妊娠出産して感じた”想像力”の乏しさ
コロナ禍も二巡した2021年、はじめて出産しました。
その時に感じたのは、自分の想像力の乏しさ。。。
今後の自分に向けた戒めの意味も含めて記録しておきます。
※この文書における語用は以下の通りです。
想像力:概念や感覚を、視力や聴力その他の感覚を通じて認められないときに作り出す能力(デジタル大辞泉)→”自分の五感で経験したことがないことを認識する力”として使ってます。
感受性:外界の刺激から受けた印象を心に受け止める能力(デジタル大辞泉)→”外界の出来事に対するアンテナの高さ”として使ってます。
感受性が高いと自認する私
今となっては記憶が曖昧ですが、ディズニーのダンボを見て号泣するような子どもでした。小さい頃から感受性が高い子どもとして自認していたし、親からもそう認識されていました。
そんな自分は感受性が高くて、他人の気持ちを人一倍感じる人間=他人の経験を想像して、自分のことのように捉えられる想像力のたくましい人間 だと思っていました。
感受性と想像力は違う
でも出産という経験を通じて、自分の想像力のなさにビックリしました。
・リモートワークしてても妊娠中の体はしんどい!
(妊娠している方を部下に持つマネージャーの皆さん、どうか気にかけてあげてください!!働く妊婦さん、しんどいという発信は自分しかできないので、是非事実として自分のしんどさは発信しましょう!)
・コロナウイルスのみならず、麻疹風疹対策は真剣にしたほうがいい!
(麻疹風疹は感染力が高いですが、ワクチンで感染拡大を阻止できる病気です!なのに日本では近年は麻しん、風しんが成人で流行しています。成人がかかると重症になることが多く、とくに妊娠初期の妊婦が風しんにかかると赤ちゃんが先天性風しん症候群という病気を持って生まれる危険性があるため、成人にも接種が推奨されています。ぜひ一度抗体検査とワクチンを検討してみてください!)
・電車の中で席を譲ってもらえるのは本当にありがたい!
(見た目には普通でも、吐き気がしていたり、腰痛が辛かったりしてます。さらに、声をかけてもらう、気にかけて貰えたという経験は、安心感にもつながります。席を譲ることは心身両面に良い効果があると思います!)
などなど、、、
感受性が高ければ、ちょっと想像すれば、ちゃんと認識して自分の行動を変えられるだろうと思っていたのに、妊娠前の自分は、、、
・リモートワークなんだから余裕でしょ!とタカをくくっていた。
・コロナウイルス対策はしていたけど、麻疹風疹の抗体検査は妊活するまでやってなかった。
・自分の目の前にいなければ、「妊婦さんいるな~目の前の人席譲らなかな~」ぐらいの認識しかなかった。ちょっと歩いて声かければ席譲れたのに。
感受性が高い自分にタカをくくって、自分が経験したことがないことに対する想像力を働かせることをさぼっていた私—経験したことないばかりなのだから、想像力をないがしろにしないように!!!と自分に言いたい。
他人と自分の経験が違うという前提に立って考えよう
当たり前なのですが、誰一人として同じ経験をした人間はいないのだから、他人には他人の固有の経験、世界があるという認識はとても大切なのだなと思います。
その前提に立ったうえで、様々な他者の経験にアンテナを立てて(←感受性の出番!)、想像力をぶんぶん回して、自分が出来るアクションをとってみようと思います。
最後までお付き合いありがとうございました<(_ _)>
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