、
地球沸騰の時代を迎えていて、これからの暑さ対策は違うレベルに入りつつある、と思っている。
これまでの感覚で対策をすれば不足する。

山の常識も時代とともに変えていかなければならないのだろう。


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