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■空の上での至福の時間■飛行機の窓からの風景を楽しむ:①北海道に行く飛行機から

最近、学会関係で全国に出張する時が多く、この1か月の間に、北海道、広島、九州に飛行機に乗って相次いで出かける機会がありました。飛行機の移動の際にいつも楽しみにしているのは、窓側に座り、空から見える景色を眺めること。いつもは地図でしか見ない土地が実際に見られたりするのがとても楽しい時間です。地図マニアにはたまらない至福の時。静かな機内でスマホでパシャパシャ撮りながら一人にやけているひょっとしたらちょっと不思議な感じのサラリーマン風の人にみられているかも(笑)。そんな「空活」の成果を少し紹介したいと思います。

■①羽田→新千歳

基本的に私は「青組」。いつもの第2ターミナルからスタート。
札幌行き、59番搭乗口から乗り込みます。
羽田空港第2ターミナル駐機場の風景。
さらば、羽田。間もなく離陸です。
離陸した瞬間。空港施設を眺めるのも大好きです。富士山も見える!
新幹線の大井車両基地と東京貨物ターミナル。
新幹線は16両編成の白い線がきれいに並んでいるのが壮観。
レインボーブリッジに、東京都心が見えています。
隅田川に、東京スカイツリーが見えています。
東京の下町は、建物がぎっしりです。
スカイツリー、上野公園、皇居、隅田川が見える風景。
いやー、いいですね。
ハート形に見えるのが、渡良瀬遊水池。栃木県と茨城県の境くらいを北上します。
緑っぽい色のところが水田で、茶色っぽいところは畑なのでしょうか。
日光と中禅寺湖でしょうか。山の上に大きな湖があります。

ここから、飛行機は秋田上空へ。ちょうど近日中に合唱団メンバーとして出演する、「大いなる秋田」の第3楽章に出てくる、「秋田県民歌」の舞台に遭遇しました。

歌詞はこんな歌詞です。

秀麗無比なる 鳥海山よ
狂乱吠え立つ 男鹿半島よ
神秘の十和田は 田沢とともに
世界に名を得し 誇りの湖水
山水皆これ 詩の国秋田

山形県と秋田県の境にそびえ立つ、秀麗無比なる 鳥海山よ。
写真の右上に遠く見えるのが、狂乱吠え立つ 男鹿半島よ。
神秘の十和田湖の真上を通過。青森県との境界部です。
こちらは、ちょっと時間が巻き戻りますが、田沢とともに、の田沢湖。
2つの湖は、世界に名を得し 誇りの湖水です。
こちらが、大仙市付近から見た、秋田平野。
山水皆これ 詩の国秋田 です!

そんな感じで、静かな機内で秋田県民歌の歌詞を想像しながら、上空の景色をパチパチ撮りまくって一人にやけている人でした(笑)。

そして飛行機は、弓なりに広がる青森の町を見ながら津軽海峡へ。
津軽海峡を越えると、北海道は雲と霧の中でした。
霧の新千歳空港に着陸。ようやく地表が見えた時の様子です。

■②新千歳→羽田

帰り便は、行きとは少し違った角度での景色を楽しみました。離陸時が曇っていたので、下が見え始めたら、「ここはどこだろう?」と推理することになります。

ここはどこ?と思ったら、見えているのは北上川。
岩手県奥州市付近です。
そして、北上川は山の中を進み、宮城県登米市付近へ。
そして、北上川の河口、石巻の町と牡鹿半島が見えてきました。

帰りの飛行機は、東日本太平洋岸を飛んでいました。被災地巡礼の旅のようになりました。

牡鹿半島、石巻、成瀬川、松島湾が並んでいます。
塩竃や七ヶ浜、多賀城付近が見えてきました。
仙台市上空です。少し右に見えている河川が、
名取川で、河口付近右側に名取市閖上地区があります。
名取川と阿武隈川の河口に囲まれた、仙台空港。
このあたりは宮城県亘理町から山元町にかけて。
ここも津波で深刻な被害を受けました。
まっすぐ伸びる谷筋は、水郡線に沿って伸びる、久慈川の谷筋のようです。
そして、久慈川と那珂川が作る、茨城県の平野部へ。
日本第2位の面積を誇る、霞ケ浦へ。
そしてその先端には、土浦市街が。
こちらは、龍ヶ崎。田んぼの真ん中に浮かぶ街です。
利根川を越えて、印旛沼付近へ。水田が多そうな感じです。
印旛沼と、成田空港アクセス線。
見えてきたのは、京成臼井駅付近でしょうか。
そして、千葉市内を通り、京葉工業地帯付近を通過します。
大きなコンビナートがある工場地帯を抜けると、
いよいよ着陸直前の東京湾。
船を眺めながらの着陸です。
真ん中の大きな船は、自動車輸送用っぽい形をしていました。
そして、着陸。沖合にアクアラインの「風の塔」が見えました。

いやー、飛行機の旅って、面白いです。札幌に行っているはずなのに、途中の東北や北関東の景色が味わえる。窓越しの空旅。地理の知識があれば、もっと楽しいこと間違いなし。ちょっとマニアックかもしれませんが、有意義な飛行機時間の過ごし方でした。

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