【文書量削減】物事が滞留するほどの物語

タイトルで遊んでしまいました。
内容はシステム化すれば済むというものではなく、いかに切り落とすかというもの。

その最たるものが、引継書である。今までのクレーム対応の結果であろうその引継書には、細かなルールが書かれている。「◯日以内に」という期限や手順は、マナーや守れれば他の人が楽だろうなと思う反面、生け贄となった人の苦労は隠されてしまっている。先人たちは、自らを苦しめるこの引継書をどのような思いで作成していたのだろう。

今回、先人たちの労力には敬意を払いつつ、大幅に削減している。無論、意味もなく捨てているわけではない。時代が変わったのだ。PTAもボランティアだから、教頭先生も「無理のない範囲で」と保護者への負担に対して、気を遣われている。そして、PTA会長も「続けられる活動、続けたくなる活動を」と訴えている。

この膨大な引継書の一文一文には数々のトラブルが発端となっていて、様々なドラマがあっただろうが、今はもう謎の作業として残り、いや作業として手が付けられているものは幸せで、読みきれない文章を困ったときに参照し、新たなトラブルの遠因ともなっている。

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