くずきりのバースデイものがたり②~2日連続で涙を流しました
※この記事はこれの続きです。
6:44発のいしづち101号で一路松山へ。
前日に予讃線はダイヤ乱れがあり、その影響でアンパンマン編成の8000から8600へ代走となりました。なのでグリーン車付きになり、快適に。
松山から宇和海5号に乗り継ぎます。
宇和島で3分の乗り継ぎでしまんトロッコ2号に乗り継ぎます。
この旅の特別な列車で唯一指定券が取れず、ロングシートになんとかありつけ立っている人も多いというところでしたが、トロッコ乗車区間(江川崎~土佐大正)では多くの方がトロッコに移動する関係で自由席車両もある程度空き、無理なく窓を見る体勢で座ることができました。
江川崎からは左右に四万十川が望め、進行方向どちらに座っても四万十川が楽しめます。
窪川では1時間程度の乗り継ぎ時間があったのですが、有名店でうなぎが食べたいと欲を出してしまい、30分程度浪費してから駅の食堂へ。
注文したメニューも思ったより時間がかかり、5分で唐揚げ定食を胃に詰め込むことになりました。
志国土佐時代の夜明けのものがたりは最も新しいものがたり列車で、太平洋を中心に沿線の風景とお酒などを楽しめます。
土佐久礼駅を出て、安和駅ではたっぷりと時間を取って海を楽しめます。またその先の海が見える区間でも徐行してもらえます。
海に近い駅は全国にいくつかありますが、安和駅は比較的知名度が低い(という肌感覚)ので、もう少し有名になってもいいのにな、というロケーションだったのが印象的です。
須崎ではおもてなしがあるのですが、地元の方々が演奏をするだけでなく、乗客もそれに参加する仕組みになっており、大変楽しい時間を過ごせました。
よくある「おもてなし」は物販があったり、地元の方が手を振ったりで一方通行のコミュニケーション(手を振り返すことはあっても、気づかないこともある)ですが、参加することによってわずかな時間でも双方向の触れ合いになることが印象的でした。
もちろん参加は任意ですが、ほとんどの方は参加していました。
その後は仁淀川などの見どころはあるものの、若干の尻すぼみ感。まあ市街地に近づいているから仕方ないです。
高知からは南風で香川県のある特急停車駅へ。
香川をかすめているので、うどんを食べないともったいないと思い、夜営業をやっているお店に行こうと考えました。
・・・が、香川で初めて一生忘れないうどんに出会いました。もちろん悪い意味です。
あまりにショックすぎて他の店に口直しに行きました。
駅までの道を放心状態で歩き、電車待ちの時間で怒り、悲しみ、いろんな感情が溢れ出ました。
僕自身、何度も食べ歩くほどには讃岐うどんが好きですし、香川の方々のうどんに対する情熱を知っているので、こんなものが許されているのかと思うと言葉にできません。
それほどまでに許されざる存在でした。
皆さんはうどんを食べて悔しいという気持ちになったことはありますか。
西条に戻った後、地元のお祭りを偶然見ることができ、少し気分が晴れました。
続きはそのうち書きます。