なんというか

運動不足解消とストレス発散にとして週1で行ってるボクシングジムに中性的な女子学生が入会してきた。

先週からそのことはチラッと耳にしていて、ボクシングする女の子だから、経験者なのか?とかまあまあ初回だし、アイスブレイク的な会話ができたら良し、そんで仲良く鍛え合う同士として練習できたらいいなぐらい思っていたんだけど、実際に会ってみると掴みどころの無さそうな雰囲気だった。

髪型は今流行りのセンターパート(以後センパと呼ぶことにしよう)で挨拶も素っ気ない感じで、新しいコミュニティに入って緊張しているのかなと思って、僕はどこかで会話の糸口を探って、仲良くなろうと企んでいた。

でもいざ始まっても、なかなか話せる雰囲気ではなくて、ただ黙々とメニューをこなすタイプらしく、このままでは会話の糸口すら探れないまま終わりそうだと勘づいたので、自分から適当な会話をしてみようという作戦に切り替えた。

メニューとメニューの合間の休憩の時間を狙って、センパに
「サンドバッグ打ってて拳痛くなったりせえへん?」
と問いただしてみた。
これは自分自身も経験があるのだか、調べてみると初心者特有の痛みらしくパンチの打ち方が悪く、サンドバッグやミット打ちで拳を痛めることがあるらしい。
「大丈夫です。前に手首が痛くなったぐらいで」
前回に体験入会してたようだ。
可愛げの無い返事だった。
そこからボクシング経験7ヶ月目の知識をババッと即座に打つ。
「なんでボクシングやろうと思ったの?」
「トレーナーってさ現役プレーヤーなの知ってた?」

それらに対してセンパは
「暇だったので」
「前の体験の時聞きました」
ちょっとは私とお話ししようとしてくれませんかね?
あっさり返事されてしまって、その後は私が一方的に喋っていて、センパはそれを聞いていただけという寂しい時間となり、休憩の時間は終わり、それから会話をすることはなかった。

それにしても掴みどころなさすぎです。まだ何一つ糸口掴めてませんて。こういう会話シャットダウンです!と言ってるような人が苦手だけど、これから少しずつ共通点を見つけていつか会話できる、いや最終的に仲良くなるまで行こう。

センパは、髪型とか一人称が僕なのとか、引っかかるところは色々あるんだけど、それらは一旦置いといて自分が、そうならないために自己啓発本読んで話し方を学ぶとしようと思った日だった。

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