いつでも心におジャ魔女どれみ
ちゃるめらです。
なぜかちょっと早起きしてしまった土曜日、朝から美人の光を浴びたくて、
いつも観ている美容系YouTuber水越みさとさんの動画を開こうとしたところ、おすすめに「おジャ魔女どれみ」の映画、「魔女見習いをさがして」が期間限定公開されているのに気づきました。
なんと懐かしいおジャ魔女どれみ、昨年この映画も話題になっていたなあと思って気まぐれに観てみたらとっても心に残ったので感想を残しておこうと思います。
あなたもわたしもみんな魔法使い
このお話を見終わって1番心に残ったのは、
あなたもわたしもみんな魔法使いだよ、
うまくいかないことがあっても、あなた自身が持つあなただけの魔法の力で乗り越えられるよ、
というメッセージでした。
「あなたはあなたしかいないよ」という優しくてまっすぐな言葉を綺麗に包んでリボンをかけたような作品だなというのが所感です。
びっくりしたポイントがいくつもあったけれど、とりあえず3つあげておきます。
どれみちゃんはほぼ出てこない
1番びっくりポイントはここ。
どれみちゃんをはじめとするおジャ魔女どれみのメインキャラクターはほぼ出てこないのです。
もちろん、「どれみちゃん」「あいちゃん」のようにキャラクターの名前はたくさん出てくるんですが、
主人公はあくまで「おジャ魔女どれみが大好きなみんな」であって、どれみちゃんたちの話ではない。
会社でうまくいかない社会人、自分の進路に悩む大学生、人間関係と自分の未来に悩むフリーターが、
「おジャ魔女どれみが好き」という共通点から出会って親交を深め、それぞれが人生の一歩を踏み出していく。
だからこそ自己投影されて、ひとつひとつの言葉が余計に響くんですよね。
悩み・出来事がやたらリアル
この作品は「おジャ魔女どれみが好きなわたしたちの物語だ」と書きましたが、キャラクターたちの悩みが結構生々しいのにもびっくりでした。
「おジャ魔女どれみ」が冠につく話なのに、
バンドマンのヒモ彼氏となかなか別れられなくてお金をとられる
両親が離婚してからグレて和解した頃には母は病に倒れこの世を去った
とは、なんとプレミアムな時間帯のストーリーなのでしょうか???????
はたまた、この悩みに立ち向かった結果もなかなかにリアル。決して日曜日の朝に放送されるような綺麗な話ではないのです。
その結果を受けてキャラクターたちがどう考え、どう行動するのかが描かれていて、「これはわたしたちの話だ」と思う共感ポイントになっているのだと思います。
「わたしたち」はリアタイしていた女の子たちだけではない
メインのキャラクターは、
おジャ魔女どれみをリアタイしていた世代、半分はリアタイだけどDVDで全話観た半々の世代、配信サービスで全話確認した世代の女性たちです。
ここだけでも、「リアタイ勢だけじゃないおジャ魔女どれみが好きなあなたが主人公ですよ」という作り手のメッセージを受け取ることができるんですが、
さらに、途中でおんぷちゃんが好きな大学生の男の子も出てくるんですよね。
仮面ライダー好きなわたしもよく感じるんですが、仮面ライダーや戦隊が好きな女の子もいればプリキュアやおジャ魔女どれみが好きな男の子もいるんですよね。
今の時代、男女関係ないとはよく言うものの、作り手が「おジャ魔女どれみファン全員を置いていかない」と強く思って作品を作ってくれたんだと思って、涙が出そうになりました。
おジャ魔女どれみを知らなくても「あなた」のためのお話
おジャ魔女どれみが大好きなわたしたちに向けた話でもありながら、もっと言ってしまえば今を生きているすべての人に刺さるお話だなと感じました。
日々生きている中で苦しいと感じた時、一歩踏み出したいのにどこに行けばいいかともやもやした時、ただなんとなく疲れた時、どんな時にでも観れる、サプリメント的なお話なのだと感じました。
明日、5月28日までの期間限定でYouTubeに公開されているので、もしお時間があれば是非に。
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