沙羅双樹の花の色
沙羅双樹の花の色 - つみかさね
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平家物語の冒頭
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。で始まる。沙羅双樹の花、日本では夏ツバキの花をさしている。京都妙心寺、東林院では、6月10日から23日の期間中、「沙羅の花を愛でる会」が開かれている。鎌倉のあじさい寺ともいわれる明月院にもこの夏ツバキの花があります。
団地の中にも毎年花を咲かせてくれる夏ツバキの花が咲き始めました。ここでも双樹(2本の木)が植えてあります。
日本の沙羅双樹
日本で「沙羅双樹」として知られているものは、ツバキ科のナツツバキ(シャラ、またはサラ)です。これはインドのサラソウジュとは異なる植物ですが、釈迦入滅の伝説にちなんで「沙羅双樹」として広く認識されています。
学名:Stewartia pseudocamellia
分布:日本、中国
特徴:
高さが10メートルほどの落葉高木
花は白く、一日で散ってしまう儚いもの
夏に花が咲くため、ナツツバキと呼ばれます
沙羅双樹(しゃらそうじゅ)の花は、インド原産のフタバガキ科の常緑樹、サラソウジュの花を指します。仏教では、釈迦(ゴータマ・シッダールタ)が入滅(亡くなる)した際に、この木の下で亡くなったと伝えられています。
沙羅双樹の花の特徴
学名:Shorea robusta
分布:インド、ネパール、バングラデシュ、ミャンマーなど南アジア地域
特徴:
高さが30メートルを超えることもある大木
花は小さく、黄色がかった白色で芳香があります
サラソウジュの木は、一般的には二本ずつ植えられ、「双樹」として知られることが多い