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長崎平和宣言
一人一人は微力ではあっても無力ではない
長崎を最後の被爆地に
「原爆を作る人々よ!
しばし手を休め 眼をとじ給え」
という長崎の詩人・福田須磨子さんの詩から始まった鈴木市長の長崎平和宣言文。
ド頭から打たれました。
(しかし今回は聞かせたいそいつらが居ない、というのはアレだけど)
日本の権力者たちがあからさまに世界に屈していく中で、少なくとも私たちよりも政治的な力のある立場の人が世界に屈する事なく自分を貫きこの日を迎えた事は本当に希望だと思う。
その判断にどれだけの平和を願う人達、原爆で辛い思いをした人達が救われただろうと思う。
目にする事が絶望ばかりだったけれど、救われた気持ちになりました。
今回の広島と長崎の平和記念式典は今までで一番考えさせられたと思います。
広島の対応も、最初はどうなんだとは思ったけど、県知事のスピーチは姿勢のブレを感じない力強く素晴らしい内容だったし、希望がなくなったわけではないと思った。
本当に屈したわけではないのだなと思った。
それはそうだろうな、世界の圧力との戦いは容易ではないのも分かる。
難しい事であるのは分かる。
でも、今回の長崎市長の判断は平和を心から願う日本人たちは本当に勇気づけられたと思う。
G7、EU、自国政府からも圧力をかけられていたのに翻さなかった。
小さな島国でのひとつの市の市長が世界の圧力に屈しなかった。
そんな人の放つ言葉は重く強く響きました。
「平和をつくる人々よ!
一人ひとりは微力であっても、無力ではありません。
私たち地球市民が声を上げ、力を合わせれば、今の難局を乗り越えることができる。
国境や宗教、人種、性別、世代などの違いを超えて知恵を出し合い、つながり合えば、私たちは思い描く未来を実現することができる。
長崎は、そう強く信じています。」
鈴木市長、ありがとうございました。
希望を持ってこれからも平和を願い続けます。