【ネタバレなし】僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクストの感想【ダークマイト】
ヒロアカの最新映画を観に行ったので極力ネタバレなしのふわっと感想を述べていきます
それでも嫌な方はこっからすぐにページを戻ってくださいな
人によったらネタバレを観てから映画観にいくスタイルの方もいるようですね。
筆者はアニメ版の体育祭編から興味を持って見始めた。
能力者系の群像劇が好きだったり、戦場のヴァルキュリアのようなユニットそれぞれにエピソードがあるシミュレーションゲームも好きなので刺さった一作だ。
まとめ記事も読んでいたのだが、ヒロアカは他のジャンプ作品よりも揚げ足の取られ方が尋常じゃなかった印象を受ける。ネーミングセンスとか説明の仕方が微妙なようで粘着質に言われたいた。
だが、そんなアンチの声も力に変えデク含めヒーローたちが積み上げてきた努力がどんどんつながっていくカタルシスは爽快だった。
ヒーローではない一般人もヒーローに救われ、誰かを救うヒーローになっていくという構造は、
正体を隠して戦うかつての孤高のヒーロー像を覆した一作と思う
結論:観たほうがいい?見ろや!!
もうここまできて観ないのはないでしょ。
特に最終決戦中のホクホクな時期に観たほうが気持ちも熱いと思います。
見ろや君も見ろやって言ってますよ。
反面、原作を知らない勢には、少しだけ話がわからないと思いますが知らなくても観られて楽しいです。
あとデクくん、今はバチクソに強いです。
過程を知ったらもっと好きになれます。
主人公のデクくんはぱっと見チート個性ですが、いろんな背景があって今に至るんです。
ずっと憧れてたヒーローになるためにずっと研究してきた熱い漢です。ぜひ漫画やアニメを観てくださいね
初日に行ったが、盛況
自分は仕事帰りに映画館によって観にいきました
劇場はほぼ満席
レイトショーだったのでちびっこはほぼいませんでした
個人的にテレビもYouTubeの映画の新作PVも観ないので、CMが新鮮だった。キャプテン・アメリカのCMが目がチカチカした。光過敏大丈夫かしら。
映画感想:ダークマイトよ、最終決戦前に何してくれとんじゃい。ダークマイト様万歳
単行本は最終決戦の決着。そしてジャンプ本誌も今月で最終回
となると、この映画が最期に目にするヴィランかもしれない
しかもこの映画、正史でまさにアニメも単行本も最終決戦前
しっかりと目に焼き付けないと
うん、自分のことをオールマイトだと思っている迷惑系おじさんでした
こんなところで疲弊している場合じゃないのに、こんな傍迷惑なおっさんの対応に追われるヒーローってマジで社会人してますわ
『鬼滅の刃』で例えるなら、柱稽古編の終盤で煉獄杏寿郎のそっくりさんが外国から突如襲来し「オレがエンバシラを受け継ぐ!オマエタチはキサツタイ失格だぁ!ココロを燃やせぇ!」と解釈違いなこと言って炭治郎に襲ってくる。
『呪術廻戦』なら渋谷事変前に「俺が五条悟だ」って、コスプレした痩せ型のお兄さんが全く関係ない術式で戦ってくる。
そんくらい良い意味でアニメオリジナルなヴィランでした。
本編のヴィラン連合は規模もでかくなってきたので、まさに原点回帰な小物界の大物として相応しいヴィランだった。
その薄っぺらさが魅力的なダークマイトさん
自分のことをオールマイトと思っているおじさん
日サロ行ってそう
パッと見で偽物ってわかる絶妙な顔
ヒロアカ界のウタ・・・?
オールマイトに感化され、失われた力の象徴を世界にもたらそうと来日した方です
完全に解釈違いのにわかファンである
予告宣伝通り、終始薄っぺらさの擬人化で美しかった。
まだ見てない方は是非彼の個性がなんなのかを想像してみてください
個性の弱点は正直「ああ、たしかにその攻撃には弱いな」と納得しましたし、最終決戦としては整合性が取れてて思わず心の中で拍手
よくある原作ありきのアニメ映画オリジナルヴィランとして、既存キャラの2Pカラーというのは無難なデザインである
しかしながら本編の最終決戦前に電撃来日して引っ掻き回すというヒーローサイドもヴィランサイドにも傍迷惑なやつである。
これで映画の収入的にズッコケても、大受けしてもダークマイトのせいにできるので皮肉なヴィランである。
なんか既視感のある個性持ちが多かった
こちらもふわっと話しますが、オリジナルキャラたちの個性が、原作キャラの絶妙な互換性と他作品の能力者っぽい闇鍋セットに仕上がってました。「ほら、オマージュしたぞ?楽しめよ」って感じじゃなくて意図せずに仕上がった感じがしました。
幻影の個性持ちはケミィと鬼滅の刃の魘夢っぽかった。
オリキャラのジュリオが素敵すぎる
ダーク♂マイトのインパクトが強すぎてノーマークというか興味のなかったジュリオ。
なんかポッと出のモブくらいに思ってましたが、CV宮野真守でそんなわけないよなぁ!
義手・隻眼・ギザ歯・執事・丁寧語で罵倒と乙女ゲーの属性フルセットのような方でした
彼の個性がなんなのかも是非予想しながら観てください
反面、アンナはピーチ姫ポジであんまり活躍はなかった
物語自体は王道でシンプル
・新たな象徴として日本を力で屈服させにきたダークマイトさんと愉快な仲間たち
・さらわれたお嬢様を助けたいジュリオ
・それを助けて勝つヒーローたち
構造自体はシンプルで難しいことは無いのでエンタメとして楽しめます
本編が闇深い戦いの連続だったからこういう小物退治はスカッとするし、平成アニメ映画って感じで面白かったです
ちゃんとヒーローが助ける人として活躍していて、ジュリオに華を持たせるのはよかった
反面、前作のようにデクくんとロディ(ゲストキャラ)の友情やA組の大活躍はあんまりないので注意されたし。
普遍的なヒーロー活動をテーマにしている印象でした。
とはいえ無個性がヒーローになれるか?という本編の主題と繋がりがしっかりあってアッサリ塩味でしたが良いエンディングだったと思います。
戦闘シーンは圧巻の作画
作画カロリーはあいかわらず最高でした
ダークマイト戦以外にも他のキャラが戦うシーンあるので楽しんでください
負傷しながら戦ってきたデクくんがちゃんと五体満足で皆んなと並んで戦ってるのってシンプルに感動
ただ戦闘をもう少し増やして欲しかった
序盤のダツゴク戦の作画がとても良く「こういうのでいいんだよ」を地でいく。だからこそA組の強くなった姿を映画で観たかったなぁと。
結局、デク・かっちゃん・轟くん・常闇くんのパワー系4トップが活躍する構図。
A組も戦闘シーンや活躍はありましたが、前作・前前作よりかは地味め。もうちょいA組の活躍が見たかったのが贅沢な残念ポイント。
戦闘以外のシーンはちょっと冗長
背景が映るシーンや探索パート、人物の掛け合いが長い割にあんまり意味を持ってない感じがありました
映画の予算だからできるのか、ぬるぬる作画なんですけど「そこいる?」ってシーンはちょこちょこありました
轟くんたちの「夢」に泣いた
A組がそれぞれ理想の夢を見るシーンがあるのですが、轟くん・飯田くん・障子くんの夢がね、重いんよ。
反面、他のキャラは平和。なんというか愛されて育ったんだなと。
梅雨ちゃんの夢は可愛かった。
※塾講師をしていたからわかるのですが、闇深い家庭育ちのお子さんは夢や理想が切ないんよ。
A組の活躍はほぼなし
全員を平等に活躍させるのはなかなか厳しそうな印象でした
前前作でもうやっちゃったし。
でも本編の関係で皆んな覚悟が決まってたから頼もしかったよ
そしていつものように口田と葉隠さんはほぼ活躍なし
なんなら口田メタの舞台だったでしょあそこ。
本編で見せ場あるからもうちょい待ちましょう
なお、青山に関しては察してください
プロヒーロー+αもちょこっと活躍
わかってます。ヒロアカってプロヒーローも魅力的なんですよ
一品料理レベルで活躍しますのでご安心を
めっちゃ個人的にはアニメ版の最終決戦で少しで良いからジュリオたちが登場してくれたら泣けますね。
今までのオリキャラも原作本に登場してましたし。(ロディで泣いた)
主題歌は『ホムンクルス』by Vaundy
Vaundy氏の曲の中ではかなりロック調で、MVの感じも「ヒロアカ」っぽくなかった。タイトルも『ホムンクルス』???🤔
ヒント
アニメ制作:ボンズ
ダークマイトの個性『〇〇』
あっ・・・(察し)
小ネタが難しいんじゃ。でも気づいたら面白いです。
特典漫画は観終わってから読むべし
1ページ目、裏表紙にも注意書きがあるのですが
設定資料やキャラの個性のネタバレが載っていて映画前に読んじゃうと絶対興醒めしますのでご注意されたし
終わりに:久しぶりにアニメ映画で何も考えずに楽しめた
物語は王道展開、戦闘シーンもぬるぬる、深い考察はいらないと平成時代のジャンプアニオリ映画って感じで楽しめました
もうちょい考察とか緩急を求めてた人、デクとオリキャラとの友情を見たかった人には惜しいかもしれません
楽しんだあとはね、最終決戦で思いっきり泣こうじゃないか
助けて勝つ、勝って助けるって良い言葉ですよね
編集後記:漫画41巻を読んで
堀越先生、最終決戦を描いているとき息をしてなかったんだとか
創作に懸ける思い、その絵のパワーから伝わりずっと涙が止まらなかった
自分、息してるかわからんくらいに、ブログ書いたことあったっけ?
本気でSEO対策して「読んでもらう文章」を書き切ったことあったけ?
誰の心を救う情報を提供したことあったっけ?
映画特典の作者コメントでも泣かされましたし、心にスマッシュされました
「頑張ります」まじで頑張ります
頑張れって感じのデクくん、応援してます
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