
クライミングシューズの選び方まとめ
以前マンダラを買った時に徹底的に「クライミングシューズの選び方」の知識を調べたので纏めます。
(専門家では無いですが、専門のお店の方から教えて貰ったことや論理的にある程度正しいと思う情報を載せます)
まず、結論から↓
【シューズを選ぶ基準】
①足型
②ソールの硬さと体重の相関
③シューズの特性
以上、①→③の順番で決めます。
ひとつずつ詳しく説明します。
①足型
普通の運動靴でもメーカーによってサイズがバラバラで合う合わないがあると思います。
これの原因は以下の要因です。
・足の長さ(25.5、26とか)
・足幅(3E、4Eとか)
・甲の高さ
・足タイプ(エジプト型、ギリシャ型)
甲の高さはベルクロで大体何とかなりますが、幅、足のタイプは人によりけりです。
メーカーによって、また製品によって足型が違うので実際に履いて合うものを選びます。
足形の合うものほど一般的に小さいサイズが痛みなく履けます。
クライミングシューズは伸びるので少し攻めて履くと強制的に足に合わせることが出来てよく登れるようになりますが、一方で皮やゴムに無理をさせるので壊れやすくなります。
ヒールやつま先が余らないギリギリ位のサイズが良いと思われます。
②ソールの硬さと体重の相関
ソールが滑らないのは、ゴムが体重によってしっかり変形してホールドのフリクション面に食い込むからです。
そのため、体重が軽ければ軽いほど柔らかいソールが滑らないし、体重が重いほど硬い靴でも滑らなくなります。
一方で体重が重い人が柔らかすぎる靴を履くとジブスを踏み抜くことになります。(保持力で何とかできる人もいますが…)
体重に合わせたソールの硬さで選ぶと滑りづらくなります。
なお、「ソールの硬さ≠ゴムの厚さ(例えばXSgrip2 3mm等)」です。ゴムの他にミッドソール(シャンク)が入っているので、
ソールの硬さ=ソール+シャンクの硬さ
ということになります。
③シューズの特性
目的に合わせて選ぶ。
例えば、
・強傾斜が苦手なのでダウントウが強い靴でかきこみを助けて貰って登りやすくする
・足指の練習をしたいのであえてシャンクがないものを履く
・クラックを登りたいのでTCproを履く
とか。
この辺はそこら中に情報があるので省きます。
根も葉もないことですが、結局は履かなければ分かりません。
但しここに書いたことを知っておくと、最初の選択で「自分より重いクライマーがちょうどいいと言っている靴なら滑りそうだな…」などの見当がつくので失敗が減ります。
その上で合いそうな靴を試着してみて、足型が大丈夫なら買って登ってみる。
滑りやすい、小さいスタンスに乗りづらいといった不満が出たらソールの硬さを変えてみる。
そんな感じで最終的に丁度いいシューズを見つけることになります。
私の場合は
インスティンクトvsrが滑る(=硬すぎる)
→セオリー39.5で踏み抜く(=柔らかすぎる)
→フューチュラ39.5にしたら調度良い硬さだが、ヒールが余る
→フューチュラ39ピッタリ!!
→マンダラ39ピッタリ!!ほとんど感覚はフューチュラだけれど、フューチュラより強傾斜で足が切れづらいし踏み切った時のジャンプ力が違う!
でした。
シューズ選びに困っている方の参考になれば幸いです…