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くずきりのバースデイものがたり③~そこに愛はあるんか
※この記事はこれの続きです。
3日目の朝まで、伊予灘ものがたりの予約が取れませんでした。
理想では朝一に松山を出る大洲編に乗り、大洲からぼちぼちと予讃線を宇和島までのいずれかの街を散策していき、ギリギリまで満喫してから最終の乗り継ぎができればいいなと思っていました。
しかし、ホームページで△となっていて、期待して初日の徳島でみどりの窓口に駆け込むも取れず、以降度々空席を確認してもどの便も空きが出ずに3日目を迎えてしまい、やっぱり1回の旅行で乗り切ってしまうのは難しいかな…と思っていました。
…が、奇跡的に夕方松山着の道後編が朝に取れてしまい、それまで考えていた予定を諦めざるを得ない嬉しい悩みを抱えることになりました。
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伊予灘ものがたりの指定席券が取れたのは良かったのですが、スタートがしおかぜ1号、松山が10時過ぎ着とやや遅い時間の始動になったことで、散策する街を絞る必要が出てきました。
悩みに悩んだ結果、まずは内子に行くことにしました。
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「木蝋で栄えた都市」という印象しかなかったのですが、実際に行ってみると町並み保存地区の雰囲気も非常によく、栄華がどの程度であったかが確かめられ素晴らしい時間を過ごせました。極めて程よい人出で、静かな街歩きが楽しめます。海外の人はあまりおらずまだ見つかっていないようですが、この魅力を考えると見つかるのも時間の問題でしょう。
散策すると次の宇和海の時間が迫ってきましたが、結構急がないといけなかったこと、内子の雰囲気が気に入ったこと、かなりお腹が空いていたことで乗るのを諦め、今回行けなさそうな宇和島の名物である鯛めしをいただくことにしました。
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続いて、西予市・卯之町にやってきました。
地理的に町並みは最後に見た方がいいと考え、まずは丘の上にある宇和米博物館に。
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入ってまず目に入るのは、とんでもなく長い廊下。
聞けば、雑巾がけでレースをしたりするそう。
タイムアタックやってみないかとスタッフの方に言われましたが、腕が悪いこともあり丁重にお断りいたしました。
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丘を降りて、伝統的建造物が残る町並みへ。
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さて、そろそろ…ということで本日のメインイベントの始発駅、八幡浜へ。
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八幡浜発では、海沿いまでは車窓は大洲城を臨むところ以外にそこまで特筆するものはないですが、沿線の方々がたくさんおもてなししていただけるので全く飽きません。
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あまりに急な予約のため、残念ながら食事は用意してもらえないので、代わりにお茶をすることにしました。
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あまりに美味しかったので、もう1セット注文しました。根っこがデブなので許してください。
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そうこうしているうちに、列車はハイライトの駅へ。
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下灘駅は説明不要の有名な駅ですが、人の数というよりアンコントローラブルな状況になっていたことが気になりました。言葉の壁で外国人に注意が届かない。乗客向けのサービスを受けようとして、アテンダントも応じてしまっているので、収拾がつかない状態でした。注意書きをペタペタ貼れば景観を損ねるし、かといって通常の用務利用の少ない無人駅にどの程度のコストをかけるのか、難しいところです。
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伊予灘ものがたりは初出のものがたり列車だったからか、それゆえの沿線への浸透度が高いからか、とにかく気合が入っておもてなしをしようという姿勢がハード・ソフト両面で感じられました。
正直、これに乗れれば他はまあいいかな、と思うぐらい「ゆったりと上質な旅ができた」としっかり感じられる時間でした。
下灘駅停車中の状況は気がかりですが、乗客でなくてもサービスをするのもおもてなしの心から、それゆえに長く・幅広く受け入れられているのではないかな、と思えます。
特別な体験をしたので、これがバースデイ旅行か…といわれるとまた違いままして、他に出て行ってるんですが、そちらは気が向いたら書くことにします。ってか、もう旅行から2ヶ月近く経ってるし。
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