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SlashのAliceNFTがすごいんではないか、という話。
AliceというNFTコレクションがありまして。今日はその話。NFA,DYOR.
そもそも「Slash」がすごい。
Slashというサービスがありまして。これがすごいんですよ。そのすごさはこの素晴らしい動画を見れば一発でわかります。
つまり自分がどのチェーンのどのトークンを持っていても、受け取り側に「お会計は100USDTです」と言われたらそれを送れる。自分が例えばPolygonのイーサしか持ってなかったとしても「100ドル(分のPolygonのイーサ)を送る」という指定の方法で送れる、と。便利ですね~。未来じゃん!!
それから最近はライフカードとの提携も発表され、暗号資産でVプリカギフトを購入できるようになりました。後述しますが、AliceNFTでもらった暗号資産を日本円にしてVプリカで普通にクレジットカード的に使うことが可能。すごい!!
これがまずSlashです。
AliceNFTとは?
で、そのSlashが出している公式NFTが「Alice」というコレクションです。Alice、Bob、Charlieといったキャラクターがいる、いわゆるPFP/ジェネラティブコレクションです。
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ちょうど1年前くらいにリリースされたとき、私もよく分かってなかったんですが「でもまぁSlashが出すんだからすごいんだろう」と思って3つミントしておきました。
そしてWalterという決してかっこよくはないキャラが3枚出て悔しかったわけですが。。(すぐに1枚売ってBobを手に入れました)
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その後、シーズン2がリリースされ、シーズン1のNFTに1枚ずつエアドロされました。私がもらった3枚、左からEllen、Dave、そしてTrent。かっこいいですな、特にEllen。
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このNFTが実はすごい、という話をします。
SVL
今年4月末、Slashから「SVL」というトークンが発行されました。それはAliceNFTホルダーにエアドロされました。シーズン1NFTには1体あたり56,841枚、シーズン2は1体あたり11,219枚、が配られました。配られた時に、SVL1枚あたりの価格は約0.5円。私は合計で204,180SVLをいただきました。これで約9万円いただいたということになります。これだけでラッキーという感じですね。
このSVL、現在発行から約2週間程度なんですが、かなり高騰していて今はなんと1枚約2円です。なんと私は約40万円分保有している、ということになります。もともとは最初に3枚をミント、0.09ETH×3しか払っていないのですが…。これだけでもう元は取れてしまっている、ということになります。(売りませんが)ありがとうございます。。
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ステーキング
そして、このSVL、もちろん売ってもいいんですがステーキング(預けること)ができるんです。更にこれがポイントなんですが、SVLは特定のNFTとセットにしないと預けられないんです。NFT自体にSVLを乗っけて、預ける、みたいなイメージです。
そして普通のNFTよりも特にAliceNFTとセットにすると10%、率がよくなる。お得ですね。
そして預けておくと毎週リワードとして追加でSVLがもらえます。
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今週、私がいただいたのは10,296SVL、約2万円分です。ありがとうございます。。更に私はこれをWalterにのっけて約30日、ステーキングしてみてます。(その間は引き出せない)
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このようにSVLがどんどん増えていく、という状態になっています。
※具体的なステーキング方法についてはこちらの記事に書きました。
なぜSVLがもらえるか?
このように説明していると「なんでSVLもらえるの?怪しくない?」と思われますよね。シンプルにいうと、Slashでお金を払ったりする際の手数料がこのリワードの原資になっています。冒頭にいった、例えば暗号資産をSlashを使ってVプリカにして、、というときなんかに手数料が関わるわけですがこれがステーキングしている人に分配されている、というイメージです。
つまり、Slashがどんどん使われれば使われるほど、このSVLのステーキング報酬が増える(はず)、ということになっています。
こういうのはいいですね。
ふと思うんですが、こういうエアドロ、とかステーキング報酬、とか他のプロジェクトではただたんにプロジェクトが資金調達した資金から出てる、ってこともあると思うんですよね…。それは一時は人が集まるしもらった人は喜ぶでしょうが…。いわばそれって「自分の足を食べてるタコ」みたいなもので絶対に長くは続かないですよね。
Slashはそうじゃないのがいいな、と。
ここからは私の妄想:NFTがどんどん貴重に…。
ここからは私の妄想です。本当にNFA,DYOR.としてお読みくださいね。まず、このAliceNFT、基本的にはEthereumチェーンなんですが、SVLをステーキングするためには、Mantleというネットワークに移す(ブリッジ)必要があります。Mantleというネットワークでもマーケットプレイスはあって、そこで売買は出来ますが、一度ブリッジしたらEthereumに戻すことは出来ません。EthereumにあったNFTはいわゆる「バーン」されて、無くなります。
例えばこちらが私が持っていたBobなんですがブリッジしたので今は持ち主も表示されなくなっています。コレクションの中でこの1678と検索しても出ません。当然取引も出来ません。
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一方で、ブリッジ先のマーケットプレイス「Element」ではもちろんちゃんと表示されます。
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例えばもともと200枚あったIvanというキャラクターはEthereum版は152枚に減っています。48枚がブリッジされた、ということです。
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つまり、言いたいことは、「どんどんEthereumのAliceNFTが減っていっている」ということです。一旦これ、頭に入れておいてくださいね。
さて、Mantleに持っていかれたAliceNFTですが、どうなるでしょうか?
私もそうですが、なぜMantleにブリッジするかというと、ステーキングしたいからです
・MantleネットワークでSVLをステーキングすると増える。
・しかしSVLをステーキングするためにはNFTが必要。
・他のSFTでも出来るが、AliceNFTにステーキングすると率がいい。
・そのためにはMantleネットワークにAliceNFTを持っていく必要がある。
ということです。
そしてMantleに持ってきたAliceNFTをステーキング(つまり、シンプルにいうとロック)します。こうなると普通はロック期間(長くて2年)は動かさない、売りませんよね?
・EthereumのNFTがどんどん減っていく。
・MantleのNFTはロックされてて売りに出されない。
こうなると、EthereumにあるAliceNFTは値が上がると思いませんか?
投資助言じゃないですよ~、あくまで私の妄想ですからね~。
なんだか私は漫画「カイジ」の限定ジャンケンの最終局面を思い出しました。あのときってじゃんけんカードがどんどん運営によって捨てられて値が上がりましたよね?
うむ、、、どうなりますかね?? まぁ注目する価値があるんじゃないかなと思います。
ステーキングされたSVLごと、NFTとして取引できる。
ちなみに、このステーキングされたNFT。売りに出すことは可能です。例えば(わかりやすいように日本円で言いますが)、10万円分ステーキングされたNFTがあるとします。これを売ったり誰かに渡してしまうと、そのステーキングされた10万円ごと、権利が移ります。
例えばその10万円は2年間ロックされていて、2年間持っていれば20万円に増えるとしましょう。しかし、持っている人が急にお金が必要になったとします。どうします? 10万円はもうロックしているから2年間取り出せません。
「10万円ステーキングされたNFTを、11万円で買ってくれないか?」ということだって起こり得るでしょう。だって持ち主はすぐにお金が必要なんですから。いや、下手したら「いますぐ買ってくれるなら9万円でいい」とまでいうかも知れませんね。だって、すぐお金が必要だから。
そして買う方は11万円が2年後に20万円になる可能性がある(もちろん途中でSVLの価格ががくんと下ることだってありえます)んですから。
うーん、これは面白いですね…。
大事なこと:なんたって「名前」が面白い
ということで、AliceNFT、注目なんですが、私がもう一つ「面白いなぁ」と思うのはキャラクターの名前なんですね。
例えばメインのキャラクターである「アリスとボブ」だけでも知っている人は「あ、あれね」と思うようです。私は知識がなかったんですが…。
暗号通信の世界、インターネットの教科書なんかでは「アリスがボブに情報を送るとするとき…」みたいな言い方がよくされるそうです。「AさんがBさんに送るとき…」というより擬人化されたほうがわかりやすいからでしょうね。
日本でもほら、「花子さんが太郎さんと一緒に八百屋さんにいきました…」みたいな言い方ってするじゃないですか。それと同じで「アリスがボブに情報を送るとき、」みたいな言い方をすると。
なるほど。ここからAliceNFTのキャラクターの名前が取られているんですね。
このパターンではだいたいマロリーが「盗聴者」なんだそうです。
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これがAliceNFTのマロリー。うーん、こんなにかわいいのにねぇ…。
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他にもこんなことが載っていました。
・キャロル (Carol) やチャーリー (Charlie) は、通信における第3の当事者である。デイヴ (Dave) は、第4の当事者であり、以下同様にエレン (Ellen)、フランク (Frank) と続く。
・トレント (Trent) は、信頼された調停者 (trusted arbitrator) で、中立の第三者であり、議論しているプロトコルにしたがって、実際の役目は異なる。
トレント。
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信頼された調停者…、中立の第三者…。。なるほど。。
Alice ホワイトペーパーにはそれぞれのキャラクターの設定が書いてありますのでよろしければぜひ。面白いですよ。
そしてこれを読むとまだ出てきていないキャラクターがいることがわかります。シーズン1のNFTを持っていると、シーズン2のキャラクターNFTがもらえました。もしかしたらシーズン3リリースのときも…。。
まだNFTにはなっていないキャラクター「マチルダ」。「アリスとボブ」のwikiによれば「マチルダ (Matilda) は、商人 (merchant) である。電子商取引や金融関係で使われる。」だそうです。
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追記:名前については別記事を書きました。
ということで!これから楽しみです!Slash&Alice!