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いつか全てがつながる時がくる

「今までやってきたこと、今やっていること、これからやっていくこと、いつか『すべてがこのためだった』と気づく時がくる。」

こんなメッセージで目が覚めた日があった。

声が聞こえた訳ではない。視界が光に包まれて、文字が浮かび上がってくるような感じだった。それを読んだわけではない。ただ、理解した。とても美しい瞬間だった。

「メッセージ」なんて言うと神秘的すぎで、ただ、私が自分にかけてほしい言葉を妄想していただけなのかもしれない。

物心ついた時から、ずっと同じ孤独感がある。
それから20年生きたけれど、これは恋人ができても、友達ができても、自然に溶け込んでも、消えないものらしい。

生きてることの意味がわからなくなって空っぽの世界に放り出されたような気持ちになる日もあれば、上昇志向に駆り立てられてひたすら頭がフル回転するような日もある。

空っぽの世界に、空っぽのまま存在するのは難しい。だから自分で意味をつけていく。たまに、意味を求めすぎて焦りが空回りすることもある。だからたまに空っぽにする。空っぽにすることと詰め込むことの繰り返し。

何も知らないからこそできることもあれば、何かを知ったからこそできることもある。

常識を疑った先に、常識を疑わないという選択ができる人間になるのも良いのかもしれない、と思う。大きい波に乗せられたら孤独は消えるのだろうか。いや、そうでもないのかもしれない。

孤独はどうせなくならないが、やさしい人と一緒にいたい。優しさを受け入れられるようになったら、世界は意外と優しかった。受け入れられる未来だけが現実になる。

時間は過去から未来に流れると大抵の人は思っている。
時間は未来から過去に流れると仏陀は言った。
時間は存在しないと物理学者は言う。

過去から未来に流れるのは下半身。未来に向かって進んでいく。
未来から過去に流れるのは上半身。来たる未来を受け止める。
時間が存在しないのは無意識。全てがただここにある。

時間がないと思うときも、時間はある。時間がないのは、時間を忘れているにすぎない。

いつかすべてがつながる時がくる。それは、時間を思い出したときなのかもしれない。

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