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一期一会

今日は "The book of ICHIGO ICHIE"という本のパート1(The Beauty of Impermanence)を読んだ。難しい英単語だらけで全然分からなかったが、本が伝えたい概要は理解できた。

そもそも一期一会とは一回一回の出会いを大切にしようという意味だ。同じものは繰り返さない。例えば毎日同じ場所に向かっていたとしても時が過ぎているので人は年を取っているし、そもそも場所が変わる事だってある。

" Someday, we will all die, Snoopy!"
"True, but on all the other days, we will not."

The Book of ICHIGO ICHIE, p15

この言葉が引用されていたのだが、面白いと思った。チャーリーブラウンがスヌーピーにいつか私たちみんな死ぬよと言った所、スヌーピーがそれは本当だけど、それ以外のすべての日は死ぬ訳ではないよと返している。いつか死ぬか分からないからその日以外のすべての日の一瞬一瞬を大切に生きる必要がある。

開花 and 満開


花見


また日本の桜の花見という文化には一期一会が詰まっているという。桜が咲くとみんなで花見をしてその時を楽しみ、桜が散る時でさえもその美しさを感じる。花吹雪という言葉さえある。

満開


人々が満開(大成)するには1万時間の法則のように長い時間の努力と犠牲を払わなければならない。しかしただ1万時間努力するだけではいけない。最初に自分が情熱があり興味がある事を見つける事が必要だ。見つけた後は、他の人の期待は気にせず、自分の情に耳を傾ける。そしてその道に我慢強く居続ける。満開の時が来るまで。
本質に辿り着くためには不必要な事を取り除かないといけない。本質にこそ美しさと力が宿る。それを達成するには精神的な忍耐、根性が必要になる。


遅すぎる事はない


新しい事を始めるのに遅すぎる事はない。どんな年齢でも新しいスタートを切れる。毎日を素晴らしいものにしたいのならば自分がしている事に勇気を持たなければならない。



今、私たちはどこにいるのか


今を生きている人は周りを見渡しても少ない。考えがあちらこちらにいって、今この瞬間を見失っている。また考えだけでなく感情に
振り回されている事もある。怒り、悲しみ、怯えは典型的なものだ。怒り、悲しみは過去に囚われ、怯えは未来に囚われている。幸せという感情だけが今を生きているという感覚を与えてくれる。また幸せには二種類あり、理由があるものと理由がないものだ。例えば、テストで100点を取った時や試合でゴールを決めた時に幸せなのは理由がある場合だし、家族の有難さに気づくことなどは内面から浮き出てくる理由なしの幸せだろう。

自分が今どこにいるか


自分が今どこにいるかを知るには感情を時間に置き換える事でしる事ができる。怒りを感じた時は過去から現在に「戻れ!」と言う。悲しみを感じた時は過去から「目覚めろ!」と言う。恐れを感じた時は未来から「戻れ!」と言う。


座禅

座禅は日本独自の瞑想である。座禅をする時は何も考えない。何も考えない事を考えるといった方が適切であろうか。座禅をする事で過去や未来でない「今」に触れる事が出来る。座禅は今を生きる事を感じる事が出来る。

座禅が教えてくれる8つのこと


1. ただ座って何が起こるか観察する
ただひたすら今に集中し、その瞬間を掴み取る。
2. その瞬間を自分の最期であるかのように味わう
幸せを先延ばしにせず今を味わう。
3. 乱心を取り除く
二兎を追う者は一兎をも得ずということわざもあるように多くを欲しがらない事が重要である。
4. 不必要な事から自分を脱却する
人は時に積む必要のないものまで抱え込んでいる事がある。本質以外は手放して楽になろう。
5.自分の友達になろう
他の人と比べる事なく自分がこの世界で唯一であり、特別である事に気づこう。
6.不完全を祝おう
失敗はあなたが完璧でない事の証明ではなく、あなたが難しい事に挑戦したというサインである。
7. 思いやりを学ぼう
相手にしてあげられる事は何か考えて与えられるものは全て与えよう。
8. 自分の期待を取り払おう
自分に期待する事は今が未来に置き換わっているということだ。今に集中しよう。


ドゥッカともののあわれ

ドゥッカ


ドゥッカとは自分の思い通りにいかないことという意味だ。人々はドゥッカを受けいれるのではなく戦い避けようとする。それから逃れた、つまり現実逃避した人々に向けて社会はビデオゲームやSNSなど様々なものを用意している。そこに呑まれ今を生きていない人が多くいる。初めは予測できない事が様々起こり痛みを感じるのは仕方がない事が、次からは予測ができる。痛みは避けられないが苦しみは選択できる。痛みを学べばすべては良い経験になる。つまり、初めの痛みによって感情を取り乱さる事によって自分を苦しめるのはなく、学ぶ事によって人生を明るく生きる事が出来る。

もののあわれ


物の哀れとは物事に触れる事によっておこるしみじみとした情緒や気分の事である。物事の本質である、すべてのものは無常であるという事をよく表した言葉だ。物事をすべての力を注いで観察する事が大切だ。


時間の密度

始まりでは少しだけしか違わなかった事も最終的には完全に異なるものになる。最終結果は分からないが今この瞬間は確実に最終結果に影響を与える価値がある。物事は待っているだけでは変わらない。積極的な態度と正しい決断によってこそ物事をよい方向に変える事が出来る。最終結果が悪い結果だったとしてもそれを受け入れポジティブな態度でいると次の結果に繋がっていく。

偶然


偶然によって人生が変わる事もある。スティーブジョブズがいっていたようにその時には偶然に見えても後から見れば点と点が繋がって線になっている事があるのだ。偶然に多く出会うには選択する時に自分の意思ではなくさいころに任せてみるのも一手だ。完全にランダムになる事で自分が知らなかった世界が広がる事もある。

偶然に出会うには


先程も偶然に出会うにはでさいころを振ると良いで書いたがその他にも方法はある。
1. 周りで起こっている事に目を向ける
偶然は意外と近い所で起こるものだ。普段気づかなかったものに目を向けてみる事で何か発見する事があるかもしれない。
2. 日記をつける
これも1と同じような事だが、いつもは気にしていない事に目を向けてみる事が大切だ。
3. 創造的な人と話す
創造的な人と話す事によって自分が今まで考えたこともないような考えを聞く事ができ、新しい視点を得られる。
4. 瞑想を練習する
瞑想をする事で自分が気づかなかった内面に気づく事が出来るかもしれない。



Part1の要点をすべて書き終わりました。今までで一番の文字量になりました。ここまで読んでくれた方には感謝します。また間違いなどがあったら指摘お願いします。

ありがとうございました。
一期一会の②と③が出来たので下に貼っておきます。


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