無料 下ヒゲトレ基本パート8 ターゲット候補
下ヒゲトレのターゲット(売り場)
下ヒゲトレでロングエントリーすれば、その日の内に利益確定(もしくは損切り)を行います。ここでは、予測通りに株価が動いたときの利益確定のターゲットの解説です。
利益確定ターゲットの第一候補は、一段上にあるレジスタンスです。これを基本としています。その後は、そのレジスタンスを突破すると、一段ずつ上げていくということです。
そして、“ターゲットの最大値”を設定しています。“ターゲットの最大値”とは、それ以上の上昇を期待しないポイントです。つまり、ターゲットの最大値で必ずトレードを終えるポイントです。
複数の期間のチャートを使ってターゲットを見つけます。
5-1 利益確定のターゲット候補
例1: 一段上のレジスタンス
①:サポートⓈにヒットする。ここで上昇の気配が出れば、ロングエントリーとなる。
※サポートは日足チャートで探す。
※①では、上昇のタイミングになっているか分析する
②:ここは谷となっている。ターゲットの第一候補とする。
※ここは一段上のレジスタンスです。
③:ここは、昨日の安値である。ここはターゲットの最大値とする。ここまで上昇したなら、必ずトレードを終える。
※昨日の安値は、とても強いレジスタンスです。
上昇力が強いときには、③を突破して上昇が続くときもありますが、昨日の安値(③)以上の上昇はおまけと考えます。
※①からの上昇力がとても強いときには、③の昨日の安値まで上昇する可能性があります。そのときには、ターゲットを②から③に変更します。(強いローソク足のパターンが出るので、もう一段上まで保有します)
ターゲットを設定しますが、正確にターゲットでトレードを終えるのではなく、ターゲットの少し下の値でトレードを終えるようにします。ターゲットでは、多くの人が売りに出すと予測するので、売りにくくなる恐れがあるからです。
例2: 下ヒゲトレ当日、15分75MAがターゲットの候補
①:15分75MAを切って下落。一段下のサポートⓈにヒット。ここで上昇の気配が出れば、ロングエントリーする。
※サポートと上昇のタイミングが重要です。そして、サポートでのローソク足のパターンでエントリーの判断をします。
②:15分75MAは、ターゲットの第一候補である。ここは昨日の安値とほぼ同じ値である。
③:今日の高値は、ターゲットの最大値である。
※これ以上の上昇は期待しないようにします。もし上昇したら、ボーナスと考えます。
※今日の高値は、強いレジスタンスとなります。ここをターゲットの最大値とします。上昇力が強いときには、15分75MAを突破して今日の高値まで上昇するときがあります。
※①から③の上昇途中には、谷や山のレジスタンスがたくさん存在します。状況によっては、それらをターゲットにするのがよいです。状況とは、上昇の仕方があまり強くなかったり、市場全体が弱かったりして、下落しそうと判断したときです。
例3: 下ヒゲトレ当日、始値がターゲットの候補
①:15分足チャートの1本目、長い黒ローソク足で下落する。
②:サポートから白ローソク足下ヒゲで上昇シグナルとなる(サポートは省略)。ここでロングエントリーする。
③:上昇して①の始値にヒット。③の始値でトレードを終える。
※長い黒ローソク足の始値や高値はレジスタンスです。始値を突破して上昇する可能性がありますが、ここはターゲットの候補となります。
(一気に突破したなら、そのまま保有してもよいです)
例4: 下ヒゲトレ当日、長い黒ローソク足がターゲットの候補
①:15分足チャート、下ヒゲトレ当日の朝、まず下落が始まる。長い黒ローソク足で急落となる。
②:サポートⓈにヒットして、上昇の気配が出る。ここでロングエントリーする。
③:長い黒ローソク足の始値まで上昇。ここでトレードを終える。
※③の長い黒ローソク足の始値は、レジスタンスとなります
例5: 下ヒゲトレ当日、上昇波動3回目は、上昇が終わりと予測
①:下ヒゲトレ当日、サポートから上昇が始まる。(サポートは省略)
②:小さい波動だが、上昇5波でレジスタンスⓇにヒットする。ここでトレードを終える。
※②の後、更に上昇が続くことがありますが、まずは、②のレジスタンスをターゲットの候補にします。
※最大値は、今日の高値です。
例6: 下ヒゲトレ当日、次のレジスタンスがターゲットの例
①:下ヒゲトレ当日、朝は下落から始まる。そして、サポートにヒットして、小さい白ローソク足が出る。このローソク足は、上昇の気配である。ロングエントリーする。(サポートは省略)
②:Ⓡ1を突破する。
③:Ⓡ2まで上昇したら、利益確定する。
※①でロングエントリーするのですが、Ⓡ1がすぐ上にあります。Ⓡ1があまりにも近いときには、Ⓡ1を突破すると予測してロングエントリーします。そして、ターゲットをⓇ2とします。
※この日の最大値は、朝の高値(今日の高値)です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!