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LGBTQ向けバーの店長経験談

こんばんは。アララギです。

今夜は躁状態なのか混合状態なのか
分かりませんが
なんだか苛立つ気持ちが強めなので
文体に現れていたらすみません。
あと、
内容分けて書くかもです。

ちなみに
私個人の見解です。
LGBTQバーの経営者や
店長、店子さんが
みーんなおんなじことを
思っているわけではありませんので
悪しからず!

LGBTQ向けバーとは?

今は
いわゆるセクマイバーって
地方にも増えてきていますよね。
新宿二丁目、関東圏の聖地感は
ずっと変わってませんが。

レズビアン、ゲイ、バイセクシャル
トランスジェンダー、クィア(クエスチョン)
略してLGBTQと呼称するのは
最近だと当事者でなくとも
耳にした事はあると思います。

もっと複雑な種類いっぱいありますが
キリが無いので・・・

数十年前の界隈からすると
かなりオープンになってきているとは
思います。
つまり生きやすくはなってきているとは
思います。

タレントやドラァグクイーン
女装家、モデル、YouTubeによる発信・・・
など
先人たちの存在や尽力もあり
同性婚はいまだ日本では認められていませんが
パートナーシップの導入や
行政書士さんに依頼して作成してもらう公的証書など
増えてきていますよね。

そもそも相手ありきの恋愛なので
相手との出会い
個人の問題
交際の継続・・・など
それ以前のお話にもなっちゃうんですが。

なんとなく偏見ぽい表現になってしまうのですが
女性の方が男性よりも
恋愛・性的対象に偏見が無い
どちらかというとバイセクシャルな方が
多いイメージです。
なのに
レズビアンやバイセクシャルな方って
メディアに出ることは少ないんですよね。

出会い向けアプリの内容を聞いても頷けます。
女性の方が
まあ、元からの人間の本能からだと
思うのですが慎重な方が多いんです。
なんの為の出会い向けアプリだよ!って
思うのですが
そもそも
同志がいるってだけで
安心して過ごせる場所でもあるんですよね。
そういうアプリ内とか
バーって。

あとは身バレを心配に感じている方が
圧倒的に多かったです。
特にお堅い職に就かれている方など。
それから
コミュニケーション力に自信が無い方や
精神疾患を抱えている方、
アプリ内で性別を偽っている方も
多々居たらしくやはり
慎重な女性が
多かったですね。

決して都会では無いので
ぶっちゃけ
毎日オープンして人ほんとにくるの?
売上立つの?って不安はありました。

※うちのバーがオープンするまでは
週1営業のレズバー?MIXバーがありました。
いつもはそこはゲイバーでしたが
間借り営業していたんですよね。
そのレズバーは毎回満員御礼でした。
週1のみっていう珍しさと
東北に初めてのレズバーって珍しさと
諸々人気の要因があったんだと思います。
そこのママから
バーオープンの際に色々ノウハウを
教えて頂きました。
他店様との付き合い方とか、
コミュニティって
水商売は大事です。

週1営業のレズバーは
(今更ですがレズって呼ぶか
ビアンって呼ぶかでも
差別用語になる云々があるらしいですが
知らん!レズバーって呼称します)
3年ぐらい営業して
元々の母体のゲイバーが閉店と同時に
閉店してしまったんです。

その閉店の流れで
お客様が次どこで集まって
お話したり出会ったりしたらいいの?
という困惑の中
同時期に開店したのがうちのバーでした。

バーと私の存在意義

ニーズに応えつつ
オーナーと店長の私の趣向とを
両立するにはどうしたらいいか。

オーナーと私は
どちらかというと
同性愛者当事者だけど
ガッチガチに女性の中からしか
選びたくない!出会いだけを目的とする場所にしたくない!
っていう趣向があったんです。
だから
文化的な交流もできる様に
こんな趣味の人集まれ!
ってイベントを月1、2で設けつつ
出会いのイベントもしようってことで
営業していました。

精神疾患当事者同士や
セクマイ当事者同士、
変態界隈当事者同士
同じ趣味界隈同士でも
そうですが
当事者同士の方が
変なエゴがあったりして
ぶつかり合ったりしませんか?

下心とか
否定心とかだけではなくて
自己主張したり
情報収集したり
意見交換したりする場所に
したかったんです。

6年営業して閉店に至ったバーでしたが
毎晩
自分の体調や機嫌に関わらず
お客様にたったひとりで向き合い
(途中からバイトちゃんも入ってくれたのですが)
自分なりに
自分だからこその
この店だからこその
ヒントや答えに繋がる会話を
こなしてきたつもりです。
ぶっちゃけ辛い時の方が多かったです。

マンツーマンで話を3時間ぐらいして
コーヒー1杯の売上だったとしても
初対面の方にも緊張感を与えないように
したりして
帰り際に

「誰でもいいから話を聞いてほしかったんです」

と言われることが多々ありました。
ご本人は傷付けるつもりで言ってるわけじゃない
そんなのわかっています。
けれど
私の存在意義がわからない
価値を見失う瞬間
たくさんありました。

誰でもいいから、かあ・・・

いわゆる水商売は
当時交際していたパートナーからも
良く思われていませんでした。
生活リズムも異なるし
すれ違うし
ただおしゃべりして遊んでるみたいな
そう見えていたかもしれないです。

それでも
いいご縁はたくさんありましたし、
いまも優しく在ってくれる方々も
居ます。

それに何より
辛いことも
経験に変わりはないのです。
人間として成長できた
体感できたのなら
それ以上の財産はない。

いいお客さまの為に
店の存続が必要、
でも
私の頑張りが弱かったのか
お金へのがめつさが足りなかったのか
出会いイベントをしても
毎度同じメンバーで出会いが無い
将来性を個人個人が考えられなくなったのか
分かりませんが
地方で存続させるには
限界を感じたんです。

新規のお客様も
いらしてましたし
6年もやっていれば
常連さんも、店の認知度も
SNSのフォロワーなども
それなりに居ました。
観光で立ち寄って下さったお客様も
海外のお客様も
いつの間にか
増えていました。

ただし
オーナーが経営する本業の
お店の方に
こちらの売上の低迷や
人件費が食い込むようになってきてしまったんです。
迷惑をかけるわけにはいきませんでした。

それにコロナ禍によって
SNSで離客しないように
遠隔営業するなど試行錯誤しましたが
コロナ禍で飲食店が
先に叩かれてしまったのは
地方でも同じでした。


次回は
個人名などプライバシーを
守りつつ
お客様エピソードなど
書けたらいいなと思います。

最後までご覧いただき
ありがとうございました。

またよかったらお会いしましょう。


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