お金を整えると心も整う。マネーフォワードMEを使ってよかったこと。
マネーフォワードMEという家計簿アプリを使い始めて1年が経ちました。
この一年は、森の開拓、引っ越し、大学、就活、セラピストの仕事など、イレギュラーなことばかりで収入も支出もかなり不安定だったので、お金について考えることがなかなか多い一年でした。
そこで、お金の出入りを把握したいな思い、マネーフォワードMEを使って家計簿をつけ始めたのですが、これがなかなか良かったので、よかった点を書いていこうと思います。
買い物記録を自動で仕分けしてくれる
マネーフォワードMEを使うと、クレジットカードの決済情報、Amazonの購入履歴などを自動で反映してくれます。
基本は自動でカテゴリごとに仕分けしてくれるのですが、間違っているところもあるので、そこは手作業で修正していくという感じでやっています。そんなに時間もかからないし、買い物の見直しにもなるので楽しくやってます。
今までは、自分が何にどのくらい使っているのかをあまり把握できていなかったのですが、マネーフォワードMEで家計簿を自動化したことにより、かなり詳細にわかるようになりました。
私ってコンビニにつき3000円も使ってるのか!とか、めちゃくちゃ本を買ってるつもりだったけど、意外と月1万円以内に収まっていたのか!とか、色々気づきがあります。
本当に欲しいものを選べるようになった
今まではガバガバ家計管理だったので、自分の給料から時給換算して「労働○時間分くらいならいいか」とか思って買ったりしていました(笑)
そういう感じだと、自分がそれを買うだけの余裕があるのかが正確に分からない状態なので、間違って買ってしまうことも多かった気がします。
それで無駄なものを買ってしまうこともあれば、反対に、ケチって欲しいものを我慢したり、本当に欲しいものよりも安いものを選んだりすることもありました。
家計簿をつけ始めてからは、月々の予算や今月の出費から逆算して考えることができるようになったので、より理性的な意思決定ができるようになった気がします。
自分が欲しいと思ったものが買えるか買えないかということが家計簿を見れば大体わかるようになったので、納得感を持って買い物ができるようになったのが、よかったです。
長持ちするものを買うようになった
引っ越しを機に、生活に必要な家電とか収納とかを、色々一式揃えたら、「あれ、もう他に必要ものってほとんどなくない?」っていう感じになりました。当たり前なんですが、一度買うとしばらく買わなくていいものってたくさんあるんですよね。
私は日用品のカテゴリを、「消耗品」と「3年以上使えるもの」に分けて管理しているのですが、「3年以上使えるもの」は、一度買ってしまえば3年以上使えるので、当分買わなくていいということになります。そしたら、その分生活コストは下がっていく一方だということなんですが、家計簿をつけ始めて、それがより明確にみてわかるようになりました。
今持っているものでも、できるだけ長持ちさせて使うためにはどうすればいいかと考えるようになりました。例えば、白い服がくすんできたら、すぐ買い替えるのではなくてまずは漂白をしてみて、それでも無理だったら染色して別の色に変えてしまう、みたいな。
そういう工夫を少ししてみるだけでも、物のもちって全然違うと思います。そして、そういう小さな努力が家計簿にもちゃんとあらわれてくれるのがモチベーションになります。
年齢が上がると収入も出費も増えるという考え方が一般的ですが、むしろ、最低限の必需品を揃えて、ものを長持ちさせるスキルを身につけてしまえば、自分一人が生活するためのコストは下がる一方な気がします。
欲しいものを我慢しなくなった
家計簿をつけてみて分かったことは、大抵のものは買えるんですよね(笑)
そういうとすごいリッチな人だと思われるかもしれないんですが、そういうわけではないです。
私が普通に生活していて普通に欲しいと思うものは数千円くらいのそんなに高いものじゃないので、買おうと思ったら買えるんです。それでもあえて買わないで貯金を増やそうとかいう発想になったりもします。どちらかというと、「もの」より「お金」の方が欲しいかな〜みたいな。我慢とかじゃなくて、お金貯まった方が嬉しいじゃんっていう感じです。
「買いたいけど我慢する」というのと比べると、ただの気持ちの差なんですが、これって結構大きいと思います。
買えないと思うから欲しくなるものってありませんか?
駄々をこねる子供みたいなのが自分の中にいて「これ欲しい!」って叫んでる感じです。
安物しか買えない自分を惨めに感じる気持ちがあるから、不必要に高いものが欲しくなったりするんじゃないかと思います。
自分には十分なお金がないと思うから不足感が生まれて、不足感が無駄な欲求を生んで衝動買いを産んでしまう、みたいなことって結構あって、溜め込んだストレスってよく分からないところで発散されてしまうようにできているんじゃないかと思います。
家計簿をつけてみて、そもそも、買えないものなんてそんなにないということに気づいてからは、そういう不足感を感じることって減ったと思います。
投資と消費を区別する
これは、「長持ちするものを買うようになった」という話と繋がっているんですが、家計簿をつけ始めて、投資と消費を区別するというのがよりできるようになったと思います。
その日限りで消えて無くなってしまうお金の使い方と、その後も効果を発揮し続けるお金の使い方ってあると思うんですよね。
私は、お金を使うときに、使用頻度×使用期間×一回あたりの満足度で考えるようにしています。
この値が低いものは必要ないので買いません。
物だけじゃなくても、「今しかできない経験」とか「学び」とかって、その後の人生を豊かにしてくれるものだと思うので、そういうものにもできるだけお金を使いたいなと思っています。
お金が整うと心が整う
お金が整えるということは、暮らしを整えるということだと思うんです。暮らしが整うと心も整います。
変化が多くて精神的にもいっぱいいっぱいだった時って、なんとなく漠然とした不安もあるし、お金も貯まりにくかったような気がします。
どれだけ忙しくても、お金の流れを整えていれば、暮らしも整うし、心も整っていくんじゃないかという気がしています。衝動的に自分の欲求を満たそうとしたり、訳のわからない不安に突き動かされたりしてしまうことも減ると思います。
お金の流れを整えるための一歩として、家計簿アプリはとってもおすすめです!