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猫好きにはたまらない・・・

はい、今日は、漫画です。
「猫奥」です。
知っとる?
けっこう人気が出たからご存じの方もいるかもれないなとか思いつつ。
よしながふみの男女逆転「大奥」のシリアスさと真逆
こちらは、至極平和な「猫がいる生活」的大奥。
ただし、もちろん、両方史実みたいなのは絡めているせいで、同じ人物なのにえらいことイメージ違うなとかそういうのはあります。
ただ、そういうのも面白いよね。

大奥では、生涯独身で過ごす人も多かったわけで、色々な生き物が飼われていたとか。(「大奥」でも金魚飼ってましたね。)その中でも猫がたいそう人気ということで、猫ミニケーションみたいな・・・飲み二ケーションならぬ。出世のために上司に取り入る材料としても利用されるにゃんこ。
また、この山村東先生が描く猫というのが、顔はふてぶてしいんだけど、もふもふ具合がすごくいいのよ・・・可愛い。
そんな大奥にあって、出世頭の滝山だけは、猫を飼っておりません。
でも、本人は、もうマジで猫好きなんだけど、本来の真面目な性格が災いし、若い時に「猫嫌い」として誤解されたままなんですね。
「猫おおおおおおお」と思いながら、おおっぴらに猫を愛でる同僚や部下を眺めてます。まあ、なんやかやで、なんとなく滝山の猫好きは、オープンになっていくんですが、それでも10巻(最新)でもまだまったく知られていません。
この滝山の猫愛が本当に素晴らしいのよ!!すっごい堅物なのに、猫デレがひどくて「ふ」と笑ってしまう。
猫好きにはもう共感しかなくて、滝山のジレンマにすごく同情しちゃったりして。ちょっと嫌な同僚いたりするんだけど、そんなに悪い人じゃなくて、とにかく、物語が全体的に「平和」。
へんなロマンスもないし、猫がしゃべったりもしない。とにかく「猫」が好きなんじゃ!という主張をしつづけるだけの江戸の生活です。
大奥の行事とか、生活も丁寧に描かれるし、なんだろう、まったく毒がないのよね・・・
よしながふみ「大奥」みたいに号泣したり、感情の揺れはまったくない。
むしろ、心がささくれたときに読むと「癒される」そんな猫漫画です。
猫をもふりたくなる。(私は、猫好きで猫を飼ってましたが、猫アレ持ちです。今は、猫なし生活中)


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