かるーい西洋史を桐生操で
さっき有料記事を投稿したけど、私も人生そろそろなんでね。ここで全部デトックスしちゃおうと思ってるんよ。
本日は、桐生操先生をご紹介。とはいっても、これはお二人で使われているペンネームなのです。お二人ともそれぞれパリ大学、リヨン大学で学ばれた才媛。人物評伝や歴史の知られざるエピソードを紹介する作品が多いかな。
こういうところから歴史を見ると、かなり興味が持てるので歴史が苦手な女子高生あたりには特におススメしたい。
桐生操先生の作品で一番有名なのは「本当は恐ろしいグリム童話」かな。250万部も売り上げたミリオンセラーらしいで。
確かに、それまで、こんな感じで童話の裏話を書いた人っていなかったから、この後あほほどこの手の作品が出てきたよね・・・ほんとアホほど、ピンからキリまで。桐生先生も終盤ネタ切れっぽかったな(語り口がいっきにつまんなくなったもの)ただ、最初のほうは面白いのでおススメです。
桐生先生はシリーズものも多くて、私が一番繰り返し読んだのが「やんごとなき」シリーズ
中世のお姫様たちの暮らしエピソードをたくさん詰め込んだもの。
小6のときにスイスのレマン湖にあるシヨン城で、一番興味があったのが「トイレ」だったというくらいには変態な私としては、シモの話は大好物なのだった。でも、そんなことばっかり覚えてて、肝心な「年表」はさっぱりだったけど
でね、このシリーズ6巻もあんのよ。でも、まあ、なんというか「同じエピソードなんじゃ?」とか手抜きもみえるんで、外たれの口パクみたいな?
ただ最初の「トイレ」は面白いのでぜひ、残りはお任せします。
2人で書いているからなのか、この方も多作よね・・・
桐生操大全シリーズってのもあってね。これは、もう完全に大人向けなんだけど、エログロ満載ですわ。ただ、どこかで聞いたような?読んだような?あれ?澁澤様から?とか思うことも多々あり。
ただ、やっぱりどれもエピソードものなので、ちょっとした時間で読めるし、御大層な思想とかさ、考察がないので、気軽に読めるという点では最高よ、どれも。これは合本ですが、1冊でも買えるので、気になるテーマを読んでみては?小説とか書く人にはネタになる気がするわよ。
最後にいろんな歴史上のいわば悪人をまとめた本。悪人とはいうものの、それは、その時の状況や時代の価値観で見かたが変わるものではある。
Unlimitedなので、これを読んでみてもいいとは思う。
ただねえ、姫君の話のほうが面白いからね。