住めば都
私の住む場所の道路挟んで反対側に、お年寄りの女性が住んでいることにある時気づきました。時々家族が来たり、デイサービスの車が来たりしているのがたまに見えたりしました。私も遠方に母が一人暮らししているので、こういうのが目に入ると自然とこの家のことが気になっていました。
先日、たまたまゴミ出しのついでに歩いていたところ、その方が外に出て出掛ける準備をしているようだったので声をかけてみました。コーチングでコミュニケーションを学んだおかげか、そもそも自分がオバチャンと言われる年代になりそういうことができるようになったからか、、、。
夏の大雨でその道路が冠水したこともあり、この道路沿いに長く住んでいる方に過去どうだったかを聞きたいというのが主な目的だったのですが。
その方、耳が遠くてあまりスムーズに会話はできなかったのですが、
この道路は大雨で冠水することは過去あったけれどそれほど深刻なレベルではないのよ、
このエリアは過去大きな地震も大きな風の影響もあまり受けることがなかった地域なのよ、
大丈夫よ、安心して住んでね、と。
50年くらい前にここに来た時は数軒住宅があるくらいで、なーんにもなかったのに、今は夢のようだわ、
と今はびっしり住宅が立ち並ぶこの地域を懐かしく振り返りながら、ご自身の事なども懐かしそうにお話ししてくれました。
その間、「あぁ、住めば都なのね♡」と納得できました。
自分を振り返っても、住んでいたところはいつもまぁ満足していたし、懐かしく良い思い出として思い出されるし。そして、当たり前だけれど住まない地域についてはほとんど知ることも無いし。
はてさて、女性のお話がなかなか途切れなくてどうしようかと思っていたら、ちょうど病院のお迎えが来たようだったのでタイミングよく会話も終われたし、その女性の歴史をちょっと共有させてもらえる時間となりました。