ロードマップってなに?【 #応援NFTアーティスト 】
こんにちは。カロンです。NFTアーティストの皆さんを応援しています。
今日はロードマップについて。NFTにおける「ロードマップ」ってことあるごとに話題になりますよね。
「NFTはロードマップが無いと売れない!」
「ロードマップってなに?」
「まぁロードマップなんかいらないよね…」
と言った具合に。まずはとにかく「ロードマップってなに?」というところから話をちゃんと始めたいと思います。
□そもそも「ロードマップ」ってなんですか?
まずこの話から始めましょう。ロード(道)のマップ(地図)、ですから普通にいえばまぁ「地図」ですよね。地図は地図なんですが、例えばプロジェクトで「ロードマップ」といった場合には「行程表」「進行計画案」という意味になります。
シンプルに申し上げますが「プロジェクトの具体的な目標を明確にし、それを達成するために何をどのように進めていくか」がわかるものです。
特に海外の投資家にとってNFTは「投資」です。つまり、プロジェクトに投資家として参加するためにまずいくら必要で、そのプロジェクトは何を目標にしており(メタバース参入?アニメ映画化?漫画を出版する?なんでもいいんですが)、それをいつまでに達成するつもりで、結果としてその投資に対するリターン(メリット、ぶっちゃけ「いくら儲かんねん」という話)は何か、がサクッとわかるものが「ロードマップ」です。
本当の意味のロードマップはそういうものです。
「そんなロードマップ作るの無理だよ…」と思われます?まぁ確かにそうですよね。更に「私のNFTにこれだけ投資してくれれば、これだけ儲かりますよ」って何も知らない人が個人で(例えば私が)言ったら「怪しい…」と思いません?そうですよね、怪しいですよね。なのでその点でも本当の、投資家が求めるようなロードマップって作りづらいと思うんです。
いま、日本の多くのNFTアーティストさん(主に個人で活動されている)が発表している「ロードマップ」と呼んでいるものは、はっきり言ってしまえば「リリーススケジュール」くらいじゃないですか?(批判していません、それは素晴らしいものだと思います)
「このコレクションでは合計50作品発表します、いま毎週火曜日にListします。最初はPolygonで…、その後にはEthereumで…、保有していただいたオーナーには毎月オーナー特典NFTをお送りします」のような。
それだけでもあればあったで楽しいと思います。自分がそれ作って楽しめるのであればぜひ作ればいいと思いますよ!
でも「ロードマップがあれば売れる/ロードマップが無いと売れない」というものではないと思います。私、買ってるコレクションでロードマップ気にせず買うことだってありますからね。絵を見て「すごい!」と思ってポチッと。そうやってNFTを買う人もたくさんいると思います。一方で、NFTのプロジェクトを見て、「へーこういうロードマップなんだ、面白そうだな」と思って買う人ももちろんいるでしょう。中には「ロードマップで言っていることはすごいけど、そもそもこの絵好きじゃない」と思って買わない、という人だっているはずです。
□具体的な目標を立てることに意味もあるでしょう、でも立てなくてもいいんです。
ロードマップの説明の際に、「プロジェクトの具体的な目標を明確にし、」と書きました。それをすることの意味もあると思いますよ。
「自分がNFTでどんな具体的な目標を達成したいのか、と考えたければ考えてもいいと思います。ただ「そんなのわからないよ…」って人もいると思います。だったらそれでいいと思います。思いついたときに思いついたものを書いてNFTとして売り出したっていいじゃないですか。実際それで売れている方もたくさんいらっしゃいます。
□ロードマップなんていらない?
世の中っていうのは基本的に正解はありません。何か一方のものが出たら「いや、そうじゃない」というものも出てきます。例えば「NFTはロードマップが大事!」という人がいれば「いや、ロードマップなんていらない!」という意見が出てきます。
最近のAZUKIという海外ビッグプロジェクトは「ロードマップはない、あるのはマインドマップだ」と言っています。
こちらの記事をご参照ください。
【miinのNFT辞典】AZUKI|知名度を獲得した高い技術力と今後の展開
「え?ロードマップのこともまだよく分かってないのに次はマインドマップ?」とか思わないでくださいね。
「マインドマップ」といういわば「手法」かなり昔からあるんです。でこの記事の中でAZUKIプロジェクトが言っているマインドマップは元からある「マインドマップ」とはちょっと違うものです。AZUKIが言っているのは「ガチガチじゃない、基本的なコンセプト」くらいなものでしょう。
□結局大事なことは…
まとめます。ロードマップを作りたければ作ればいいでしょう、作れない、イメージわかないのであれば無理する必要はないでしょう。
「ロードマップが作れない…」と悩むことって不毛だと思いますよ、はっきりいって私は。
結局大事なことは、
「あなたの作品をどうやったらわかりやすく多くの人に伝えられるか」ということなんです。
「絵だけ見てもらえば一発でわかる!」と思えるならロードマップなんていらないでしょう。どうやったらたくさんの人に絵を見てもらえるか、だけを考えればいいでしょうね。
「私の作品は絵を見ただけでは伝わりづらいんだよな…」と思うんであれば、何か方法を考えたほうがいいでしょうね。それは声やテキストかもしれません。あるいはロードマップかもしれません。
とにかく、多くの方はロードマップを作るためにNFTを始めたわけではないと思うんです。あなたは、あなたの作品を、多くの人の届けたくてNFTの世界に飛び込んだはずですよね。ロードマップはそのための手段だ、と私は思います。
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