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人生初の茶室にて人生初のお茶会体験!(2025/2/23)

今回、またしても素晴らしい御縁をいただくことができて、人生初の茶会にお招きいただきました。正直申し上げまして素晴らしい体験でした。お話をいただいたのはこちら裏千家流派でさらに多岐にわたる活動を展開しておられる高宮拓さんです。

しかも開催場所は自宅から徒歩圏内の駒場公園旧前田侯爵邸和館。えぇ〜こちらでお茶会体験ができるんですか???しかも重要文化財指定。50年以上も前から足を運んでいた駒場公園ではないですか?!

このお誘いをお受けするまでは駒場公園は洋館と庭園のイメージしかなくて、今回の訪問で新たな発見がありました。だって正門からしか入ったことないんだもん。というわけで高宮先生と私を含めた参加者3人は最寄りの駒場東大前駅に集合しいざ現地をと向かうのでありました。

全くイメージになかった…

この重要文化財の中にて今回の茶会イベントが行われます。後で写真を掲載しますが、れっきとした茶室です。しかもこの和館は常時無料開放。ボランティアガイドさんも常駐しています。

素晴らしい!

今回は高宮先生和館の案内を受けました。何度も何度も足繁く通って繋がりを獲得した高宮先生のご努力に感心しました。

和館内のお茶室の様子

今回は参加者3人によるこじんまりとしたイベントですが、10人を超える規模になるとこちらの和館内の広いスペースでお茶会をすることもあるそうです。

水琴窟!

いよいよ当日我々だけが足を踏み入れることのできる領域に潜入し旧前田侯爵邸和館内の茶室に向かいます。なんてったって重要文化財で行われるこのテのイベント参加は初めてですからね。

あの2箇所のフックみたいなとこに何をかけるのでしょう?

高宮先生は既にこの茶会イベントをご自身の企画ツアーとして立派にまとめ上げており、茶室に招き入れていただくまでにも事細かにお茶の世界のお話をしてくださいます。こちらの留め金は刀をかけるために設置されています。戦国時代から発展したお茶の世界。茶室に入るときは武士も刀を預けて一人の人間として茶の世界に相対するのです。

これは何?

こちらも茶室に入る前の心の準備。日常の世界から非日常の世界へと向かう前に、この中に心の塵を払ってから茶室に入るのです。

四畳半の茶室

やはり暗い。そして寒い…。茶室の中は思ったより広い印象でした。私の実家は左官なのでやはりこうした土壁はまじまじと見てしまいます。

床の間には3冊の本が

床の間には高宮先生自らご用意された本と花瓶、それに段ボールに描かれた花の絵が飾られていました。え?段ボールの絵?と他の参加者も思いましたけど、高宮先生は毎回参加者に合わせて床の間の空間デザインされておもてなしをしているとのことです。ティーマスターはイベンターであり、ファシリテーターであります。

お菓子にもこだわりが

ちなみに左のドライフルーツは高宮先生の個人的な繋がりによりオーストラリアの方から贈られたものだそうです。日本ではまず食べられないものとのこと。美味かった。

襖を開けると

冬の夕日が茶室内に差し込みます。寒いけれど風情満点。ここは確かに一期一会の世界です。

懐かしいぜ!

ここからは私のワガママ思い出タイム。そう。この洋館の前をすり抜けて駒場公園内敷地の庭園によく遊びに行っていたのです。50年以上前から。

この角度!懐かしいぜ!

もっと鬱蒼としていたイメージがありましたけどね。

あ…

最後にお見苦しいものを…(^^ゞ

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